透明の「扉」を開けて

美黎

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5の扉 ラピスグラウンド

神殿の扉と出発準備

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んん?ちょっと、よく見えない。

思ったよりも広そうなその部屋は、廊下と同じように薄暗い。
大きな窓から漏れる光にキラキラと埃の粒が舞うのを見て、普段は誰も入らない部屋である事が分かる。
なんだろうな…。
何の、気配もないのだ。生き物は勿論、生活の気配、モノの気配。使われている気配がなく、ただ「そこに在る」もの。凡そ生活してる建物の中とは思えない、その雰囲気。急に、別世界に来たような気分になって自らの二の腕を掴む。何というか、遺跡でも見ているような気分だ。
そうだ。それに、近い。

自分の例えに満足して、ぐるりと部屋の中を見渡す。
ふむふむ。なんも、ないね?


その部屋は確かに何もない部屋だった。
入ってきた扉から右の壁に大きな窓があり、高い位置から掛かるカーテンの隙間から光が入っている。その明かりだけで見る部屋は薄暗く、しかし静謐な空気が漂っていて不思議と怖い感じは一切無い。
ただ、静かだ。

何故か気焔とソフィアは私の背後に立っていて、部屋の奥へは入ろうとしない。2、3歩前に出た私は二人を振り返ろうとくるりと回って「あ」と言った。
視界に、無視出来ない、見覚えのあり過ぎるものが入ったからだ。

「また、これか…。」

そう、つい口から漏れた言葉の原因はあの、ピエロだった。

ええ~。アイツだよね、これ…。でもな?ちょっと、色が違うな?いや?同じかな?
絶妙な色合わせでエローラが気分を悪くしたシャットのピエロ。しかしここのピエロは幾分マイルドになっている気がするけど、少し暗い所為だろうか。気のせい、かな??
あー。でも、アレだ、暖色が入ってないんだ。

シャットのピエロは確か紫とオレンジと緑と、黄…そんな感じだった。今度のヤツはオレンジが、無い。黄色も青味がかった黄色で、紫や濃い緑の中に青が入ったそのピエロは何だか纏まりが出てしまって落ち着いた人形になっている。あの、ピエロの様な毒々しさが無いのだ。
「なんだかつまんないな?」ついついそう思ってしまうくらいだ。
でもやっぱり綺麗過ぎて怖いな…?
衣装以外は同じなので、とてもよく出来たその機械の顔をまじまじと見る。でも、あまり近づきたく無いので気焔の袖を握りながらだけど。

そう、ピエロは私達が入ってきた扉の、すぐ横に立っていた。だから入った時は気が付かなったんだ。

しかしそのピエロを加えたとしても凡そ、生の気配がしないその部屋は一体どうやって私達を移動させる部屋なのだろうか。見たところ、床には魔法陣も、大きな石も、見えない。
その疑問まで行き着いて、ソフィアを見た。
きっと、ソフィアも私がそこに行き着いたのが分かったのだろう、部屋の中央まで進む。
そうしてそこで立ち止まり、私達を手招きした。

ソフィアの位置まで進むと、丁度窓から差し込む光の向こう側に来た形だ。今迄ぼんやりとしていた部屋の奥が見えて、正面の壁に大きな絵が掛けられている事に気がつく。

「大きい絵…………。」

所謂、肖像画というやつだろうか。
私が実際には見たことの無いような大きさのその絵は、白髪のおじいさんの絵だ。物凄く豪華な金縁の額に入れられたその絵に、私の中の何かが引っかかった。
長くて白い髪、同じような髭、丸眼鏡の奥の瞳は金…………。金?

パッとソフィアの顔を見る。
まさか?これって?

「そうね。そう、言われているわ。最も私はラピスの人間だから、真偽の程は分からないけれど。」

やっぱり。
私の頭の中はぐるぐるして、修復室での会話がポンと出てくる。聞いた筈だ。
その、フローレスの言葉を思い出す。

「長く白い髪に金の瞳、眼鏡をかけていて豪華なビロードの服」

もう一度しっかり、大きな絵を観察する。
確かに、ビロードっぽい服だな………魔法使いっぽいし………うーん?白くて長い髪なんてありがちじゃない?いや、でもそうだ。金の瞳が無いんだよ………。
でも、なんでこれが、ここに???

「それは私には分からないんだけどね…。推測だけど、この人を、神として崇めているんじゃないかしら?」

「え…?」

この?魔法使いのおじいちゃんが、神?

でも確かにフローレスは「神の一族」と言っていた。本当に神かどうかは別として、彼等はそう、思っているかもしれないのだ。
だから?これに、祈るって事?

ソフィアが言うには、「そんな気配」がするらしい。
ラピスには神としてみんなが崇めるような存在は無いけれど、家の人形神に気配が似ているそうだ。それは、沢山の人に祈られているからじゃないか、と言う。

うーん。祈られてるのか…………。


私が腕組みをして、その絵と睨めっこをしている、その時。

「依る!」

気焔が突然叫んで私をヒョイと抱えて跳んだ。丁度入り口の前まで。

「んん?」
「大丈夫?ごめんなさい、そうね…。そうかもしれない。油断してたわ……。」

ん?なに?どうしたの?


ソフィアも焦る中、気焔が「?」な私に指したのはさっきまで立っていた部屋の中央。その、上だ。
天井に浮かび上がり、光っているのはシャットのあの部屋で見た、魔法陣。もっと複雑な紋様になっている気がするけど、まぁ似た感じのものだ。
しかしそれは、すぐにパッと消えてしまい、後にはさっきと同じ静かな空間だけが残った。

「そこまで思い至らなかったわ。ごめんなさいね?」
「いや、仕方がない。依るだからな。」

また仲良いな…………。
そんな事を考えていたら、どうやら顔に出ていたらしい。気焔がちょっとムッとしながら私の両腕を掴んだ。ちょっと痛い。

「これは石だ。」
「え?」

ヒソヒソと気焔が言うには、ソフィアが代々受け継いでいる石は勿論気焔と話せるらしく、物知りのようだ。どうやら藍に癒される事で、不思議と自分の石と少し同化しているらしいソフィアは、良い協力者らしい。
ああ。だからこの雰囲気なんだ。

きっと、良い波動を持ついい石なのだろう。
ソフィアの柔らかい雰囲気と今迄の行動が腑に落ちて、なんだかスッキリする。うん?スッキリ?

「とりあえず、出ましょうか。」

そう言ったソフィアの後について、とりあえずは部屋を出る事にした。先頭に立って扉を押すソフィアに気焔に手を引かれついて行く。

横目でチラリとピエロを見ると、ここのピエロの目はやっぱり、灰色だった。




ソフィアにホールで待っている様に言われて少し待つ。
フェアバンクスの所に行ったのだろう、これ幸いと左右にある大きな扉と飾り棚、壁紙の細かい紋様等、見たい物が沢山ある私は早速近くで見ようと歩き出した所、首根っこを掴まれる。
ぐっ。
ちょ、大事にしてるんじゃなかった?!

「大人しくしておれ。まだ、油断出来ない。」

そう言った気焔の視線の先は、中央の階段から降りて来るフェアバンクスとグロッタに向けられていた。
あら。全然気が付かなかった…。

「ハーシェルによろしく伝えておいてくれ。」

それだけ言うと、フェアバンクスは気焔にチラッと目をやり、気焔は私の背中を押す。ソフィアが見送りに出て来ないので少し心配だったが、きっと私は早く帰った方がいいのだろう。
そう、この場の雰囲気を察して素直に玄関扉へ向かった。



まだ、昼前で丁度冬の一日では明るい時間帯。
外へ出てからは足早に歩く気焔に手を引かれるまま、ボーッと歩く。
結局、顔を見せに行っただけ、みたいになっちゃったけど大丈夫かな?グロッシュラーに行く手配をしてくれたって言ってた。ウイントフークさんも知ってるのかな?

チラリと振り返って見た中央屋敷は相変わらず青く綺麗で、いつか見た白い小さなシンの姿をつい、探してしまった。
勿論、窓には誰の影も見えなかったのだけど。





「ねえ?気焔、どこ行くの?」

途中で道が違う事に気が付いた私は気焔の手を引っ張る。まだ早足で歩いている彼は、振り向かずにこう答えた。

「いつもの所だ。」

ん?じゃあウイントフークさんの所かな?
とりあえず何か意図があって向かっているのだから、気焔に任せておくしかない。そのまま坂道を下りながら、さっきの扉の事をつらつらと考えていた。

グロッシュラーか…。ソフィアの石が言うには、元々はもっと違う感じだったって事だよね?
しかも「神殿だった」って。神殿が、普通に住んでる所に変わっちゃったとか?全く、読めない。
レナが言う、灰色の世界と、神殿、負のエネルギー…。
でも「変わった」という事は、前は良かったって事だよね?どうして………あ、負のエネルギーが溜まったのか。何か、「負のエネルギーが溜まる」って、前にハーシェルさんが言ってた「ラピスが良くなってきてる」っていうのと反対って事だよね…。

なんとなく、想像してしまった。
負のエネルギーがどんどん溜まって、ラピスも暗くなり、白の森が侵食して街も、森も…………。


「ああ、待ってたぞ。」

ウイントフークの声で、我に返った。驚いた事に、私はウイントフークの家に入った事にも気が付いていなかったようだ。
なんて事!そんなに酷いかな?!ちょっと、まずくない?

自分の「ボーッとしてる具合」に愕然としていると、聞き覚えのある声が背後で、する。
もしかして………え?誰?


振り向いた所に立っていたのは、少し癖のある髪を一つに束ねた、男の人だ。前髪が長くて、目の色は確認出来ない。その人は、気焔と普通に喋っているのだけど、なんだか仲が良さそう…………?

「よお。」

そんな適当な挨拶で前髪をペロッと上げ、瞳を見せたのは、なんとレシフェだった。

「え?なんで?髪??いつ来たの??」
「ああ、髪は一応な。グロッシュラーに行くなら変装しないといかん。お前とお揃いだな?」
「いやいや……そういう事じゃなくて…。え?………でもそうか。」

レシフェはグロッシュラーを出奔した様な形になっている筈だ。確かにそのまま戻る訳にはいかないだろう。でも変装とかで、何とかなるの?しかも、どこに住んだりとか…。

そう、向こうでの生活がどの様な形態になるのか全く私は知らない。それも、聞いておかなくてはならない。気焔はレシフェが来ている事を知っていて連れてきたのだろう。
そのまま私達は向こうに行ってからの作戦会議をする事に、なった。


「レナは置いてきちゃってるけど、大丈夫かな…?」
「そうは言ってもお前、言えない事が多過ぎるだろ。聞いたぞ?」
「え。まさか、アレですか?」

振り向いて小部屋から出てきたウイントフークに訊く。

「そりゃお前、こいつに言わないとか無理だろう。」

そう、あっさりウイントフークに言われたが、大丈夫だろうか。ハーシェルとウイントフークは、もう私の家族みたいなものだ。だから、話した。でもレシフェは…知ってしまって、大丈夫なのだろうか。
少し心配になってレシフェを見上げる。レシフェはそんな私の言いたい事が分かるのだろう、いつもと同じ、言葉をくれる。

「だから。いつも言ってるだろう。「お前のやりたいようにやればいい」と。………しかしこれでお前が「ただの予言の少女」じゃ無くなったな?まあ、やる事は変わらないから、俺らが「お前を利用してるかもしれない」という罪悪感を持たなくても良くなった気がするという特典が付いた、という事にしておこう。」

なにそれ。訳わかんない。
いつも、シレッとしているレシフェが私に対してそんな事を思っていたなんて、全く気が付かなかった。よく分からない言い回しでニヤッとしているが、彼なりに気にしていたのかもしれない。

そうか。考え方を変えれば、完全に、私は当事者になったのだ。この問題の。

急に「そのこと」に関しての現実味がグッと増して心臓がドキリとする。
だって、きっとウイントフークが修正した計画は「私を上手く使った」計画になっているに違いないのだ。

無意識に、気焔の服を握っていたらしい。
隣で「あまり脅かすな」と言ういつもの声を聞いて、少し落ち着いた。
うん、一応本部長も血も涙も無い計画は立てないと思う…多分。

なんだか怖い想像は先送りにして、私はフェアバンクスが言っていた手配の事を聞く事にした。
そう、聞いておかなければいけない事は沢山あるのだ。



「ハーシェルがその辺は色々頼んである。」

そう一言で済ませたウイントフークは、私とレシフェに向こうでの身分とやらを順に説明する。
レシフェは話を聞いて幾つか質問し、すんなり自分がどうすればいいのか分かったようだが、グロッシュラーについての情報が殆ど無い私は聞いても意味が、よく解らなかった。
だって、神官とか上級、下級、それまたその中での黄、赤、茶、青の色分け、貴石の云々。
正直途中、全然聞いてなかった。何となく、把握した所でそれよりも「神官」というワードが気になってしまったのだ。やはり、グロッシュラーは神殿なのだと分かり、考え込む。

でも、今は神殿じゃなくなったの?だって灰色の世界なんだよね?

神殿なんて言うと、イメージするのは白だ。
すっきりと清廉とした静かな、雰囲気。
しかしレナから聞くのは良くないイメージが多いし、実際レシフェだっていい所だったらこんな事になっていないだろう。
うーん。神官とやらが沢山いるのに、負のイメージかぁ。全く、分からない。神殿で、神官と名のつく人達がいるけれど、全く別の施設とか?

一人でぐるぐるしていたけど、ウイントフークとレシフェの話が終わった事に気が付き、レシフェに訊いてみる。実際、居た人に聞く方が早い筈だ。

「ねえ、グロッシュラーはどういう所なの?神殿なんだよね?その、神官とやらは何をしてるの?」

レシフェは私の疑問を聞いて、腕組みをして考え始めた。また、どう話すか考えているのだろう。時折ウイントフークに確認しているのが気になる。もう……全部教えてくれてもいいじゃん。
二人を見ながらそうヤキモキしていると、レシフェは私にソファーに座るよう勧め、自分も向かい側に座る。ウイントフークがお茶を持ってきてくれて、気焔はいつもの壁際。
いつもの、話をするスタイルに落ち着いた。さて、どんな話が出て来るのかな?
緊張と、ワクワクと、でも落ち込まないように少し気合も入れて座る。だって、新しい世界がとんでもなく悲しい世界だったりしたら、嫌だ。
そんな事を考えている私をお構いなしに、レシフェはまたザックリズバッと、話し出した。


「結論から言うと、今は、人の欲望の場所だ。」

え?欲望?…………でも「今は」?

「あそこはデヴァイから溢れたものが暮らした、神殿だ。始めは、そうだったらしい。」


ウイントフークとレシフェが調べた所によると、人数が増えたデヴァイを広げる為に移り住んだ人々がグロッシュラーの始まりだったらしい。
グロッシュラーの造りが「祈り」を捧げるのに丁度良かった為、段々と祈りを捧げたり、まじないを強化したりするのに使われるようになり、一時は栄えたようだ。
しかし最盛期より人数が減ったデヴァイは、今ではまじない力が低いものを送り自分達の僕のように使う為にグロッシュラーに住ませる者を選別しているらしい。それだけでなく、他の扉からまじない力が高い者を拐って、自分達の為に力を貯めていると言うのだ。

「………何の為に?力を貯めているの?」
「それが、箱舟計画だ。」

………以前から、チラチラと出ていた、このワード。「箱舟計画」。


ノアの方舟と何か関係があるのだろうか。
確か前にレシフェがそんなような事、言ってた気が…………?
目線をレシフェに、戻す。

「そう、俺が暴れてた時箱舟を奪って使うって言ってただろう?そういう事だ。奴等は予言がその通りになり、世界が滅びに向かう事を恐れた。逃げる方法をずっと昔から考えてたんだろうな?自分達だけが、な………。」
「お前もこの前、移動したから分かると思うが所謂、人を乗せて飛ぶ、乗り物だ。恐ろしい量のまじないが必要になる。それを、まぁ祈らせて石に力を貯めたり、力の強いヤツを使って船を効率よくまじない道具で造ったり、強い石を奪って集めたり…。まあ汚い事は大概やってる。」

そんな、サラッと「大概やってる」とか言わないでよ?
二人が話した事を、私の頭の中で整理する。
そして足りない部分を埋める為、幾つか質問をする。グロッシュラーを、私なりに掴む為だ。やはり、敵を把握して勝負に臨まなければならない。
うん?敵?もう既に悪い所認定しちゃってるじゃん…。

「あの…仕切ってるのは、誰なんですか?偉い人、いますよね?それってやっぱり…?」
「ああ。デヴァイから派遣されている。」

そう言ってレシフェは、私が覚えられなそうな名前の元上司の事を、話し出した。




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