431 / 431
第14章 草原の風
第27話 草原の勝者
しおりを挟む
コウキは出発した場所へと戻る。
一番最初に戻った事でコウキは祭りの勝者となる。
ケンタウロス達が祭りの勝者を讃える。
コウキの元へチユキ達が駆け寄る。
「おかえりなさい、コウキ君。貴方が勝者よ」
「まあ、勝つと思っていたっすけどね~」
「そうそう、コウキ君なら必ず一番になると思ってたよ」
シロネにナオとリノがコウキを讃えてくれる。
「コウ。お帰り」
「サーナ。さっき会ったでしょう。この子ったらもう」
サーナがコウキに抱き着くとサホコが笑う。
「はい、只今です。サーナ様」
コウキはサーナの頭を撫でる。
「さて、コウキ君。優勝おめでとう。さて、この後どうするのかな? 何か色々と貰えるみたいだけど」
チユキはそう言うとケンタウロス達を見る。
祭りの勝者になった後、何をするのかはっきりとわからない。
「その通りですよ。黒髪の賢者殿」
そんな時だったサジュタリスがこちらへと来る。
「さて、小さな勇者殿。何を望みますか? 貴方が望むなら草原の王になる事もできるでしょう。どうしますか?」
サジュタリスがそう言うとケンタウロス達を見る。
色々な表情が見て取れる。
期待する者、敵意を向ける者、不安な顔をする者等である。
しかし、彼らに対してコウキは興味を抱けなかった。
「望むのは一つです。サジュタリス様。自分は自分が乗れる馬を求めています。黄金馬ならそれがかなうのではないかと思いこの地に来ました」
コウキはサジュタリスを見上げて言う。
そもそも、コウキ達がこの地に来た理由は黄金馬を手に入れるためである。
それをコウキは言う。
「えっ?」
コウキがそう言うとサジュタリスは意外そうな顔をする。
「無理なのですか?」
「無理ですね……。竜を手懐ける程の者を乗せられる程の馬はこの草原にはいません。黄金馬でも無理でしょうね」
サジュタリスは首を振って言う。
「え、そ、そうなのですか……」
コウキは落胆する。
馬の神でもあるサジュタリスが言うのだから間違いはないだろう。
「まあ、黄金馬でなくても、貴方の頭にいる竜の子がその役目をはたしてくれるでしょう。今はまだ幼竜ですが、10年もすれば若竜となり、馬ぐらいの大きさにはなるでしょう。それまで待つべきでしょうね」
サジュタリスはコウキの頭の上にいるラシャを指して言う。
コウキも竜の成長については文献で読んだ事があった。
竜は生まれてから10年の間は幼竜と呼ばれ、その後200年を若竜としてすごす。
そこから、さらに成長すると成竜となる。
成竜となり3000年を生きると、やがて頻繁に眠るようになる。
その頃から財宝の寝床とそれを守るための巣を作るようになり始め、財宝の寝床が出来て、竜の巣が出来ると老竜と呼ばれるようになるらしかった。
ちなみに竜王の次に生まれた第一世代の竜は古竜と呼ばれ他の老竜よりも一目置かれる。
それが、コウキが知るドラゴンの知識である。
「10年ですか……」
コウキは頭の上のラシャを見て溜息を吐く。
神族として長い年月を生きるサジュタリスには短い期間かもしれないが、コウキの感覚でいえば10年はあまりにも長い。
「まあ、10年なんてすぐだよ。その頃にはコウキ君もかなりの美青年騎士になっているかな」
リノは笑いながらコウキを慰める。
コウキはリノを見る。
リノはコウキが初めて会った時から姿が変わっていない。
彼女達は歳を取らないので、10年なんてあっという間と思うのも無理はないだろう。
「かなりの美青年か……。楽しみのような、残念なような……。複雑な気持ちね」
「何を考えているっすか、チユキさん……」
チユキか複雑そうな顔をするとナオが呆れた顔で見る。
「他に望みはないですか? 期待している者もいますよ」
サジュタリスが聞く。
「いえ、馬が手に入らないのなら……。他に欲しいものはないです……」
「なるほど。まあ、小さな勇者。貴方には草原は狭すぎるのかもしれませんね。わかりました、ですが貴方を讃える祭典はお受けなさい。紛れもなく貴方は勝者なのですからね」
サジュタリスはそう言ってケンタウロス達を見る。
ケンタウロス達が勝者であるコウキの名を叫ぶ。
祭りは神聖なものであり、その勝者に納得がいかなくても讃える。
それが、定められた事であった。
この日は誰であれコウキを讃えなければならないのだろう。
「さて、私はこれで去ります。待たせている方がいるのでね。また、会いましょう小さな勇者殿。次に会った時、貴方がどれだけ成長をしているか楽しみです」
そう言うとサジュタリスの姿が一瞬で消える。
消えた瞬間、周囲に風が吹く。
まさに風の神であった。
「すさまじい動きね。まるで風みたい。まあ、良いか。とりあえずおめでとうコウキ君」
シロネはそう言って笑う。
「ありがとうございます。シロネ様。ところでいつ自分は戻れるのでしょうか? いい加減元の姿に戻りたいのですが……」
コウキは自身の下半身を見て言う。
「ごめんね。コウキ君。この祭りが終わるまでは元に戻しちゃダメみたいなの。もう少し我慢してね」
チユキは頬を搔きながら謝る。
周囲を見ると近くまでケンタウロス部族の女性達が来ている。
何かを期待しているかのようだ。
コウキはケンタウロス達の勝者であり、しばらく元に戻れなさそうであった。
◆
コウキ達と別れたサジュタリスが祭りの会場から出てくる
「サジュタリス殿」
クロキは待ち構えて声をかける。
「やはり待っていましたか、暗黒騎士殿」
サジュタリスは分かっていたのか笑って答える。
「先ほどの剣技……。前に手合わせした時は使っていませんでしたよね」
クロキはサジュタリスと前に手合わせした時を思い出す。
サジュタリスがコウキに見せた技は初めてみるものであった。
「気付きましたか……。貴方と手合わせした後、色々と練習したのですよ。また貴方と手合わせする時のためにね」
サジュタリスは自身の剣を取り出して言う。
「先程の手合わせも、その練習のためですか?」
クロキは少し語気を強めて言う。
「いえ、あの小さな勇者は中々の剣士でした。純粋に手合わせしてみたいと思ったのですよ。貴方との手合わせのためではありませんよ」
「そうですか……」
サジュタリスは首を振って言うとクロキは声を和らげる。
「ふふ、暗黒騎士殿もあの少年が気になるようですね。まあ、成長したら勇者の仲間に強敵が現れるのですから当然ですね」
サジュタリスは何かを誤解しているのか笑う。
「別にそういうわけではないですが……。まあ、それで良いです。では、どうしましょうか? サジュタリス殿? やりますか?」
クロキはサジュタリスを見て言う。
サジュタリスは再びクロキと手合わせする事を望んでいる。
コウキとの戦いを見て、クロキももう一度やっても良いと思う。
「いえ、今回はやめておきましょう。暗黒騎士殿。貴方は行かねばならないのではないですか? あの死神のところへ」
サジュタリスはワルキアの方角を見て言う。
「やはり、気付いていましたか……。異変を……。その通りです。先ほどその事で戻って来て欲しいと連絡がありました」
クロキもまた同じところを見る。
瘴気を含んだ雲が広がっている。
ワルキアの地において異変が起きている。
そのためモデスから一度ナルゴルに戻って欲しいと連絡が来たのである。
「そうですか……。まあ貴方なら大丈夫でしょうが、お気を付けてと言っておきましょう」
「ありがとうございます。サジュタリス殿。また会いましょう」
クロキはサジュタリスに背を向けると後ろで待っているクーナとグロリアスの元へと行く。
草原に嫌な風が吹こうとしていた。
◆
天幕の外ではケンタウロスの楽しそうな声が聞こえる。
お祭りを楽しんでいるみたいである。
そんな中でチユキはレイジと会う。
レイジは先ほどまでレーナの所に行っていた。
そして、つい先ほど戻って来たのだ。
いるのはチユキだけだ。
他の仲間は祭りを楽しんでいる。
「まさか、そんな事が……」
チユキはレイジの話を聞き、眉を顰める。
「ああ、まさかエリオスの軍勢が敗れるとはな……」
レイジは少し深刻そうな顔をして言う。
ワルキアの地の上空でエリオスの軍勢が死神の軍勢に敗れたらしいのだ。
多くの天使達が傷つき、指揮していたエリオスの神も撤退を余儀なくされた。
瘴気の雲が広がっているのもそれが原因のようであった。
「それで、レーナは何て言っているの?」
チユキは心配そうに聞く。
「もちろん、救援に来て欲しいそうだ。下手をすると瘴気の雲が世界を覆うだろう。事は急を要する」
レイジはそう言って溜息を吐く。
「あの雲が世界中に……。確かにこれは放っておけないわね。はあ……」
チユキは頭が痛くなる。
厄介な事になりそうであった。
一番最初に戻った事でコウキは祭りの勝者となる。
ケンタウロス達が祭りの勝者を讃える。
コウキの元へチユキ達が駆け寄る。
「おかえりなさい、コウキ君。貴方が勝者よ」
「まあ、勝つと思っていたっすけどね~」
「そうそう、コウキ君なら必ず一番になると思ってたよ」
シロネにナオとリノがコウキを讃えてくれる。
「コウ。お帰り」
「サーナ。さっき会ったでしょう。この子ったらもう」
サーナがコウキに抱き着くとサホコが笑う。
「はい、只今です。サーナ様」
コウキはサーナの頭を撫でる。
「さて、コウキ君。優勝おめでとう。さて、この後どうするのかな? 何か色々と貰えるみたいだけど」
チユキはそう言うとケンタウロス達を見る。
祭りの勝者になった後、何をするのかはっきりとわからない。
「その通りですよ。黒髪の賢者殿」
そんな時だったサジュタリスがこちらへと来る。
「さて、小さな勇者殿。何を望みますか? 貴方が望むなら草原の王になる事もできるでしょう。どうしますか?」
サジュタリスがそう言うとケンタウロス達を見る。
色々な表情が見て取れる。
期待する者、敵意を向ける者、不安な顔をする者等である。
しかし、彼らに対してコウキは興味を抱けなかった。
「望むのは一つです。サジュタリス様。自分は自分が乗れる馬を求めています。黄金馬ならそれがかなうのではないかと思いこの地に来ました」
コウキはサジュタリスを見上げて言う。
そもそも、コウキ達がこの地に来た理由は黄金馬を手に入れるためである。
それをコウキは言う。
「えっ?」
コウキがそう言うとサジュタリスは意外そうな顔をする。
「無理なのですか?」
「無理ですね……。竜を手懐ける程の者を乗せられる程の馬はこの草原にはいません。黄金馬でも無理でしょうね」
サジュタリスは首を振って言う。
「え、そ、そうなのですか……」
コウキは落胆する。
馬の神でもあるサジュタリスが言うのだから間違いはないだろう。
「まあ、黄金馬でなくても、貴方の頭にいる竜の子がその役目をはたしてくれるでしょう。今はまだ幼竜ですが、10年もすれば若竜となり、馬ぐらいの大きさにはなるでしょう。それまで待つべきでしょうね」
サジュタリスはコウキの頭の上にいるラシャを指して言う。
コウキも竜の成長については文献で読んだ事があった。
竜は生まれてから10年の間は幼竜と呼ばれ、その後200年を若竜としてすごす。
そこから、さらに成長すると成竜となる。
成竜となり3000年を生きると、やがて頻繁に眠るようになる。
その頃から財宝の寝床とそれを守るための巣を作るようになり始め、財宝の寝床が出来て、竜の巣が出来ると老竜と呼ばれるようになるらしかった。
ちなみに竜王の次に生まれた第一世代の竜は古竜と呼ばれ他の老竜よりも一目置かれる。
それが、コウキが知るドラゴンの知識である。
「10年ですか……」
コウキは頭の上のラシャを見て溜息を吐く。
神族として長い年月を生きるサジュタリスには短い期間かもしれないが、コウキの感覚でいえば10年はあまりにも長い。
「まあ、10年なんてすぐだよ。その頃にはコウキ君もかなりの美青年騎士になっているかな」
リノは笑いながらコウキを慰める。
コウキはリノを見る。
リノはコウキが初めて会った時から姿が変わっていない。
彼女達は歳を取らないので、10年なんてあっという間と思うのも無理はないだろう。
「かなりの美青年か……。楽しみのような、残念なような……。複雑な気持ちね」
「何を考えているっすか、チユキさん……」
チユキか複雑そうな顔をするとナオが呆れた顔で見る。
「他に望みはないですか? 期待している者もいますよ」
サジュタリスが聞く。
「いえ、馬が手に入らないのなら……。他に欲しいものはないです……」
「なるほど。まあ、小さな勇者。貴方には草原は狭すぎるのかもしれませんね。わかりました、ですが貴方を讃える祭典はお受けなさい。紛れもなく貴方は勝者なのですからね」
サジュタリスはそう言ってケンタウロス達を見る。
ケンタウロス達が勝者であるコウキの名を叫ぶ。
祭りは神聖なものであり、その勝者に納得がいかなくても讃える。
それが、定められた事であった。
この日は誰であれコウキを讃えなければならないのだろう。
「さて、私はこれで去ります。待たせている方がいるのでね。また、会いましょう小さな勇者殿。次に会った時、貴方がどれだけ成長をしているか楽しみです」
そう言うとサジュタリスの姿が一瞬で消える。
消えた瞬間、周囲に風が吹く。
まさに風の神であった。
「すさまじい動きね。まるで風みたい。まあ、良いか。とりあえずおめでとうコウキ君」
シロネはそう言って笑う。
「ありがとうございます。シロネ様。ところでいつ自分は戻れるのでしょうか? いい加減元の姿に戻りたいのですが……」
コウキは自身の下半身を見て言う。
「ごめんね。コウキ君。この祭りが終わるまでは元に戻しちゃダメみたいなの。もう少し我慢してね」
チユキは頬を搔きながら謝る。
周囲を見ると近くまでケンタウロス部族の女性達が来ている。
何かを期待しているかのようだ。
コウキはケンタウロス達の勝者であり、しばらく元に戻れなさそうであった。
◆
コウキ達と別れたサジュタリスが祭りの会場から出てくる
「サジュタリス殿」
クロキは待ち構えて声をかける。
「やはり待っていましたか、暗黒騎士殿」
サジュタリスは分かっていたのか笑って答える。
「先ほどの剣技……。前に手合わせした時は使っていませんでしたよね」
クロキはサジュタリスと前に手合わせした時を思い出す。
サジュタリスがコウキに見せた技は初めてみるものであった。
「気付きましたか……。貴方と手合わせした後、色々と練習したのですよ。また貴方と手合わせする時のためにね」
サジュタリスは自身の剣を取り出して言う。
「先程の手合わせも、その練習のためですか?」
クロキは少し語気を強めて言う。
「いえ、あの小さな勇者は中々の剣士でした。純粋に手合わせしてみたいと思ったのですよ。貴方との手合わせのためではありませんよ」
「そうですか……」
サジュタリスは首を振って言うとクロキは声を和らげる。
「ふふ、暗黒騎士殿もあの少年が気になるようですね。まあ、成長したら勇者の仲間に強敵が現れるのですから当然ですね」
サジュタリスは何かを誤解しているのか笑う。
「別にそういうわけではないですが……。まあ、それで良いです。では、どうしましょうか? サジュタリス殿? やりますか?」
クロキはサジュタリスを見て言う。
サジュタリスは再びクロキと手合わせする事を望んでいる。
コウキとの戦いを見て、クロキももう一度やっても良いと思う。
「いえ、今回はやめておきましょう。暗黒騎士殿。貴方は行かねばならないのではないですか? あの死神のところへ」
サジュタリスはワルキアの方角を見て言う。
「やはり、気付いていましたか……。異変を……。その通りです。先ほどその事で戻って来て欲しいと連絡がありました」
クロキもまた同じところを見る。
瘴気を含んだ雲が広がっている。
ワルキアの地において異変が起きている。
そのためモデスから一度ナルゴルに戻って欲しいと連絡が来たのである。
「そうですか……。まあ貴方なら大丈夫でしょうが、お気を付けてと言っておきましょう」
「ありがとうございます。サジュタリス殿。また会いましょう」
クロキはサジュタリスに背を向けると後ろで待っているクーナとグロリアスの元へと行く。
草原に嫌な風が吹こうとしていた。
◆
天幕の外ではケンタウロスの楽しそうな声が聞こえる。
お祭りを楽しんでいるみたいである。
そんな中でチユキはレイジと会う。
レイジは先ほどまでレーナの所に行っていた。
そして、つい先ほど戻って来たのだ。
いるのはチユキだけだ。
他の仲間は祭りを楽しんでいる。
「まさか、そんな事が……」
チユキはレイジの話を聞き、眉を顰める。
「ああ、まさかエリオスの軍勢が敗れるとはな……」
レイジは少し深刻そうな顔をして言う。
ワルキアの地の上空でエリオスの軍勢が死神の軍勢に敗れたらしいのだ。
多くの天使達が傷つき、指揮していたエリオスの神も撤退を余儀なくされた。
瘴気の雲が広がっているのもそれが原因のようであった。
「それで、レーナは何て言っているの?」
チユキは心配そうに聞く。
「もちろん、救援に来て欲しいそうだ。下手をすると瘴気の雲が世界を覆うだろう。事は急を要する」
レイジはそう言って溜息を吐く。
「あの雲が世界中に……。確かにこれは放っておけないわね。はあ……」
チユキは頭が痛くなる。
厄介な事になりそうであった。
11
お気に入りに追加
277
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(4件)
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
名前とかは、(すごい名前生成器)とかどうでしょうか?
もう知ってるかもしれないけど、、
(・∀・)
色々なところに転載するのもいいのですが続きが気になってます
まずは完結目指してお願いします
アルファ以外も見ていました。
そちらの最新章も楽しみにしています。