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受容 2
しおりを挟む指が中に 侵って。
私の「中」が だいぶ解れてきたのが わかる
なんだか 心地良くて 気持ち良くて
少し 疲れても いて。
緩りと そのリズムに身を委ねていた 私は。
きっと「油断」していたのだ
その「どこまでも優しい」 温もり に。
ん ?
ふと、「寒い」様な感覚に襲われ
目を開けると金色の髪がみえない。
しかし 私の下腹部は リズムよく
心地良くされて いたし
溢れる 液体が 「感じている 自分」を
知らせていて。
「ああ 私 気持ちいいんだ」
それを 「実際」「体感」していた ある意味 呑気な 私は。
「 !」
彼の顔が私の脚の間にあるのを見つけ、咄嗟に自分の目を、塞いで いた。
「 ぁ!」
口を塞げばよかった と。
気付いたが 時既に遅し
「ああ 私 恥ずかしかった から
目を塞いだんだ」
それを理解する頃には彼の唇は私の突起を舐めていて。
「 っ」
「 こえ を。 出していいぞ?」
「 ゃ」
そこ で? 喋らない で ???
舐めながらそう、ニヤリと笑うその顔が。
とてつもなく「格好いい」から いけない。
いかん あれは 駄目
あ ぁ いや 違う 方の 駄目 が。
「恥ずかしさ」「罪悪感」「恥ずかしさ」
「恥ずかしさ」と。
山の様な「恥ずかしさ」が私の頭を襲って来るが、指の代わりに時折下から注ぎ込まれる金色の舌、それに乗って来る金の波が。
「唇から」注がれるより、強力で
私の「恥ずかしさ」の山を 勢いよく溶かし始めた。
ぇ あ ぅう
どう し よ いや
あぁ 駄目
「 駄目ではない」
で も ゃ
ぁ 無理
「無理でも ない 降参しろ」
なん で? 余裕 喋れる の ?
ぅん?
ふと、我に返ると彼は「口で」喋っている訳ではない事が、分かる。
だって 彼の 唇は 今は私の あそこを
舐めて いて ???
いやいやいや いやいゃ ??
「 随分と 余裕 だな?」
ああ これ。
「直接」「響いてる」んだ。
そう、気が付いた時には。
ぐっとチカラが 加わった ゆび
しかし 「それ」は
「強さ」ではなく 「チカラそのもの」が
指にかかって 直接 私に
流れ込んで きて。
「 っ」
すぐに引き戻される 「気持ちがいい」「心地良い」のなか
「カチリ」と彼のスイッチが切り替わったのが
わかる。
「それ」は 私の「中」に
金色の濃い濁流と心地良い リズム
更に高みへ 連れて行かれる「予感」と 相まって。
「 っ あ!」
ビリビリと 痺れる 感覚
「初めて」の 波からの 山
波打つ からだ と 収縮する 自分の「なか」が 解って。
「こう なるんだ」と。
なんだか 冷静に納得している私の 上に。
大きな影が 掛かったのは。
それから すぐ だった。
え なんだ ろう
先刻とはまた「違う色」で燃える 焔
美しい金色の瞳はなんだか さっきより。
力強く、燃えている 気が する。
うん?
「まさか これで。 終わりだとは 思うまいな?」
え
反応 する前に。
注ぎ込まれた 「とっておきの濃い 濁流」、
そっと私の上に乗る大きな体は。
「ああ おとこのひと だ」
一瞬 そんな冷静さを連れてきたが
注ぎ込まれ 流された私の「意識」、金色の河の なかで。
ある意味 私に 「自由」は ない。
ただ 心地良さに浸り 流れる だけ
そんな、なか。
自分の脚が、退けられ彼の脚が私の間に入って来たのが、わかる。
しかし。
「何が起こるのか」知っては、いたが。
「知らなかった」のだろう。
「 ん」
さっき迄 心地よかった「そこ」に
当てられた 柔らかい ような 硬い ような。
その 温かい もの。
「それ」が ぐっと 押し付けられて。
え
「 ぁっ!」
何故か 「驚いた」自分に「驚いて」、
訳も分からぬ、うちに。
何故だか 私は 「ブワリ」と
緑色の絨毯に なって。
え なに これ
どういう なに ? こと?
彼の「もの」が 侵ってきた 瞬間。
「それ」が スイッチになって
自分の 体が。
「緑の 筋肉」「筋」「根の 集まり」「流れ」
「森」「自然」「大地」「葉脈」「息吹」
「ザッ」と 融け 「変容」し
「みどり」の からだ へ
「流れ」へ
「その 集合体」へ。
「変化」したのが わかる。
なんで かは。
全く わからない けれど。
「 ぁ っ」
しかし兎に角 彼が私の「なか」に 侵ってきたのは、わかる。
「 っ う」
「痛むか?」
ぅぅん? 多分 大 丈夫。
少しだけ痛みを感じたが、自分が「変容」しているのと。
「緑のなにか」だからなのか、ただ私の「なか」には。
「感覚」よりも 「光景」
みどり の 森 大地 自然 に。
降り注ぐ ひかり おひさま
降り注ぐ 雨 恵み
流れる 川 は 私を 穿ち
燃える 焔 は。
私の 身を 焦がして また。
「新しい 生命」を 生む
「再生」の 焔
強い 風が。 また それを 助け
導く 様が。
「光の 生命の 流れ」が。
とてつも なく 美しくて。
ひかり みず ほのお かぜ
その 「すべて」を 「受ける」私
私は 森 大地 土
ただ それを 受け。
「生み出し」「循環させる もの」
ああ そうなん だ
やっぱり 「これ」は 恵み で
命 で 光 で
私達は 「廻って」。
「すべて」は 「繋がって」「創造」を して。
いるんだ。
真ん中の 「どこか」で 感じる「ほんとう」
その 間にも。
「脈動」する 私の リズムに 合わせて。
動く 彼のリズム
共に揺れる からだ
みどり なのか わたし なの か。
もう わからない けど。
その リズムが 山を登り始めているのは 解って。
合わせる リズム
波 熱さ 動く 風
流れる 水が 自分と 彼の 中に
あるのが わかる。
私は 大地で。
彼は 私に「与える」もの
しかし どちらが どちら でも なく
「与える」だけでは 意味が なく
「与えられる」だけ でも 意味がない もの
「両方」「合わさって」「創り出す」
初めて「創造」と なる もの
動きとリズムの なか で。
それ が よく わかる。
だから。
彼が 段々と もっと 硬く 早く 強く
なるに 従って。
私も ぜんぶ で 受ける
応える
感じて 「受け とめる」
そう 「思った」瞬間。
「 ぁ!」
一気に硬くなり 膨張した 私の「なか」の それ
そこから
「あれ」が 排出され 全身に。
飛び散ったのが わかる。
「 ぁ ぁ ぁ」
鋭く細い、閃光の様に 散った それ
それは私の みどり全体に 廻り。
それ が 全身を廻り 膨張し始め
私の「内側から」 「すべて」を
排出しようと 押し出し始めたのが、わかる。
ぐん ぐん と 押される 感覚
膨張 収縮 それを 繰り返す 間に。
スッと 抜かれる 温もり
彼の体温
一抹の寂しさと共に 抱きしめられ 包まれる感触。
「ああ 大丈夫 だ」
ギュッと、チカラが入った腕
それを感じた瞬間 「プツン」と。
「なにか」が 爆けて。
え ゎ? なに ?
自分の全身、全ての「毛穴」という「毛穴」から。
「なにか」が 吹き出し始めたのが、解って。
あ これ ぜんぶ。
「要らない もの」なんだ
きっと 「それ」は 残りの澱の 様な もの
「最後の洗浄」の 様に。
彼から注がれた 「みず」が
私の「なか」を すっかりと 洗い流して。
ああ 金色の 河は 仕事を したんだ
そう わかった ので ある。
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