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8の扉 デヴァイ
泣いてるように 叫べ
しおりを挟む馬鹿みたいに 泣いて
馬鹿みたいに 叫んで
馬鹿みたいに 訴えて きたんだ
ずっと。
どうして分からないんだろうか
どうして
目の前すら 見ないんだろうか
こんなに こんなに この世は
美しくて
満ちて 与えられていて
こんなにも
私達に 慈悲深いのに。
何処を見ているの?
何を 見ている
誰を気にして
何処へ 向かっているの
ゴールは 何処にも無いんだよ
外には 無いの
ある 場所は
自分の一番 近く
近過ぎて見えない いつも 共に在る
そう 自分の真ん中 にしか
無いんだ
何故?
どうして?
そんな こと
止めて 奪っても
どんなに 独り占めしても
それは あなたのものには ならない
世界に何も なくなったとしても
この世に なんにも なくなったとしても
在る 有るのは 自分だけ
そこに あなたが在るのなら
なんにもなくとも 全部 ある
そういうことなの
「本当の こと」は。
早く 気付いて
もう 時間がない
私達は 奪い過ぎた
荒らし 過ぎた
使い過ぎ 汚し過ぎた
まだ
もしかして
今 なら。
間に合うかも知れない
わからないけど
でも。
光は。
まだ 空に 見えるから。
早く 気が付いて
上を 見上げて?
待っているから あなたの ことを。
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