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第12章 勇者の王国
第29話 真なる竜
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コウキ達は残骸となった砦の上に降り立った巨大な漆黒の竜を見る。
竜羽虫のような紛い物の竜とは違う真なる竜であった。
その竜の上に乗っているのは暗黒騎士と白銀の魔女。
暗黒騎士は真っすぐに光の勇者を見ている。
その様子はすぐにも戦いが始まりそうであった。
「何だよ、あれ……。見ているだけで震えが止まらなくなるよ……」
「ああ、さっきから、ふ、震えが止まらない……」
ボームの言葉にオズは頷く。
コウキが2人を見ると顔が青ざめて足が震えている。
「し、仕方がないぞ……。人間の子どもよ。あの暗黒騎士は恐怖の波動を放っている。私達エルフであっても震えてくるほどのな」
オレオラもまた震えている。
オレオラだけでなく、ルウシエンもピアラも顔が強張っている。
「多分あれでも本気じゃないんだろうね……。正面から睨まれたら漏らしちゃうわあ」
ピアラが震えながら言う。
「漏らすなら。誰もいない所でお願いね、ピアラ。それにしても、コウキ様は大丈夫のようですね……。やはり……」
ルウシエンはコウキを見て笑うと何を言おうとする。
確かにルウシエンの言う通り、コウキは暗黒騎士を見てもオズやボームのように震えたりはしない。
怖いとは全く思わないのだ。
「ふふ、それはちょっと早いね~。それ以上はいけないよ~」
突然声がしてルウシエンの言葉を遮る。
コウキは振り返るそこには抜け道を案内した道化師が立っている。
「ばっ、馬鹿な!? この私が気付かないだと」
オレオラが信じられないという表情で道化師を見る。
この道化師には気配がないのだ。
いつも唐突に現れる、何とも怪しい奴であった。
「ぬふふふ。僕の事なんか気にしなくても良いよ。それよりもあの御方を見るべきだね~。あの御方はこの世界で最強の剣士なんだからさ~」
道化師が笑いながら言う。
「さ、最強の剣士。で、でも勇者は負けないよ! ゆ、勇者様は強いんだから!」
ボームは震えながら反論する。
勇者レイジはエルドの、いや全世界の子どもの憧れの存在である。
そのレイジの勝利を願うのは当然である。
それはオズもそうだろう。
震えながら頷いている。
ただ、そんな中でコウキだけは複雑な心境であった。
なぜか知らないが、暗黒騎士を嫌えないのだ。
「ふふふ、まあそうかもね~。でも、ここから少し離れた方が良いかも~。激しくなるかもしれないからさ~」
道化師はエルフを見る。
ルウシエンは頷くとコウキ達を後ろへと下げるのだった。
◆
「やっぱり、来てたわね。クロキ」
チユキの隣にいるシロネが呟く。
あの白銀の子がいる時点で彼が来ているだろう事は想像がついた。
「うん。やっぱり出て来た。ねえ、どうなるのかな……」
リノはそう言ってチユキとシロネを見る。
「私じゃちょっと……。あんまり武道には詳しくないし……。ねえカヤさんはどう思う」
チユキはそう言ってカヤに聞く。
こういった事はカヤに聞くのが一番であった。
もちろん、彼の幼馴染のシロネに聞けないという事情もある。
「ええと、わかりません。レイジ様は修行をしてかなり強くなられたようですが。剣に関してはシロネ様の方が……」
カヤは首を振る。
剣に関してはシロネの方が詳しい。
カヤもレイジの修行に付き合ったが、より長い時間を過ごしたのはシロネである。
だから、シロネに聞くのが一番である。
カヤはチユキがあえて避けていた事をシロネに聞く。
「うん。レイジ君は本当に強くなったよ。前からすごかったけど。今はもっと凄くなった……。だけど、勝負がどうなるかなんて私からは言えないよ……」
そう言うシロネの視線は先程から暗黒騎士の彼から動かない。
彼の行動を見極めようとしているようだ。
幼馴染としては複雑な心境だろう。
レイジが修行をしたのは暗黒騎士の彼に勝つためだ。
その修行に付き合ったのはシロネである。
このような状況になるのは想定できていたに違いない。
どちらの勝利も願えない。
そんな感じであった。
「勝負は避けるべきよね……。止めるべきかしら?」
チユキは考え込む。
もしかするとどちらかが大けがをするかもしれない。
場合によっては死ぬだろう。
それが心配であった。
しかし、シロネは止めるつもりはない。
どこか苦しそうであった。
「その必要はないですわよ」
そんなチユキの言葉を側で聞いていた。キョウカは否定する。
「お嬢様」
「大人しく見ていなさい、カヤ。きっと大丈夫ですわ」
キョウカはそう言って笑う。
シロネに比べて苦しそうではない。
まるで結果わかっているかのようであった。
(見ているしかないか……)
チユキは溜息を吐くと、暗黒騎士の後ろにいる銀髪の少女を見る。
彼女の顔は笑っている。
おそらく暗黒騎士の勝利を確信しているのだろう。
見ているしかない。
チユキは覚悟を決めるのだった。
◆
クロキはグロリアスから降りると竜羽虫の横にいる竜人の側へと行く。
竜人は驚いた表情でクロキを見る。
「竜人殿。光の勇者の相手は自分がしたい。譲ってはもらえないでしょうか?」
クロキは頭を下げて言う。
その時に体の中にいる竜の力も同時に発動させる。
「うっ、あの高名な暗黒騎士殿がそう言うのならば、しっ、仕方がない! ここは譲る事にいたしましょう! 者共! 下がるのだ! 暗黒騎士殿の邪魔をするな!」
竜人は立ち上がるとまだ生きているリザードマン達に命令する。
自身が明らかに敗北した状態であり、さらに真なる竜の力を持つ者にお願いされたら聞かざるを得ない。
竜人としてはクロキのお願いを聞かない理由がないのである。
すぐに移動をし始める。
竜人が去ると、クロキはレイジを見る。
レイジは竜人が去った事を確認すると前に出てくる。
「来たか……。ずっと上空で見てたんだろ? いつ降りてくるのか待っていた」
レイジは剣を両手に持ち、構える。
不敵な笑みだ。
その構えから、彼がかなり剣の研鑽を積んだ事を感じさせた。
レイジと戦う時はいつも震えが止まらない。
楽に勝てるような相手ではない。
死ぬかもしれない。
しかし、それでもクロキは逃げる事はできない。
逃げる事を覚えたら戦う事ができなさそうであった。
それにレイジは敗れてなお戦おうとしている。
この世界に来た時にクロキはレイジと戦うのが怖かった。
また負けるかもしれないと思ったのだ。
だが、レイジは不敵な笑みを浮かべている。
なんて奴だろうとクロキは思う。
そんな奴を相手に背を向けられるだろうか?
「どうしようか迷ったのだけどね……」
クロキは介入しようかどうか迷った。
しかし、竜人が見捨てておけず出て来た。
クロキも剣を構える。
2人の間に緊張が走る。
周囲の人間が固唾を飲んで見守っている。
(何かを仕掛けてくる……)
クロキはレイジを見てそう判断する。
レイジの剣は正当な剣の動きではない。
正攻法で来ないのだ。
しかし、何を仕掛けてくるのかまで読み取る事はできない。
クロキとしては相手の出方を待つしかない。
速さではレイジの方が上であり、これまで勝てて来たのは、過去に戦った経験から予想が当たってきたからだ。
そのレイジがこれまでとは違う動きをしようとしている。
クロキとしては警戒するのも当然であった。
(ならば、こうするしかないな……)
クロキは魔剣を逆さに構え、体に寄せると防御の姿勢を取る。
相手に先手を取らせるしかない以上、そうするしかない。
レイジは2本の剣を構えてクロキににじりよる。
「守ってばかりかい? それじゃあ、俺を倒せないぜ」
「……」
レイジは挑発するが、クロキは何も答えない。
出来る事をする。
全力を出す。
剣を持ちクロキは精神を研ぎ澄ます。
そして、ひそかに足を動かす。
長い修行によって得た動き。
正面から見ると何も動いていないように見えるだろう。
「いくぜ!」
レイジは剣を振る。
その瞬間クロキの視界は光りに包まれるのだった。
竜羽虫のような紛い物の竜とは違う真なる竜であった。
その竜の上に乗っているのは暗黒騎士と白銀の魔女。
暗黒騎士は真っすぐに光の勇者を見ている。
その様子はすぐにも戦いが始まりそうであった。
「何だよ、あれ……。見ているだけで震えが止まらなくなるよ……」
「ああ、さっきから、ふ、震えが止まらない……」
ボームの言葉にオズは頷く。
コウキが2人を見ると顔が青ざめて足が震えている。
「し、仕方がないぞ……。人間の子どもよ。あの暗黒騎士は恐怖の波動を放っている。私達エルフであっても震えてくるほどのな」
オレオラもまた震えている。
オレオラだけでなく、ルウシエンもピアラも顔が強張っている。
「多分あれでも本気じゃないんだろうね……。正面から睨まれたら漏らしちゃうわあ」
ピアラが震えながら言う。
「漏らすなら。誰もいない所でお願いね、ピアラ。それにしても、コウキ様は大丈夫のようですね……。やはり……」
ルウシエンはコウキを見て笑うと何を言おうとする。
確かにルウシエンの言う通り、コウキは暗黒騎士を見てもオズやボームのように震えたりはしない。
怖いとは全く思わないのだ。
「ふふ、それはちょっと早いね~。それ以上はいけないよ~」
突然声がしてルウシエンの言葉を遮る。
コウキは振り返るそこには抜け道を案内した道化師が立っている。
「ばっ、馬鹿な!? この私が気付かないだと」
オレオラが信じられないという表情で道化師を見る。
この道化師には気配がないのだ。
いつも唐突に現れる、何とも怪しい奴であった。
「ぬふふふ。僕の事なんか気にしなくても良いよ。それよりもあの御方を見るべきだね~。あの御方はこの世界で最強の剣士なんだからさ~」
道化師が笑いながら言う。
「さ、最強の剣士。で、でも勇者は負けないよ! ゆ、勇者様は強いんだから!」
ボームは震えながら反論する。
勇者レイジはエルドの、いや全世界の子どもの憧れの存在である。
そのレイジの勝利を願うのは当然である。
それはオズもそうだろう。
震えながら頷いている。
ただ、そんな中でコウキだけは複雑な心境であった。
なぜか知らないが、暗黒騎士を嫌えないのだ。
「ふふふ、まあそうかもね~。でも、ここから少し離れた方が良いかも~。激しくなるかもしれないからさ~」
道化師はエルフを見る。
ルウシエンは頷くとコウキ達を後ろへと下げるのだった。
◆
「やっぱり、来てたわね。クロキ」
チユキの隣にいるシロネが呟く。
あの白銀の子がいる時点で彼が来ているだろう事は想像がついた。
「うん。やっぱり出て来た。ねえ、どうなるのかな……」
リノはそう言ってチユキとシロネを見る。
「私じゃちょっと……。あんまり武道には詳しくないし……。ねえカヤさんはどう思う」
チユキはそう言ってカヤに聞く。
こういった事はカヤに聞くのが一番であった。
もちろん、彼の幼馴染のシロネに聞けないという事情もある。
「ええと、わかりません。レイジ様は修行をしてかなり強くなられたようですが。剣に関してはシロネ様の方が……」
カヤは首を振る。
剣に関してはシロネの方が詳しい。
カヤもレイジの修行に付き合ったが、より長い時間を過ごしたのはシロネである。
だから、シロネに聞くのが一番である。
カヤはチユキがあえて避けていた事をシロネに聞く。
「うん。レイジ君は本当に強くなったよ。前からすごかったけど。今はもっと凄くなった……。だけど、勝負がどうなるかなんて私からは言えないよ……」
そう言うシロネの視線は先程から暗黒騎士の彼から動かない。
彼の行動を見極めようとしているようだ。
幼馴染としては複雑な心境だろう。
レイジが修行をしたのは暗黒騎士の彼に勝つためだ。
その修行に付き合ったのはシロネである。
このような状況になるのは想定できていたに違いない。
どちらの勝利も願えない。
そんな感じであった。
「勝負は避けるべきよね……。止めるべきかしら?」
チユキは考え込む。
もしかするとどちらかが大けがをするかもしれない。
場合によっては死ぬだろう。
それが心配であった。
しかし、シロネは止めるつもりはない。
どこか苦しそうであった。
「その必要はないですわよ」
そんなチユキの言葉を側で聞いていた。キョウカは否定する。
「お嬢様」
「大人しく見ていなさい、カヤ。きっと大丈夫ですわ」
キョウカはそう言って笑う。
シロネに比べて苦しそうではない。
まるで結果わかっているかのようであった。
(見ているしかないか……)
チユキは溜息を吐くと、暗黒騎士の後ろにいる銀髪の少女を見る。
彼女の顔は笑っている。
おそらく暗黒騎士の勝利を確信しているのだろう。
見ているしかない。
チユキは覚悟を決めるのだった。
◆
クロキはグロリアスから降りると竜羽虫の横にいる竜人の側へと行く。
竜人は驚いた表情でクロキを見る。
「竜人殿。光の勇者の相手は自分がしたい。譲ってはもらえないでしょうか?」
クロキは頭を下げて言う。
その時に体の中にいる竜の力も同時に発動させる。
「うっ、あの高名な暗黒騎士殿がそう言うのならば、しっ、仕方がない! ここは譲る事にいたしましょう! 者共! 下がるのだ! 暗黒騎士殿の邪魔をするな!」
竜人は立ち上がるとまだ生きているリザードマン達に命令する。
自身が明らかに敗北した状態であり、さらに真なる竜の力を持つ者にお願いされたら聞かざるを得ない。
竜人としてはクロキのお願いを聞かない理由がないのである。
すぐに移動をし始める。
竜人が去ると、クロキはレイジを見る。
レイジは竜人が去った事を確認すると前に出てくる。
「来たか……。ずっと上空で見てたんだろ? いつ降りてくるのか待っていた」
レイジは剣を両手に持ち、構える。
不敵な笑みだ。
その構えから、彼がかなり剣の研鑽を積んだ事を感じさせた。
レイジと戦う時はいつも震えが止まらない。
楽に勝てるような相手ではない。
死ぬかもしれない。
しかし、それでもクロキは逃げる事はできない。
逃げる事を覚えたら戦う事ができなさそうであった。
それにレイジは敗れてなお戦おうとしている。
この世界に来た時にクロキはレイジと戦うのが怖かった。
また負けるかもしれないと思ったのだ。
だが、レイジは不敵な笑みを浮かべている。
なんて奴だろうとクロキは思う。
そんな奴を相手に背を向けられるだろうか?
「どうしようか迷ったのだけどね……」
クロキは介入しようかどうか迷った。
しかし、竜人が見捨てておけず出て来た。
クロキも剣を構える。
2人の間に緊張が走る。
周囲の人間が固唾を飲んで見守っている。
(何かを仕掛けてくる……)
クロキはレイジを見てそう判断する。
レイジの剣は正当な剣の動きではない。
正攻法で来ないのだ。
しかし、何を仕掛けてくるのかまで読み取る事はできない。
クロキとしては相手の出方を待つしかない。
速さではレイジの方が上であり、これまで勝てて来たのは、過去に戦った経験から予想が当たってきたからだ。
そのレイジがこれまでとは違う動きをしようとしている。
クロキとしては警戒するのも当然であった。
(ならば、こうするしかないな……)
クロキは魔剣を逆さに構え、体に寄せると防御の姿勢を取る。
相手に先手を取らせるしかない以上、そうするしかない。
レイジは2本の剣を構えてクロキににじりよる。
「守ってばかりかい? それじゃあ、俺を倒せないぜ」
「……」
レイジは挑発するが、クロキは何も答えない。
出来る事をする。
全力を出す。
剣を持ちクロキは精神を研ぎ澄ます。
そして、ひそかに足を動かす。
長い修行によって得た動き。
正面から見ると何も動いていないように見えるだろう。
「いくぜ!」
レイジは剣を振る。
その瞬間クロキの視界は光りに包まれるのだった。
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