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王都エルメニスト編
第41話 8時過ぎの出来事。
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プラッセはデネヒーの家に帰るとみんなに拍手された。
「よっし準々決勝進出おめでとう!」
「あ、ありがとう。なんで俺が準々決勝進出したの知ってるんだ?」
デネヒーが笑っていう。
「あ、知らないんだ。決闘祭は王都エルメニストどころかエルメニール王国全土で放送されてる。」
「うそだろ、そんな有名なのか?」
「ああ。Aブロックのロクゼム・ドーラスがすごいって話題だぞ。」
プラッセが頷く。
「あいつは魔術師だって。」
「知ってる。テレビで見ててもわかるわ。Aブロックのもう一人の子、クロエ・ジュンも魔術師ね。」
プラッセが驚いた顔をむける。
「ほんとか。」
「ああ。風囲いを使ってドーラスの技を防いでいた。あとすごいのはグリム・フィッシュはもちろん、ファクト・フェイスの超爆発。カーネギー・ジャックとバスプ・トルクはとにかく武器に気をつけたほうがいい。とくにバスプ・トルク。あいつの武器には気づいている者の方が少数だと思うがよく見るとあれは后雨土が使われてる。なかなかすごい武器だ。」
「魔術師が2人いるのはちょっとまずいな。」
デネヒーが笑う。
「一番気をつけないといけないのはウィリアム・ミーナかもね。」
「なんでだ?」
「あの子はこの大会、殺す気でやってる。事実Fブロックでは彼女の攻撃で死にかけた者もいた。それに、あんなにも綺麗に超上級魔法の水槍を使いこなす子はいないわ。」
プラッセが眠そうに言う。
「わかった。今日はもう寝るよ。」
時刻はまだ8時を少し過ぎた頃であった。
決闘祭はグランツェとギムもテレビで見ていた。
「俺たちにはもっと仲間が必要だ。この数じゃ四大魔聖器を集めることはできない。レーボルト・ギム、誰が欲しい。」
ギムが答える。
「そうですね。ロクゼム・ドーラス、クロエ・ジュン、グリム・フィッシュ、ですかね。」
「そうか。ギム、プラッセについてはどう思う?」
「アルバート・プラッセですか?」
グランツェが首を振る。
「クリストファー=プラッセだ。アルバート・プラッセなんてこの世にはいない。」
「そうですか。彼にはまったく魅力を感じませんでしたが、」
「ああそうだろうな。普通はそう思う。俺は実際のクリストファー=グランツェじゃなくて影武者だからあまり記憶は定かではないが間違っていなければ奴は俺の息子だ。」
ギムは固まる。
「そうですか。ですがいくらあなたの子供と言いましても強いようには見えませんでしたが、」
「まあそう言うなよ。準々決勝ぐらいはちゃんとやるだろう。」
グランツェはそう言って立ち上がる。
「今日はもう寝るよ。」
その時刻もまだ8時を少し過ぎた頃であった。
「よっし準々決勝進出おめでとう!」
「あ、ありがとう。なんで俺が準々決勝進出したの知ってるんだ?」
デネヒーが笑っていう。
「あ、知らないんだ。決闘祭は王都エルメニストどころかエルメニール王国全土で放送されてる。」
「うそだろ、そんな有名なのか?」
「ああ。Aブロックのロクゼム・ドーラスがすごいって話題だぞ。」
プラッセが頷く。
「あいつは魔術師だって。」
「知ってる。テレビで見ててもわかるわ。Aブロックのもう一人の子、クロエ・ジュンも魔術師ね。」
プラッセが驚いた顔をむける。
「ほんとか。」
「ああ。風囲いを使ってドーラスの技を防いでいた。あとすごいのはグリム・フィッシュはもちろん、ファクト・フェイスの超爆発。カーネギー・ジャックとバスプ・トルクはとにかく武器に気をつけたほうがいい。とくにバスプ・トルク。あいつの武器には気づいている者の方が少数だと思うがよく見るとあれは后雨土が使われてる。なかなかすごい武器だ。」
「魔術師が2人いるのはちょっとまずいな。」
デネヒーが笑う。
「一番気をつけないといけないのはウィリアム・ミーナかもね。」
「なんでだ?」
「あの子はこの大会、殺す気でやってる。事実Fブロックでは彼女の攻撃で死にかけた者もいた。それに、あんなにも綺麗に超上級魔法の水槍を使いこなす子はいないわ。」
プラッセが眠そうに言う。
「わかった。今日はもう寝るよ。」
時刻はまだ8時を少し過ぎた頃であった。
決闘祭はグランツェとギムもテレビで見ていた。
「俺たちにはもっと仲間が必要だ。この数じゃ四大魔聖器を集めることはできない。レーボルト・ギム、誰が欲しい。」
ギムが答える。
「そうですね。ロクゼム・ドーラス、クロエ・ジュン、グリム・フィッシュ、ですかね。」
「そうか。ギム、プラッセについてはどう思う?」
「アルバート・プラッセですか?」
グランツェが首を振る。
「クリストファー=プラッセだ。アルバート・プラッセなんてこの世にはいない。」
「そうですか。彼にはまったく魅力を感じませんでしたが、」
「ああそうだろうな。普通はそう思う。俺は実際のクリストファー=グランツェじゃなくて影武者だからあまり記憶は定かではないが間違っていなければ奴は俺の息子だ。」
ギムは固まる。
「そうですか。ですがいくらあなたの子供と言いましても強いようには見えませんでしたが、」
「まあそう言うなよ。準々決勝ぐらいはちゃんとやるだろう。」
グランツェはそう言って立ち上がる。
「今日はもう寝るよ。」
その時刻もまだ8時を少し過ぎた頃であった。
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