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第14章 草原の風
第25話 最後に待ち構える者
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コウキと雪豹に乗ったサーナが出会う前の話である。
コウキが出発した後、チユキは水晶玉でコウキの様子を見ていた。
場所はペンテレア女王国の王宮の一室である。
コウキがいないので郊外の宿からこちらに移ったのだ。
「おおさすがっすね。ヒュドラの谷を抜けたっすよ。それにしてもあの白いのは何すかね?」
一緒に水晶を見ていたナオはコウキが出会った白い犬のような生物を見て言う。
「さあ、わからないわね。この世界の生物についてはわからない事だらけだから……」
チユキは水晶玉に映った白い犬のような生物を見て言う。
卵ぽい何かから生まれた白い犬のような生物。
どうやらコウキに懐いているようだ。
初めて見た動くものを親だと思う事もあるだろうからコウキを親だと思っているのかもしれない。
「そうだね。この世界に来て長いけど初めて見る生き物だね。でもコウキ君を助けてくれるみたいだし良い子かもね」
サホコが膝のサーナを撫でながら言う。
サーナは大人しくじっと水晶玉を見ている。
「良いなあ。結構可愛いじゃない。コウキ君が戻ってきたら撫でさせてもらおうっと」
リノが白い犬のような生き物を見て目を輝かせる。
「あれ、何か様子がおかしくない?」
シロネが水晶玉を見て言う。
水晶玉の映像が少し曇りはじめたのだ。
「うん? どうやら何らかの障害が発生したみたいね。原因は何かしら?」
チユキは水晶玉の視点を変えて原因を探ろうとする。
するとコウキの上空に変な魔力を帯びた雲が流れているのが見える。
雲の出所を見るとはるか西の方から来ているようであった。
「何か変な雲だね。これって? 何?」
「確かに変な雲っすね。これ瘴気を含んでないっすか?」
リノとナオが嫌そうな顔をする。
2人の言う通り、この雲は普通ではない。
魔力を含み、キソニア一帯に広がろうとしているのを感じる。
「ねえ、コウキ君大丈夫かな?」
サホコが心配そうな顔をする。
「それは大丈夫っすよ。コウキ君なら他に強い人が見てるっすから。いざとなったら助けが出るっすよ」
サホコとは違い、ナオはコウキを心配していない。
しかも、気になる事を言う。
それが誰なのかは簡単に想像できる。
彼はレーナの加護を受けている。
おそらく戦乙女が彼の様子を見ているのだろうとチユキが推測する。
「ねえ、少し雲の様子を見た方が良いかも……。コウキ君のレースにも影響するかもしれないしさ」
シロネが言うと仲間達が頷く。
「そうね。見に行った方が良いかもしれないわね……。レイジ君達には魔法で伝えておくわ」
実はレイジとキョウカとカヤは少し席を外している。
レイジはレーナの使者と話をしていて、キョウカ達はケンタウロスの祭りを見物している。
こうして、チユキ達は雲の発生源の方へと様子を見に行く事にするのだった。
◆
コウキは戻る途中でチユキ達と会う。
当たり前だがサーナはチユキ達と一緒であった。
チユキはサホコと共にヒポグリフに乗り、そのヒポグリフは地上に降りコウキの横を歩いている。
その隣ではグリフォンに乗ったリノとナオがいる。
シロネは自前の翼で飛んでいるので何も乗っていない。
「とう言うわけなのよ。コウキ君」
ヒポグリフに乗ったチユキが言う。
「はあ……」
コウキは周囲を歩く雪豹を見ながらあいまいな返事をする。
正直に言うと何が「と言うわけなの」かわからない。
何でもキソニア上空に変な魔法の雲が広がっていて、その発生源を調べに行ったらしい。
ただ、あまり近づきすぎるのは危険なので中央山脈付近の高地地帯までに留めたそうだ。
瘴気を含んだ雲からは嫌な気配が漂い、近づきたくない。
雲はワルキアと呼ばれる地から、漂ってきているようでキソニアの上空の一部に渦巻いているようであった。
サーナも連れているので、瘴気の雲を避けて帰る事にした。
戻ってくる途中で雪豹の群れを見かけて降りてみると遠くでコウキを見かけたそうだ。
雪豹は少し高い場所に住む魔獣だ。
嫌な雲の気配を感じ低い場所に降りて来た所でチユキ達に捕まったらしい。
(何だかなあ……)
コウキはそれを聞いて複雑な気持ちになる。
絶対途中で自分の事を忘れていただろうと言いたくなる。
別に見ていてもらいたいわけではないが、忘れられるのもどうかと思ってしまうのだ。
雪豹の背中からコウキの背中に移ったサーナはぎゅっと抱きしめている。
多分サーナは忘れていなかったのだろうが、間違いなくリノとナオは遊んでいただろうと推測できる。
コウキはチユキ達と進む。
雪豹は大人しくコウキ達に付いて来る。
雪豹は普通の豹に比べて一回り以上大きく、かなり強そうであった。
そんな恐ろしい魔獣もリノの支配からは逃れられないようだ。
そのリノはコウキの頭の上にいたラシャを抱っこしている。
「うわ~。可愛い。この子。何て種族なんだろう?」
「わからないっすねえ。何かの子どものようっすけど」
リノとナオはラシャを見て話す。
抱かれているラシャは嫌がっているがリノの前では無力である。
「何はともあれ一位みたいだし。まあ、わかってた事だけどね」
シロネが笑うと他の仲間達も笑う。
確かにその通りであった。
このまま進めばコウキの勝利は確定である。
「これなら、心配なさそうね。さあサーナ、戻りましょう」
サホコはコウキの背に乗るサーナに手を伸ばす。
「むう!」
サーナは不機嫌そうに顔を背ける。
「あらら。しばらくコウキ君の様子を見なかったのが不満だったみたいね。でも、サーナちゃん。手伝ったってされたら、コウキ君が不正になってしまうわ。折角一位になっているのが無駄になってしまうわよ。ここは我慢して戻りましょう」
チユキはそう言ってサーナをなだめる。
「むう……。わかった。コウ。待ってる」
そう言ってサーナはサホコの手を取りヒポグリフに乗り移る。
「じゃあ、そう言うわけだから先に行っているわ。リノさんとナオさんは雪豹達を安全な場所まで連れて行ってね」
「わかったっす」
「うん、了解。ラシャちゃん。また会おうね」
リノがラシャをコウキの頭に乗せるとナオはグリフォンを飛ばす。
「それじゃあ、コウキ君。先に行っているわね」
「コウ。早く帰って来て」
チユキ達もヒポグリフに乗り空を飛ぶ。
後にはコウキだけが残される。
「さて、行くか……」
コウキは再び走る。
それから先は特に何事もなく進む事が出来た。
1日夜を過ごし、もうすぐ出発した地点へと間近にせまった時だった。
コウキは足を止める。
誰かが、コウキを遮るように立っていたからである。
立っている者は一匹のケンタウロス。
「さすがです。貴方が一番ですよ、若き勇者殿」
ケンタウロスはコウキを見るとにこやかに笑う。
そのケンタウロスは圧倒的な強者の気配を漂わせている。
開けた場所であり迂回する事もできそうだが、何故かそれは出来なさそうに感じる。
笑っているが、向けられた圧力が凄まじい。
避けて通れそうになかった。
「えっ、貴方は……」
コウキはケンタウロスを見る。
前にフウイヌムの里で会った事がある。
馬神サジュタリス。
ケンタウロス達の神でありフウイヌムの里にいるはずであった。
コウキを見送ったのを覚えている、しかし先回りしていたようだ。
「このまま、貴方を行かせるのも良いですが、それも少し面白くない。どうです、一つ手合わせしていただけませんか?」
サジュタリスはそう言うと剣を構える。
有無を言わさぬその様子にコウキは逃れられそうにないのであった。
コウキが出発した後、チユキは水晶玉でコウキの様子を見ていた。
場所はペンテレア女王国の王宮の一室である。
コウキがいないので郊外の宿からこちらに移ったのだ。
「おおさすがっすね。ヒュドラの谷を抜けたっすよ。それにしてもあの白いのは何すかね?」
一緒に水晶を見ていたナオはコウキが出会った白い犬のような生物を見て言う。
「さあ、わからないわね。この世界の生物についてはわからない事だらけだから……」
チユキは水晶玉に映った白い犬のような生物を見て言う。
卵ぽい何かから生まれた白い犬のような生物。
どうやらコウキに懐いているようだ。
初めて見た動くものを親だと思う事もあるだろうからコウキを親だと思っているのかもしれない。
「そうだね。この世界に来て長いけど初めて見る生き物だね。でもコウキ君を助けてくれるみたいだし良い子かもね」
サホコが膝のサーナを撫でながら言う。
サーナは大人しくじっと水晶玉を見ている。
「良いなあ。結構可愛いじゃない。コウキ君が戻ってきたら撫でさせてもらおうっと」
リノが白い犬のような生き物を見て目を輝かせる。
「あれ、何か様子がおかしくない?」
シロネが水晶玉を見て言う。
水晶玉の映像が少し曇りはじめたのだ。
「うん? どうやら何らかの障害が発生したみたいね。原因は何かしら?」
チユキは水晶玉の視点を変えて原因を探ろうとする。
するとコウキの上空に変な魔力を帯びた雲が流れているのが見える。
雲の出所を見るとはるか西の方から来ているようであった。
「何か変な雲だね。これって? 何?」
「確かに変な雲っすね。これ瘴気を含んでないっすか?」
リノとナオが嫌そうな顔をする。
2人の言う通り、この雲は普通ではない。
魔力を含み、キソニア一帯に広がろうとしているのを感じる。
「ねえ、コウキ君大丈夫かな?」
サホコが心配そうな顔をする。
「それは大丈夫っすよ。コウキ君なら他に強い人が見てるっすから。いざとなったら助けが出るっすよ」
サホコとは違い、ナオはコウキを心配していない。
しかも、気になる事を言う。
それが誰なのかは簡単に想像できる。
彼はレーナの加護を受けている。
おそらく戦乙女が彼の様子を見ているのだろうとチユキが推測する。
「ねえ、少し雲の様子を見た方が良いかも……。コウキ君のレースにも影響するかもしれないしさ」
シロネが言うと仲間達が頷く。
「そうね。見に行った方が良いかもしれないわね……。レイジ君達には魔法で伝えておくわ」
実はレイジとキョウカとカヤは少し席を外している。
レイジはレーナの使者と話をしていて、キョウカ達はケンタウロスの祭りを見物している。
こうして、チユキ達は雲の発生源の方へと様子を見に行く事にするのだった。
◆
コウキは戻る途中でチユキ達と会う。
当たり前だがサーナはチユキ達と一緒であった。
チユキはサホコと共にヒポグリフに乗り、そのヒポグリフは地上に降りコウキの横を歩いている。
その隣ではグリフォンに乗ったリノとナオがいる。
シロネは自前の翼で飛んでいるので何も乗っていない。
「とう言うわけなのよ。コウキ君」
ヒポグリフに乗ったチユキが言う。
「はあ……」
コウキは周囲を歩く雪豹を見ながらあいまいな返事をする。
正直に言うと何が「と言うわけなの」かわからない。
何でもキソニア上空に変な魔法の雲が広がっていて、その発生源を調べに行ったらしい。
ただ、あまり近づきすぎるのは危険なので中央山脈付近の高地地帯までに留めたそうだ。
瘴気を含んだ雲からは嫌な気配が漂い、近づきたくない。
雲はワルキアと呼ばれる地から、漂ってきているようでキソニアの上空の一部に渦巻いているようであった。
サーナも連れているので、瘴気の雲を避けて帰る事にした。
戻ってくる途中で雪豹の群れを見かけて降りてみると遠くでコウキを見かけたそうだ。
雪豹は少し高い場所に住む魔獣だ。
嫌な雲の気配を感じ低い場所に降りて来た所でチユキ達に捕まったらしい。
(何だかなあ……)
コウキはそれを聞いて複雑な気持ちになる。
絶対途中で自分の事を忘れていただろうと言いたくなる。
別に見ていてもらいたいわけではないが、忘れられるのもどうかと思ってしまうのだ。
雪豹の背中からコウキの背中に移ったサーナはぎゅっと抱きしめている。
多分サーナは忘れていなかったのだろうが、間違いなくリノとナオは遊んでいただろうと推測できる。
コウキはチユキ達と進む。
雪豹は大人しくコウキ達に付いて来る。
雪豹は普通の豹に比べて一回り以上大きく、かなり強そうであった。
そんな恐ろしい魔獣もリノの支配からは逃れられないようだ。
そのリノはコウキの頭の上にいたラシャを抱っこしている。
「うわ~。可愛い。この子。何て種族なんだろう?」
「わからないっすねえ。何かの子どものようっすけど」
リノとナオはラシャを見て話す。
抱かれているラシャは嫌がっているがリノの前では無力である。
「何はともあれ一位みたいだし。まあ、わかってた事だけどね」
シロネが笑うと他の仲間達も笑う。
確かにその通りであった。
このまま進めばコウキの勝利は確定である。
「これなら、心配なさそうね。さあサーナ、戻りましょう」
サホコはコウキの背に乗るサーナに手を伸ばす。
「むう!」
サーナは不機嫌そうに顔を背ける。
「あらら。しばらくコウキ君の様子を見なかったのが不満だったみたいね。でも、サーナちゃん。手伝ったってされたら、コウキ君が不正になってしまうわ。折角一位になっているのが無駄になってしまうわよ。ここは我慢して戻りましょう」
チユキはそう言ってサーナをなだめる。
「むう……。わかった。コウ。待ってる」
そう言ってサーナはサホコの手を取りヒポグリフに乗り移る。
「じゃあ、そう言うわけだから先に行っているわ。リノさんとナオさんは雪豹達を安全な場所まで連れて行ってね」
「わかったっす」
「うん、了解。ラシャちゃん。また会おうね」
リノがラシャをコウキの頭に乗せるとナオはグリフォンを飛ばす。
「それじゃあ、コウキ君。先に行っているわね」
「コウ。早く帰って来て」
チユキ達もヒポグリフに乗り空を飛ぶ。
後にはコウキだけが残される。
「さて、行くか……」
コウキは再び走る。
それから先は特に何事もなく進む事が出来た。
1日夜を過ごし、もうすぐ出発した地点へと間近にせまった時だった。
コウキは足を止める。
誰かが、コウキを遮るように立っていたからである。
立っている者は一匹のケンタウロス。
「さすがです。貴方が一番ですよ、若き勇者殿」
ケンタウロスはコウキを見るとにこやかに笑う。
そのケンタウロスは圧倒的な強者の気配を漂わせている。
開けた場所であり迂回する事もできそうだが、何故かそれは出来なさそうに感じる。
笑っているが、向けられた圧力が凄まじい。
避けて通れそうになかった。
「えっ、貴方は……」
コウキはケンタウロスを見る。
前にフウイヌムの里で会った事がある。
馬神サジュタリス。
ケンタウロス達の神でありフウイヌムの里にいるはずであった。
コウキを見送ったのを覚えている、しかし先回りしていたようだ。
「このまま、貴方を行かせるのも良いですが、それも少し面白くない。どうです、一つ手合わせしていただけませんか?」
サジュタリスはそう言うと剣を構える。
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