14 / 32
本編
14話 本当に王都は怖いところ
しおりを挟む
オレがいれば――つまり、限定的でも解呪の能力があれば、薬なしでも生活はできるということだ。わかってる。なのに、一瞬、勘違いしそうになった。自分自身を求められているのだと、都合よく解釈しそうになった。
表通りに出る前、ジュードはこちらに体を寄せて声をひそめる。
「通りで兄様と騒いでいたのが第二王子だと、絶対誰かが気づいてる。未公表の王子がいるなんて噂が広まれば、ヨハンが俺の生存に思い至りかねない。今までは、素性が知れてる母親と別居して、ナハト姓すら名乗らずにいたから見つからなかったんだ。今回はさすがに捜索に繋がる」
「ん……でも、オレ、初対面の時にそう名乗られたけど」
「あれは、近くに置くなら確認しておこうと思ったんだ。俺の名前を聞いて、変な反応をしたら監禁して使うつもりだった」
「怖っ! 今その情報出す必要あった? 信頼度が十くらい下がったんだけど」
いや、こんな馬鹿な話をしてる場合じゃない。状況の整理だ。
「えっと? それで、いつ出発するんだ?」
「そうだな、まず両親を呼び戻してエマと合流させて――いや、数日くらい一人でも暮らせるか? ああでも、あいつ前にストーカーがいたしな……」
たぶんそのストーカーは、ジュードに何かされて姿を消したのだろう。この世から消えている可能性もある。
「あの、ジュード、とにかく急ぎでってことね? じゃあ、ギリギリまで呪い竜について調べておくから。あー、今からでも図書館に行こうかな。帯剣禁止だから、これ持って帰って。あっ、一人で帰れる?」
「は? 馬鹿にしてるのか」
「してないよ! 面倒くさいやつだな……!」
心配して損した。というか、手を引いてもガッチリつかまれたままだ。
「なあ、離してくれないと行けないんだけど。逃げないから大丈夫だって、夕飯までには帰るよ」
そこまで言って、ようやく、ジュードは少しずつ力を弱めてオレの手を離した。
オレは、軽く手をあげて、先に通りへ出る。
「じゃあ、またあとで」
「……ああ」
険しい表情。図書館に行くときに、そんな顔で送り出されたのは初めてだ。
――そんなに信用ないかなあ、オレ。
それでも、そばにいさせてくれるのなら、いつかはきっと。
――見てろよ。オレを侮ったこと、後悔させてやる。
◇◇◇
全力で調べ物をしたけど、何も見つかりませんでした。
窓の外から、結構激しめの雨の音が聞こえる。
「うわ、急に降ってきたな。傘持ってくればよかった~」
図書館から出ると、軒下に小鳥が一羽いた。
「おっ。お前も雨宿り?」
よく見ると、セージの近くにいた小鳥と同じ種類だった。さすがに同個体かはわからない。
そして、人気のないすぐ前の道には、カーテンの引かれた馬車が一台停まっていた。中から、騎士と思しき屈強な男が降りてきて、開いた傘を丁寧に差し出してくれる。
「お待ちしておりました。セージ殿下が、お話をされたいそうです」
「えっ? あっ、はい、どうも――」
傘に入れてもらって、導かれるまま馬車に乗り込む。
――オレと話を? わざわざ迎えに?
「失礼いたします」
中に入ってみると、いた。セージじゃなくて、王太子のヨハンスクラートが。
「違うじゃん!!!!!?」
すぐに脱走しようとしたら、騎士に突き飛ばされて床に転がる。
「っ――!」
左腕をつかみ上げられ、ガシャンと音がしたかと思うと手錠をかけられていた。反対側は、騎士の男(めちゃくちゃ屈強)が持っている。
――あっ、コレまずい! しくじった! というか、なんでオレ!? ジュードと一緒にいたから!? バレるの早すぎない!?
いつのまにか王太子の肩にいる小鳥が、ピョロロロと小馬鹿にしたような声でさえずる。
――くそっ、あいつの使い魔かよ!
王太子の赤い瞳が、冷たくこちらを見下ろしている。
「落ち着け。危害を加えたいわけじゃない」
つまり、抵抗したらただでは済まないのだろう。
「……失礼いたしました。はは」
とりあえず、無害そうにしておこう。
左腕に手錠をつけられたまま、王太子の斜め前に座る。魔力を封じる機能があるようで、身体強化もかけられなかった。まあ、オレの隣には騎士がいて、常に目を光らせているから仮に魔法が使えたところで……といった感じだけど。
「リヒト、といったか。ジュエルウィードはなぜ生きている?」
ドキリとする質問だ。予想はしていたけど。
――やっぱり、バレてるよな。使い魔越しに会話を聞かれてる? どこまでなら嘘をついても大丈夫なんだろう。
軽く、探りを入れてみることにした。
「ご存知だったのですね、弟君が生きていると」
「未だに信じられないがな。セージが不審な動きをしていたから監視をつけてみれば……アレはなんだ? 亡霊でも見せられているのか?」
――警戒してる。だから直接向こうに接触しなかったのか。
「ええと……オレはたしかに彼の友人ですが、今まで何があったかはほとんど知らないんです。彼は自分のことを、あまり話してくれませんから。実は王族だったなんて、今日はじめて知ったくらいです」
「……そのようだったな」
――そこも見てたか。知ってるのは、セージと会った後のやり取り全てか?
王太子の質問が、それを裏付けた。
「薬、というのはなんだ? それで呪いをどうにかしているのか」
とっさに、半分だけ嘘をついた。
「そうですね。薬がないと、細かい動きがしづらいと言っていました」
「他に、制限されていることは?」
「他、ですか。うーん……薬があっても、魔法は身体強化ができるくらいと言っていたような……いや、すみません、定かではないです」
こいつの知っている内容と矛盾はないだろうか。正直、どんな会話をしていたかなんてあまり覚えていない。ジュードが呪いにいくらか耐性があるように見せかけて、手を出しづらくするつもりだったけど、ボロが出ていそうで怖い。
――あまり従順でも疑われるな。帰りたがるか。
「あの、そろそろ失礼してもよろしいでしょうか……?」
「いや、君にはジュエルウィードを城まで連れて行く手伝いをしてもらいたい」
「……それは……」
「友人だからできない、と言いたいのか? もちろん謝礼は用意する。一生働かずとも生活できる額を渡そう。望むなら領地と公爵位も与える」
思わず、口を開けてぽかんとしてしまった。
――うわ、王族相手は見返りが凄まじいな……!? これはジュードが売られると警戒するわけだ。普通に魅力的すぎる。
でも、オレにだって意地がある。
「あの……ちなみに、断ったらどうなるんですか?」
「悪いが、君には人質になってもらう」
――そう来るかあ……。
「うーん……あの、お手数ですが、人質でお願いします……」
なんで、こんなことを頼んでるんだろう。
◇◇◇
「理解できないな。なぜ、わざわざ人質なんかに?」
至極真っ当な疑問を、王太子に尋ねられる。
城に連れて行かれたオレは、塔の最上階の部屋で、天蓋付きベッドの支柱に手錠で繋がれた状態になっていた。
ふかふかのベッドに座ってもよし。それなりの扱いをしてくれる、お優しい王太子様に、これは正直に答えてやる。
「ジュエルウィードは、オレを助けに来ないと思うので」
「ほう……?」
王太子がオレのあごをつかんで、顔を上げさせ瞳をのぞき込む。距離感がおかしいのは血筋か?
「ふん……なにか企んでいるわけではなさそうだな」
「そんな、滅相もない」
「しかし、それでは……きみに、ダンジョンへ潜ってもらわなければならないな」
思いがけない言葉だった。ジュードを秘密裏に処分するために、城へ連れてこさせたいんじゃないのか?
目を瞬くオレに、王太子は付け加える。
「もちろん単身でとは言わない。ちょうど、こちらで身柄を預かっている適任者がいてな。名前は、たしか――アンテル、とか言ったか」
「……!?」
どうして。どうしてここで、その名前が出てくるんだ。
表通りに出る前、ジュードはこちらに体を寄せて声をひそめる。
「通りで兄様と騒いでいたのが第二王子だと、絶対誰かが気づいてる。未公表の王子がいるなんて噂が広まれば、ヨハンが俺の生存に思い至りかねない。今までは、素性が知れてる母親と別居して、ナハト姓すら名乗らずにいたから見つからなかったんだ。今回はさすがに捜索に繋がる」
「ん……でも、オレ、初対面の時にそう名乗られたけど」
「あれは、近くに置くなら確認しておこうと思ったんだ。俺の名前を聞いて、変な反応をしたら監禁して使うつもりだった」
「怖っ! 今その情報出す必要あった? 信頼度が十くらい下がったんだけど」
いや、こんな馬鹿な話をしてる場合じゃない。状況の整理だ。
「えっと? それで、いつ出発するんだ?」
「そうだな、まず両親を呼び戻してエマと合流させて――いや、数日くらい一人でも暮らせるか? ああでも、あいつ前にストーカーがいたしな……」
たぶんそのストーカーは、ジュードに何かされて姿を消したのだろう。この世から消えている可能性もある。
「あの、ジュード、とにかく急ぎでってことね? じゃあ、ギリギリまで呪い竜について調べておくから。あー、今からでも図書館に行こうかな。帯剣禁止だから、これ持って帰って。あっ、一人で帰れる?」
「は? 馬鹿にしてるのか」
「してないよ! 面倒くさいやつだな……!」
心配して損した。というか、手を引いてもガッチリつかまれたままだ。
「なあ、離してくれないと行けないんだけど。逃げないから大丈夫だって、夕飯までには帰るよ」
そこまで言って、ようやく、ジュードは少しずつ力を弱めてオレの手を離した。
オレは、軽く手をあげて、先に通りへ出る。
「じゃあ、またあとで」
「……ああ」
険しい表情。図書館に行くときに、そんな顔で送り出されたのは初めてだ。
――そんなに信用ないかなあ、オレ。
それでも、そばにいさせてくれるのなら、いつかはきっと。
――見てろよ。オレを侮ったこと、後悔させてやる。
◇◇◇
全力で調べ物をしたけど、何も見つかりませんでした。
窓の外から、結構激しめの雨の音が聞こえる。
「うわ、急に降ってきたな。傘持ってくればよかった~」
図書館から出ると、軒下に小鳥が一羽いた。
「おっ。お前も雨宿り?」
よく見ると、セージの近くにいた小鳥と同じ種類だった。さすがに同個体かはわからない。
そして、人気のないすぐ前の道には、カーテンの引かれた馬車が一台停まっていた。中から、騎士と思しき屈強な男が降りてきて、開いた傘を丁寧に差し出してくれる。
「お待ちしておりました。セージ殿下が、お話をされたいそうです」
「えっ? あっ、はい、どうも――」
傘に入れてもらって、導かれるまま馬車に乗り込む。
――オレと話を? わざわざ迎えに?
「失礼いたします」
中に入ってみると、いた。セージじゃなくて、王太子のヨハンスクラートが。
「違うじゃん!!!!!?」
すぐに脱走しようとしたら、騎士に突き飛ばされて床に転がる。
「っ――!」
左腕をつかみ上げられ、ガシャンと音がしたかと思うと手錠をかけられていた。反対側は、騎士の男(めちゃくちゃ屈強)が持っている。
――あっ、コレまずい! しくじった! というか、なんでオレ!? ジュードと一緒にいたから!? バレるの早すぎない!?
いつのまにか王太子の肩にいる小鳥が、ピョロロロと小馬鹿にしたような声でさえずる。
――くそっ、あいつの使い魔かよ!
王太子の赤い瞳が、冷たくこちらを見下ろしている。
「落ち着け。危害を加えたいわけじゃない」
つまり、抵抗したらただでは済まないのだろう。
「……失礼いたしました。はは」
とりあえず、無害そうにしておこう。
左腕に手錠をつけられたまま、王太子の斜め前に座る。魔力を封じる機能があるようで、身体強化もかけられなかった。まあ、オレの隣には騎士がいて、常に目を光らせているから仮に魔法が使えたところで……といった感じだけど。
「リヒト、といったか。ジュエルウィードはなぜ生きている?」
ドキリとする質問だ。予想はしていたけど。
――やっぱり、バレてるよな。使い魔越しに会話を聞かれてる? どこまでなら嘘をついても大丈夫なんだろう。
軽く、探りを入れてみることにした。
「ご存知だったのですね、弟君が生きていると」
「未だに信じられないがな。セージが不審な動きをしていたから監視をつけてみれば……アレはなんだ? 亡霊でも見せられているのか?」
――警戒してる。だから直接向こうに接触しなかったのか。
「ええと……オレはたしかに彼の友人ですが、今まで何があったかはほとんど知らないんです。彼は自分のことを、あまり話してくれませんから。実は王族だったなんて、今日はじめて知ったくらいです」
「……そのようだったな」
――そこも見てたか。知ってるのは、セージと会った後のやり取り全てか?
王太子の質問が、それを裏付けた。
「薬、というのはなんだ? それで呪いをどうにかしているのか」
とっさに、半分だけ嘘をついた。
「そうですね。薬がないと、細かい動きがしづらいと言っていました」
「他に、制限されていることは?」
「他、ですか。うーん……薬があっても、魔法は身体強化ができるくらいと言っていたような……いや、すみません、定かではないです」
こいつの知っている内容と矛盾はないだろうか。正直、どんな会話をしていたかなんてあまり覚えていない。ジュードが呪いにいくらか耐性があるように見せかけて、手を出しづらくするつもりだったけど、ボロが出ていそうで怖い。
――あまり従順でも疑われるな。帰りたがるか。
「あの、そろそろ失礼してもよろしいでしょうか……?」
「いや、君にはジュエルウィードを城まで連れて行く手伝いをしてもらいたい」
「……それは……」
「友人だからできない、と言いたいのか? もちろん謝礼は用意する。一生働かずとも生活できる額を渡そう。望むなら領地と公爵位も与える」
思わず、口を開けてぽかんとしてしまった。
――うわ、王族相手は見返りが凄まじいな……!? これはジュードが売られると警戒するわけだ。普通に魅力的すぎる。
でも、オレにだって意地がある。
「あの……ちなみに、断ったらどうなるんですか?」
「悪いが、君には人質になってもらう」
――そう来るかあ……。
「うーん……あの、お手数ですが、人質でお願いします……」
なんで、こんなことを頼んでるんだろう。
◇◇◇
「理解できないな。なぜ、わざわざ人質なんかに?」
至極真っ当な疑問を、王太子に尋ねられる。
城に連れて行かれたオレは、塔の最上階の部屋で、天蓋付きベッドの支柱に手錠で繋がれた状態になっていた。
ふかふかのベッドに座ってもよし。それなりの扱いをしてくれる、お優しい王太子様に、これは正直に答えてやる。
「ジュエルウィードは、オレを助けに来ないと思うので」
「ほう……?」
王太子がオレのあごをつかんで、顔を上げさせ瞳をのぞき込む。距離感がおかしいのは血筋か?
「ふん……なにか企んでいるわけではなさそうだな」
「そんな、滅相もない」
「しかし、それでは……きみに、ダンジョンへ潜ってもらわなければならないな」
思いがけない言葉だった。ジュードを秘密裏に処分するために、城へ連れてこさせたいんじゃないのか?
目を瞬くオレに、王太子は付け加える。
「もちろん単身でとは言わない。ちょうど、こちらで身柄を預かっている適任者がいてな。名前は、たしか――アンテル、とか言ったか」
「……!?」
どうして。どうしてここで、その名前が出てくるんだ。
165
お気に入りに追加
324
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
目覚ましに先輩の声を使ってたらバレた話
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
サッカー部の先輩・ハヤトの声が密かに大好きなミノル。
彼を誘い家に泊まってもらった翌朝、目覚ましが鳴った。
……あ。
音声アラームを先輩の声にしているのがバレた。
しかもボイスレコーダーでこっそり録音していたことも白状することに。
やばい、どうしよう。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
30歳まで独身だったので男と結婚することになった
あかべこ
BL
4年前、酒の席で学生時代からの友人のオリヴァーと「30歳まで独身だったら結婚するか?」と持ちかけた冒険者のエドウィン。そして4年後のオリヴァーの誕生日、エドウィンはその約束の履行を求められてしまう。
キラキラしくて頭いいイケメン貴族×ちょっと薄暗い過去持ち平凡冒険者、の予定
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ハッピーエンドのために妹に代わって惚れ薬を飲んだ悪役兄の101回目
カギカッコ「」
BL
ヤられて不幸になる妹のハッピーエンドのため、リバース転生し続けている兄は我が身を犠牲にする。妹が飲むはずだった惚れ薬を代わりに飲んで。
若奥様は緑の手 ~ お世話した花壇が聖域化してました。嫁入り先でめいっぱい役立てます!
古森真朝
恋愛
意地悪な遠縁のおばの邸で暮らすユーフェミアは、ある日いきなり『明後日に輿入れが決まったから荷物をまとめろ』と言い渡される。いろいろ思うところはありつつ、これは邸から出て自立するチャンス!と大急ぎで支度して出立することに。嫁入り道具兼手土産として、唯一の財産でもある裏庭の花壇(四畳サイズ)を『持参』したのだが――実はこのプチ庭園、長年手塩にかけた彼女の魔力によって、神域霊域レベルのレア植物生息地となっていた。
そうとは知らないまま、輿入れ初日にボロボロになって帰ってきた結婚相手・クライヴを救ったのを皮切りに、彼の実家エヴァンス邸、勤め先である王城、さらにお世話になっている賢者様が司る大神殿と、次々に起こる事件を『あ、それならありますよ!』とプチ庭園でしれっと解決していくユーフェミア。果たして嫁ぎ先で平穏を手に入れられるのか。そして根っから世話好きで、何くれとなく構ってくれるクライヴVS自立したい甘えベタの若奥様の勝負の行方は?
*カクヨム様で先行掲載しております
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
乙女ゲームが俺のせいでバグだらけになった件について
はかまる
BL
異世界転生配属係の神様に間違えて何の関係もない乙女ゲームの悪役令状ポジションに転生させられた元男子高校生が、世界がバグだらけになった世界で頑張る話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる