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第1章 勇者を倒すために魔王に召喚されました
第17話 変質者の正体
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神殿すぐ下の広場には、巨大なレーナの像がある。
その像がある広場は聖レナリア共和国の中心部である。
ここには執政官が政務を取る庁舎があり、近辺には有力者の家が立ち並んでいる。
その広場の見える神殿の一室にチユキ達は集まっていた。
「私達がペルーダを追いかけている間に、そんな事があったんだ」
マンティコア討伐の話を聞いたシロネが驚いた声を出す。
シロネ達はペルーダを退治するために捜索していた。
残念ながら、討伐はできず、戻って来たのだ。
そして、チユキはシロネに外街で起こった事を説明したのである。
「本当にびっくりっすね。リノちゃんも戻ってくるなり、連れて行かれちゃったすからね」
ナオがリノを見て言う。
精神魔法が得意なリノはゲンドルの治療に行っていた。そして今戻ってきたのである。
「帰ってきて早々悪かったわね。リノさん。何かわかった?」
チユキが言うとリノは首を振る。
「う~ん。あのおじさんは悪夢を見せ続けられていたよ。一応魔法は解いたけど、心を戻すのは無理みたい」
リノの言葉にチユキは溜息を吐く。
これで、ゲンドルから情報を聞き出すのは無理になった。
「悪夢を見せられていたか? まあ、悪人だったみたいだからな。同情する気は起きないな」
レイジの言う通りゲンドルは悪人だった。彼のために多くの人が犠牲なった事が、その後の調査でわかっている。
「ゲンドルは少なくとも一週間前までまともだったらしいわ。外街の人が元気な彼を見ているもの。つまり、この一週間で彼に何かが起こったのよ」
「その何かがわからないというわけか……。チユキ。黒の牙の本拠地の跡地に行ったんだろ。何かわからなかったのか?」
「それが、わかれば苦労はしないわ。建物が壊れちゃったし、マンティコアの死骸を回収するだけでも一苦労だったわ」
チユキは包囲作戦が行われた後、黒の牙の本拠地に行った。
本拠地はキョウカの爆裂魔法で燃えてしまい。瓦礫の山であった。
(誰も怪我をしなかったから良かったけど、一歩間違えれば、騎士達に被害が出てたわね)
報告では突入した者に被害はない。その事にチユキは安心する。
しかし、建物にあったかもしれない証拠品が全て燃えてしまったのである。
そのため、調査が進まなくなった。
「申し訳ありませんわ。胸を触られたので、つい魔法を発動させてしまったのですわ」
キョウカは謝る。
キョウカの魔力は高いが制御できない。気持ちが昂るとうっかり魔法を発動させてしまうのである。
「仕方ないさ。キョウカ。気にするな」
レイジがキョウカを庇う。
チユキとしてはそれが不満だったりする。
キョウカには、もう少し魔法を制御できるようにして欲しいと思っているからだ。
(全く甘やかしすぎよね。せっかく高い魔力を持っているのに)
チユキはキョウカの事を残念に思う。彼女が魔法を使えれば、大きな戦力になるからだ。
「ところで、その不審者さんは一体何者なんすかね? カヤさんに勝ち? キョウカさんの魔法を投げ飛ばすなんて、普通じゃないっすよ」
ナオの言葉に全員が頷く。
キョウカの魔法は制御できないだけで、強力だ。その魔法を掴んで投げる事はチユキでも不可能だった。
「確かにその者は普通ではありませんでした。もし、その者が殺す気なら私は死んでいたでしょう」
カヤの言葉にその場にいた全員が言葉をつまらせる。
「でもカヤさん。その人は殺す気はなかったのでしょう? それにキョウカさんは傷ついてもいないみたいだし、そんなに悪い人じゃないのかも」
サホコが明るい声で言う。
「確かに」
確かにサホコの言う通りだとチユキは思う、不審者はカヤを投げ飛ばした後、謝ったそうだ。
少なくとも危害を加える気はないのだろう。
「じゃあ、何でその人は顔を隠してキョウカさんに近づいたのかな」
「そうね、シロネさん。変だわ。何か事情があるのかも」
チユキの言葉に全員が考え込む。
「単純にキョウカさんの胸を揉むのが目的だったりして」
リノがにししと笑いながら言う。
「いや、それはさすがに……」
チユキはそれはないと手を振る。あまりにも馬鹿らしい話であった。
「リノちゃん。それじゃあ、ただの変質者だよ」
サホコも呆(あき)れ顔だ。
「そんな! わたくしの胸が狙われるなんて……」
キョウカが自らの胸を押さえる。
キョウカはサホコの次に胸が大きい。もし相手が本当に変態なら襲いたくなるのも、おかしくはないだろうとチユキは思う。
「胸が薄い人がうらやましいですわ」
キョウカがリノとナオの胸を見る。
「お、おおきければ良いってもんじゃないし!」
「ナオはまだ成長の途中っす!」
リノとナオがふくれっ面になる。
リノとナオはチユキ達の中で一番小さい。二人はその事を気にしているのだ。
「しかし、そいつが本当に変態なら、どうにかしないといけないな。チユキ。過去視でもそいつの顔は見る事ができなかったのか?」
「駄目だわ。一応不審者がいた場所で過去視を使ったのだけど、影しか見えなかったの。爆裂魔法の余波でしょうね。過去視の魔法は結構デリケートなの。確実に過去が見えるとは限らないわ」
その言葉にチユキは首を振ると説明する。
過去視は過去になればなるほど見えなくなり、魔力の流れがおかしくなっている時も見えにくい時がある。
チユキはキョウカが襲われた現場で過去視を行ったが、影のようにぼんやりとしか見えなかったのである。
「あら、顔なら見ましたわよ」
キョウカが澄ました顔で言う。その場の全員が驚いた顔でキョウカを見る。
「ちょっとキョウカさん! そんなの初耳なんだけど!」
「それは、そうですわ。チユキさん。初めて言いましたもの」
キョウカは澄ました顔で言う。
全員が絶句する。
(もっと、早く言え~)
チユキは心の中で絶叫する。カヤも初耳なのか驚いた顔をしている。
「顔を見たのかキョウカ? どんな奴だったんだ?」
レイジが尋ねるとキョウカは考え込む。
「取り立てて特徴のない地味な顔の方でしたわ。ただ、お兄様。わたくしその方をどこかで見た事があるような気がしますの」
「見た事がある? それじゃあ、この国の者なのか?」
レイジがそう言うとキョウカは首を振る。
「いえ、確か日本にいる時に見た気がします。顔も日本人のようでしたわ」
「「「!」」」
全員の言葉にならない叫びが一致する。それは爆弾発言だった。
「ねえ……。それって。私達の他にこの世界に来ている人がいるって事なの?」
サホコが言うと全員が顔を見合わせる。
「確かにその可能性はあります。今思い返せば、謝られ時の言葉は魔法によるものではなかった感じがします。それにあの武道。以前シロネ様が使っていた技にそっくりでした」
カヤがサホコの言葉に賛同する。
「でも、私が以前に見せた技はどこにでもあるはずだよ……」
シロネは自信なさそうに言う。
「でも、シロネさん。それは日本ではの話っすよね」
ナオの言葉にシロネは自身無さそうに頷く。
「俺達以外にもこの世界に来た奴がいるって事か」
レイジの言葉にカヤは頷く。
「そう考えれば辻褄が合います」
「確かにそうねカヤさん。そう考えればカヤさんと互角に戦えたのも納得ができるわ。姿を見せない理由はわからないけど……」
チユキは頷いて言う。チユキ達と同じ世界の人間なら。カヤの攻撃を避け、なおかつ投げ飛ばせる者も少なからずいるだろう。
当然、同じように魔法を使えても不思議ではない。
「でも、どうして? そんな人が? もしかしてレーナが私達を見限って、新しい人を召喚したのかな?」
「それは、ちょっと腹が立つっすね」
リノがそう言うとナオが眉を顰める。
「待て。リノにナオ。そう考えるのは早くないか? もしかすると他に召喚ができる者がいるのかもしれないぞ」
すかさずレイジがレーナを庇う。
「レイジ君の言う通り、確かにその可能性もあるわね。それもふくめてレーナに色々と話を聞いてみる必要があるわね」
チユキは早急にレーナと会談する必要を感じるのだった。
その像がある広場は聖レナリア共和国の中心部である。
ここには執政官が政務を取る庁舎があり、近辺には有力者の家が立ち並んでいる。
その広場の見える神殿の一室にチユキ達は集まっていた。
「私達がペルーダを追いかけている間に、そんな事があったんだ」
マンティコア討伐の話を聞いたシロネが驚いた声を出す。
シロネ達はペルーダを退治するために捜索していた。
残念ながら、討伐はできず、戻って来たのだ。
そして、チユキはシロネに外街で起こった事を説明したのである。
「本当にびっくりっすね。リノちゃんも戻ってくるなり、連れて行かれちゃったすからね」
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「う~ん。あのおじさんは悪夢を見せ続けられていたよ。一応魔法は解いたけど、心を戻すのは無理みたい」
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これで、ゲンドルから情報を聞き出すのは無理になった。
「悪夢を見せられていたか? まあ、悪人だったみたいだからな。同情する気は起きないな」
レイジの言う通りゲンドルは悪人だった。彼のために多くの人が犠牲なった事が、その後の調査でわかっている。
「ゲンドルは少なくとも一週間前までまともだったらしいわ。外街の人が元気な彼を見ているもの。つまり、この一週間で彼に何かが起こったのよ」
「その何かがわからないというわけか……。チユキ。黒の牙の本拠地の跡地に行ったんだろ。何かわからなかったのか?」
「それが、わかれば苦労はしないわ。建物が壊れちゃったし、マンティコアの死骸を回収するだけでも一苦労だったわ」
チユキは包囲作戦が行われた後、黒の牙の本拠地に行った。
本拠地はキョウカの爆裂魔法で燃えてしまい。瓦礫の山であった。
(誰も怪我をしなかったから良かったけど、一歩間違えれば、騎士達に被害が出てたわね)
報告では突入した者に被害はない。その事にチユキは安心する。
しかし、建物にあったかもしれない証拠品が全て燃えてしまったのである。
そのため、調査が進まなくなった。
「申し訳ありませんわ。胸を触られたので、つい魔法を発動させてしまったのですわ」
キョウカは謝る。
キョウカの魔力は高いが制御できない。気持ちが昂るとうっかり魔法を発動させてしまうのである。
「仕方ないさ。キョウカ。気にするな」
レイジがキョウカを庇う。
チユキとしてはそれが不満だったりする。
キョウカには、もう少し魔法を制御できるようにして欲しいと思っているからだ。
(全く甘やかしすぎよね。せっかく高い魔力を持っているのに)
チユキはキョウカの事を残念に思う。彼女が魔法を使えれば、大きな戦力になるからだ。
「ところで、その不審者さんは一体何者なんすかね? カヤさんに勝ち? キョウカさんの魔法を投げ飛ばすなんて、普通じゃないっすよ」
ナオの言葉に全員が頷く。
キョウカの魔法は制御できないだけで、強力だ。その魔法を掴んで投げる事はチユキでも不可能だった。
「確かにその者は普通ではありませんでした。もし、その者が殺す気なら私は死んでいたでしょう」
カヤの言葉にその場にいた全員が言葉をつまらせる。
「でもカヤさん。その人は殺す気はなかったのでしょう? それにキョウカさんは傷ついてもいないみたいだし、そんなに悪い人じゃないのかも」
サホコが明るい声で言う。
「確かに」
確かにサホコの言う通りだとチユキは思う、不審者はカヤを投げ飛ばした後、謝ったそうだ。
少なくとも危害を加える気はないのだろう。
「じゃあ、何でその人は顔を隠してキョウカさんに近づいたのかな」
「そうね、シロネさん。変だわ。何か事情があるのかも」
チユキの言葉に全員が考え込む。
「単純にキョウカさんの胸を揉むのが目的だったりして」
リノがにししと笑いながら言う。
「いや、それはさすがに……」
チユキはそれはないと手を振る。あまりにも馬鹿らしい話であった。
「リノちゃん。それじゃあ、ただの変質者だよ」
サホコも呆(あき)れ顔だ。
「そんな! わたくしの胸が狙われるなんて……」
キョウカが自らの胸を押さえる。
キョウカはサホコの次に胸が大きい。もし相手が本当に変態なら襲いたくなるのも、おかしくはないだろうとチユキは思う。
「胸が薄い人がうらやましいですわ」
キョウカがリノとナオの胸を見る。
「お、おおきければ良いってもんじゃないし!」
「ナオはまだ成長の途中っす!」
リノとナオがふくれっ面になる。
リノとナオはチユキ達の中で一番小さい。二人はその事を気にしているのだ。
「しかし、そいつが本当に変態なら、どうにかしないといけないな。チユキ。過去視でもそいつの顔は見る事ができなかったのか?」
「駄目だわ。一応不審者がいた場所で過去視を使ったのだけど、影しか見えなかったの。爆裂魔法の余波でしょうね。過去視の魔法は結構デリケートなの。確実に過去が見えるとは限らないわ」
その言葉にチユキは首を振ると説明する。
過去視は過去になればなるほど見えなくなり、魔力の流れがおかしくなっている時も見えにくい時がある。
チユキはキョウカが襲われた現場で過去視を行ったが、影のようにぼんやりとしか見えなかったのである。
「あら、顔なら見ましたわよ」
キョウカが澄ました顔で言う。その場の全員が驚いた顔でキョウカを見る。
「ちょっとキョウカさん! そんなの初耳なんだけど!」
「それは、そうですわ。チユキさん。初めて言いましたもの」
キョウカは澄ました顔で言う。
全員が絶句する。
(もっと、早く言え~)
チユキは心の中で絶叫する。カヤも初耳なのか驚いた顔をしている。
「顔を見たのかキョウカ? どんな奴だったんだ?」
レイジが尋ねるとキョウカは考え込む。
「取り立てて特徴のない地味な顔の方でしたわ。ただ、お兄様。わたくしその方をどこかで見た事があるような気がしますの」
「見た事がある? それじゃあ、この国の者なのか?」
レイジがそう言うとキョウカは首を振る。
「いえ、確か日本にいる時に見た気がします。顔も日本人のようでしたわ」
「「「!」」」
全員の言葉にならない叫びが一致する。それは爆弾発言だった。
「ねえ……。それって。私達の他にこの世界に来ている人がいるって事なの?」
サホコが言うと全員が顔を見合わせる。
「確かにその可能性はあります。今思い返せば、謝られ時の言葉は魔法によるものではなかった感じがします。それにあの武道。以前シロネ様が使っていた技にそっくりでした」
カヤがサホコの言葉に賛同する。
「でも、私が以前に見せた技はどこにでもあるはずだよ……」
シロネは自信なさそうに言う。
「でも、シロネさん。それは日本ではの話っすよね」
ナオの言葉にシロネは自身無さそうに頷く。
「俺達以外にもこの世界に来た奴がいるって事か」
レイジの言葉にカヤは頷く。
「そう考えれば辻褄が合います」
「確かにそうねカヤさん。そう考えればカヤさんと互角に戦えたのも納得ができるわ。姿を見せない理由はわからないけど……」
チユキは頷いて言う。チユキ達と同じ世界の人間なら。カヤの攻撃を避け、なおかつ投げ飛ばせる者も少なからずいるだろう。
当然、同じように魔法を使えても不思議ではない。
「でも、どうして? そんな人が? もしかしてレーナが私達を見限って、新しい人を召喚したのかな?」
「それは、ちょっと腹が立つっすね」
リノがそう言うとナオが眉を顰める。
「待て。リノにナオ。そう考えるのは早くないか? もしかすると他に召喚ができる者がいるのかもしれないぞ」
すかさずレイジがレーナを庇う。
「レイジ君の言う通り、確かにその可能性もあるわね。それもふくめてレーナに色々と話を聞いてみる必要があるわね」
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