透明の「扉」を開けて

美黎

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6の扉 シャット

それぞれの、服

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実は、困った事になった。

私は姫様の靴を見つけて履き替えてから、実はそれしか履いていない。いや、違う靴を履こうとした事もある。でも、違う靴を履くとパッと姫様の靴に変わってしまうのだ。
例えば部屋の中でルームシューズを履く、とかは大丈夫。でも、いざ出かけようと思うとちゃんと姫様の靴に勝手になるのだ。

それと同じ事がまさかの服でも、起こった。
あの、可愛らしい服。常時それを身に付ける事になってしまった、私の居た堪れなさよ…………。

いや、みんなは何も言わないよ?可愛いって言ってくれるよ??でもさ、でもさぁ~。あるじゃん、自分の中の何か。何だかちぐはぐな、あの感じ。恥ずかしいんだよおおおぉぉぉぉ~!

でも、ちょっと、気が付いた事がある。
私の作った服は、着られるのだ。多分、セフィラの作った生地だからじゃないかと思っている。
とにかく、他に着れるものを見つけた私は基本、自分が作ったワンピース、たまに気分転換で姫様の服、とローテーションする事に、した。でもお別れパーティーで自分の服をみんなと合わせて初披露するつもりなので、それまでは基本姫様の服一択…。早急に着替えを作ることにしたのは言うまでもない。


元々、作っていた他の服は生地が違うから着替えると姫様の服に、戻る。だからあの綸子生地でいくつかワンピースやスカートを作る事にして、また私のせいでパーティーは延び延びになっていた。

「特に急いで帰る必要も無いから、大丈夫よ。」

そう、エローラは言ってくれてまぁ少し気が楽になった。あとはレナだけど、レナは結局シンに魅力のまじないも教わる事にしたらしい。
レナは取っている授業が少ないので、店の準備以外は時間があるとかで、この前「フフッ。」と怪しい笑みを浮かべながら報告してくれた。
確かに、魅力のまじないは気になるけど、レナがマスターしたら教えてもらおうっと。
何だか私には向いてなさそうな予感がビシビシするけれど。


そんな制作の合間に、私は出来上がった服をシンに着てもらおうと探していた。
いや、呼んだら早いんだろうけど一応ね…。あんまりパッパと出たり消えたりするなと、ウイントフークに言われたと聞いている。確かにね。
私達、新入生の間ではもうシンは何となく普通じゃないのはバレてると思うけど、一応建前上、ね。

でも、まじないの教室にも居なくて「そういえばあの人の部屋、どこだろう?」と思った所で、バッタリ、教室の前の廊下で会った。
何だかシンにバッタリ会うのが、変な感じ。

「何だか、久しぶりだね?」

私がそう言うと、シンは軽く頷いて「まぁ、ちょっと…な。」とニヤッとして言った。
ん?「譲って…」って何?
イマイチよく分からないけどとりあえず、私の目的は試着だ。それでピッタリだったらお別れパーティーに着て来てもらうつもり。私達でお揃いにするんだ!

「ねえ、シンの部屋ってあるの?」
「そりゃ。…しかし、いいのか?気焔には?」
「ううん、言ってないけど?シンの所なら大丈夫でしょう?」

なんかちょっと微笑ってるけど。大丈夫だよね?どっちかの所にいれば安全だし??

そうしてシンは私を自分の部屋に案内してくれる。意外な事に、シンの部屋はモンセラットの研究室があるビルの地下だった。基本的にまじない系の教師の部屋はそこに集まっているらしく、レシフェが例外なんだそうだ。
ふぅん。誰だ、特別扱いをしてるのは?でも便利なんだけどね、あの位置の部屋。

地下はシュツットガルトのところに似ていて、エレベーターさんを(ここは女の子だった)下りると、少し暗い廊下に出る。何故かモンセラットの所ではいつも階段だったよね…?と思いつつも、シンについて行った。
そのまま歩くと、すぐにシンの部屋に着いた。まじないの教師は基本少ない様でモンセラットなんかはあそこに殆ど住んでるし、あまり使われてないらしい。地下に一人とか、怖いじゃん…。
チラリとシンを見上げて、でもこの人には怖いなんて無縁なんだろうなぁとは思うけど。

なにかを、怖いと思う事なんて有るのだろうか。
ふと、興味が湧いた。

暗い廊下の途中、茶色の扉を開けた。

あら。
その部屋はレシフェの部屋に似てちょっと応接室っぽくなっている書斎だ。多分、造りは同じなのかあの扉は奥へ行く扉であろう。

奥は寝室かな?
レシフェの部屋は臙脂系の調度品や壁紙だけど、シンの部屋は茶と黄土っぽい感じの色合い。渋い辛子色のようなソファーがオシャレだ。
教師の部屋は髪色は関係ないみたいだね…。
まぁ紫原だったらとっても落ち着かないけど。

シンは私をソファーに座る様、促すと手に持っている包みを指す。
やっぱり、気が付いてた。
服については何も話していないのに、どうして分かったんだろう?気焔に何か聞いたのかな?

そうしてシンは私から包みを受け取ると、奥の扉へ消えた。
とりあえずそのまま、部屋の中を眺めて待つ。でも、何にも無いな、この部屋。何だか気焔の部屋に似てる…………。
シン、とした部屋の中をぐるりと見渡しやっぱりな、と思う。
そう、生活感が無いのだ。まぁ、多分あの人も石だしね…。

シンは、私がグロッシュラーに行ったらどうするんだろう。ふと、思う。
でも、その質問を彼に向けるのは愚問な気がして今迄訊かずに、いた。
だって…………。だよねぇ?何かそれをわざわざ訊くのもねぇ?でも行って居なかったらショックだな…。
それはそれで。

そんな事を考えていると、扉の開く音がする。

「!」

現れたシンは私の予想を超える、出来だった。




うわぁ…………。いい!サイコー!超、いい!
カメラ欲しいぃぃぃぃぃ!!!

綸子の地紋がキラリと浮かび上がる、上衣。
背が高いので地紋の縦葉の紋様が映えること。
下衣の赤も瞳の色にピッタリだ。キラリと光る金糸が意外と主張して、でも見える分量は少ないから品がいい。
これ、下に履いてるパンツの裾絞ったら完全に宮司さんだな…………。いや、でもこの色。何かの神様だよね…………。
神秘的な青味がかった紫の長い髪、赤の瞳。
白い綸子の上衣からチラリと覗く、瞳と同じ赤。
そして、フェアバンクスから貰ったまるで神具のような腰紐。

いやいやいやいやいや。
私、よくやった。
完璧。



しばらく、腕組みをして一人頷いていた。
シンから突っ込まれるまで。

「して。…心は決まったのか?」
「え?心?」

パチクリしてシンを見る。
さっき迄と、雰囲気が明らかに違う。
え?なになに?心?決まる?なんの?
私には全く心当たりが、無い。でもシンの様子から大事な事なんだというのは、分かる。
えー?分からない。でも、適当に答える事じゃ無いよね。
??

その様子を見て、シンは何やら考えていたが「気焔?」と気焔を呼んだ。

パッと現れた気焔はシンの格好を見て少し驚いた顔をし、その後私を見る。
何かちょっと、怒ってる?でも、シンの所ならいいんじゃ無いの?
何も言われてないけど怒られた気分になって、心がズシンと重くなる。

徐ろに、シンが気焔に言った。

「何も言わないのか?」
「…………。」
「まあ、任せるが?」

何だろう、この感じ。この、言い方。
なんだか気焔がシンに虐められている気がして、無意識に立ち上がって気焔の側に行っていた。服を掴んで、金の瞳を見上げる。大丈夫かな…………。

「大丈夫だと思うがな?」

シンがまたそう言って、ちょっと挑戦的な笑みを浮かべている。やっぱり、虐めてる。
そう思った私は「帰ろう?」と気焔の袖を引っ張って、シンを振り返ると「似合ってて、良かった。またね。」と言って気焔の手を引いて部屋を出た。






物凄、空気、重いんですけど。
なに?私、どうするべき?
何となく、引いた手を離せなくて、でもそのまま背後も振り向けなくて廊下を歩いて、エレベーターさんに乗る。
ん?ちょっと待てよ?ここってモンセラットのビルだから………そこから上に行って?まじない棟に行って?ウィールを通って?

あれ?帰れる気が、しない。

いつも誰かと一緒、もしくは気焔に任せっきりの私。まさかの迷子?いやいや…………。
仕方ない。お願いするしか、ない。
思い切って、振り返る。すると、「怒ってるのかな?」と思っていた気焔は案外普通の顔で「行くぞ?」と言い、先にエレベーターさんから下りたのだった。




そのまま帰り道にお昼ご飯を食堂で食べていた。
何となく、二人とも無言…………。気まずくは無いけど、何かな…。

「あ、ヨル。」

その時私を見つけてやって来たのはエローラとシャルムだった。

食堂の入り口で会ったと言う二人は、トレーを持って私達の席に座る。シャルムは二人の方がいいんじゃないかな…?
しかしエローラは、人の事にはスルドイし興味もあるのに自分の事には鈍い様だ。私的には始めからシャルムはエローラが気になっていると思っているが、全く気が付いている様子が無い。
シャルムはちょっと私を見て目配せしたので、きっとここでいいのだろう。でも、実はシャルムは「私達二人にお願いがある」と話を切り出した。

「僕が作った生地を見て欲しいんだ。」

「え?生地?」

何ですかその、魅力的なお誘い。
私はエローラと顔を見合わせて、頷いた。勿論、エローラの瞳もキラキしている。

「シャルムの生地も、もう出来たの?」
「うん。少し厚みのある生地と、光沢のある生地、あとは織りで紋様を表現したものが出来たんだ。何に加工すれば最適か、女性視点が欲しいと思って。それと一緒に提出したいんだ。」

工芸系は課題提出が必須だ。大体が売り物を作る事を学ぶので、それが製品として成り立つのか、安全性はどうかなどチェックが厳しい。
シャルムはそれを何に加工するのが最適か、きちんとレポートも付けて提出したいらしい。自分が考えて作った目的と、私達実際生地を扱う者の意見の違いも知りたいようだ。確かにそれは、私も興味がある…チラリと横を見るとやっぱりエローラも。

「部屋にサンプルがあるから、この後どう?」
「行く行く!」

あ。
勿論、すぐにノリノリで返事をしたけど忘れてたよ…隣の…うん、一緒に行くなら大丈夫そうね?
気焔はチロリとあの目を一瞬見せたけど、すぐに茶の瞳に戻って仕方のないような顔で頷いた。
まあ、止められない事は分かっているだろう。うん。





「私、男子フロア初めて。」

エローラの言葉に頷きながら、私は気焔の部屋に来た時の事を思い出していた。
シンの部屋も、気焔の部屋も…何にも無い部屋はやっぱり寂しい。まぁ、先生の部屋は寮よりかは大分マシだったけどね…。
そう思いつつ、シャルムの部屋に招かれて入る。

「ホントだ…………。」
「わぁ。落ち着いてるね?」
「男の部屋なんて、こんなものじゃないかな?」

二人の会話とはズレた発言の私。
何が「ホント」なのかと言うと前に気焔が言っていた、「壁紙の色と髪の色が同じ」というものだ。シャルムの部屋は、彼と同じ濃い目の茶色。家具の所々に瞳と同じグリーンが使われていて、センスがいい落ち着いた部屋になっている。
茶色もいいよね…………。

シャルムとエローラは楽しそうに部屋を探検していて、私はそばにいる気焔にコソコソ話だ。

「本当に同じだね………道理で。」

そう、この前私が一段明るくなってから部屋の壁も勿論、白っぽくなった。白っぽい水色ベースに腰壁の少し濃い水色。なかなかいい感じになっている。気焔はあまり人を招きたくないみたいだったけど、私がいなくなった後の面会で女子はみんな部屋に入った。でもやっぱり、気が付く人はいない。だって髪留めがあれば私の髪はグレーだし、瞳だって茶色だ。よっぽどの事情通で無ければ、気が付かないだろう。現に、この前ウイントフーク達が来た時も誰も気が付かなかった。
私はそれがリンクしている事に気が付いた気焔の方が凄いと思っている。

フムフム言いながら一人頷いていると「ヨル?」とエローラに呼ばれ、振り返ると既にテーブルには生地が並んでいた。



「わあ~。」
「これってどうやって出来てるの?」
「糸を切ってね…。」

凄い。シャルムの用意していた生地は三種類。
一つはサテンっぽい厚みのある光沢の生地。姫様の服に似てるね…今着てるけど。シャルムも気が付いているんだろう、「これ似てるよね」と話しかけてくる。触りたそうにちょっと手を伸ばそうとしたけど、気焔の方をチラリと見て諦めたみたい。あっちを見なくても分かるけど、あまり友達にその目をするのやめて欲しい。何だか私も、気まずい。

もう一つは凄いと思った、生地。多分ビロードだ。こっちの世界での名前は知らないけど、サテンより厚いから物凄く重い。「どれどれ」と手触りを確かめようとしたら、「!」ってなったもん。現代物はやっぱり繊維が違うのだろう。もしかしたら化繊が多いのかもしれない。
これは滅茶苦茶あったかそうだし、重厚感あるからお屋敷の…何だろうな??
やっぱりソファーかな…。天蓋ベッドのあれもいいな…。

「ヨル。これ見て。」
「これはまた…………。」

三つ目。エローラの口も開いていた、その生地はシャルムが言った通り織物なんだけど私が使った綸子のように薄くて地紋がある、という感じの生地だ。織り方を変えたストライプの中に、花や小鳥など自然のモチーフが可愛く並んでいる。
柄がある線と無い線のメリハリ、織られている柄の細かさよ。技術もさることながら、センスが、いい。この動植物を入れる所とか、性格の良さが滲んでるよね………。

そう思いつつ二人で口々にどの生地も褒めていると、顔を赤くしたシャルムが「そろそろ意見を聞いていいかな?」と言ってきた。
ごめん、私達二人揃うとこうなるんだよ…。きっと知ってると思うけど。


「これは絶対カーテン。」「思った!」
「これはねぇ…重ねてもいいと思うんだよね。冬場のさ、調度品周りとか天蓋とか。でも金持ちの家に限られるわね。」「生地自体がね…だって絶対高いよ…。」
「こっちのがまだ一般使い出来るかな。」「そうそう、私の服に似てるでしょ?」「確かに。張りがあるから私も使い勝手良さそう。」「と思う。ボリュームあるスカートとか、綺麗にシルエット出そうだよね…………」


多分、しばらくこの調子だったんだと思う。
何だかいい匂いがして、ふと目をやると壁際の机でシャルムが気焔にお茶を出していた。そういえばこの二人は、二人きりだと何を話すんだろう?もしかして耐えられなくてお茶出してるとかじゃないよね?
チラリと気まずい予感が頭を過ったけど、シャルムは何だか楽しそうに気焔に話しかけているのを見て、ホッとした。随分放置してしまったので、一旦声をかけたほうがいいだろう。
エローラを振り返ると、生地を手に取って何やら真剣に計算をしている。何だろう?買い取るのかな??

「ごめんね?」
そう言いながら二人のところへ行くとシャルムはいい笑顔でこう答える。

「いや、大分意見が聞けたから良かったよ。でも気焔くんがあれかと思って今、お茶にしたところ。」
「まあ、いつもの事だ。」

うん。何だか大丈夫みたいだね。

そのままシャルムはエローラに声を掛けに行き、逆に捕まっている。多分さっき考えてた事を早速聞いているぽいエローラは、やはり生地の値段を聞いてマデイラに交渉するか真剣に考えているようだ。

「これはラピスに無いからね…。」
「僕もそう思って作ったんだ。寒い期間が短いからあまり厚手の生地がないけど、需要はあると思うんだよね…。」
「そう!女性は絶対思ってる!」

何だか盛り上がってるな………。邪魔しちゃいけないよね?フフ。

チラリと気焔を見ると、気焔も「知ってる」みたいな顔して頷くので、そのままこっそり部屋を出た。データは取れただろうし、まだ夕方前だ。多分、エローラ一人置いて行っても怒られないだろう。

そう、私にはまだミッションがある。

多分、気にしてると思うんだよね…………。

どうも、気焔の様子がおかしい。
いや、最近ずっと、おかしいと言えばおかしいんだけどちょっとおかしいのが普通になりつつある今、シンの部屋から出てきてから一度は「大丈夫そう」と思ったのがやっぱり段々おかしくなってきた。シャルムの生地を見てると、それが顕著になってきたのが分かった。
それで私は気焔にも服を渡さないと、と思ったのだ。

多分、一度は機嫌が治ったものの生地を見て思い出したに違いない。だって、あのサテン生地は私が染めた綸子にも似た光沢だから。
しかも服を作る話ばっかりしてたからね…まぁ相手がエローラだから…。



実は、気焔のパンツの方がシンよりも先に完成していた。でも、何となく、最後に渡そうと思っていた。
そう、ショートケーキの苺は取っておくタイプ。
そう考えると、私はシンより気焔の方が大事なのかな…………?うーん。よく分からない…。
ま、それは置いといて…………。

シャルムの部屋をそーっと出た私達は、気焔の服が置いてある自室へ戻る事にした。
まだ、内緒だよ?どうやって渡そうかな…。



私はウキウキを気付かれないように、しっかり平静を装っていたつもりだったけど後から考えると、バレバレだったかもね??



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