10 / 32
本編
10話 どうしてこうなったのか
しおりを挟む
「俺には兄がいる。呪いをかけたのは、そいつだ」
一つ目から、耳を疑うような言葉をジュードは口にした。
そして、信じられないほど淡々と続ける。
「父親が実力主義者でな。弟である俺に家督が渡る可能性があったから、それを危惧したんだろう。十六歳の時に、何らかの力を利用した呪いをかけられて、嵐で増水した川に突き落とされた。――まあ、完全に体が動かなくなる前に、流れ着いた先で岸に這い上がったから生きてるわけなんだけどな」
だから、死んだことになっている、と言っていたのか。
「それで、エマと俺の関係だが……。元々、俺は父親が使用人に手を出して出来た子でな。間もなく、母親は解雇されて街で暮らし始め、そこでカーソンという男と結婚してエマを産んでる。だから異父兄妹で、お前が知ってる『ナハト』は母親の姓だ」
語り口が、軽すぎる。
「っ……ジュード……」
「なんだ? この先も必要か? 俺が街に流れ着いた後は、身元不明者の噂を聞きつけた母親が来て――」
「違うよ。なんで……なんで、そんなに平気そうに話すんだよ。家族に呪われて、殺されそうになって……」
今だって、当たり前に感じるはずだった、色んなものを奪われ続けている。
「どうして……お前が、そんな目に遭わなくちゃいけないんだよ……!」
腹が立つ。目頭が熱くなる。
ジュードは、驚いたように、しばらくの間黙っていた。
そして、オレから視線を逸らして、頭をかく。
「家督を巡ったトラブルなんて、そう珍しいものでもないだろ。この件は、呪いが使われたという点が特殊なだけだ」
「……そんなわけあるかよ」
「問題はこの先だ。もし俺が生きていると知られれば、面倒なことになりかねない。だからこのことは他言無用だし、兄がどこの誰かはお前にも教えない」
「はあ……オレがお前を売ると思ってるわけね。いいよ、そんなんで他人なんか信じられないだろ」
――よくない。オレはまだ他人なのかよ。
向けられる視線は、そっけない。
「わかったら、これ以上詮索するな。予想が正しければ、呪い竜さえ倒せば全て解決する。薬の材料のために王都に留まる必要もないし、絶対に目に触れない場所に移り住めばそれでいい」
話は終わりと言わんばかりに、ジュードは立ち上がると鍋に調味料を入れ始めた。煮込み時間にする話じゃないし、移り住めばそれでいいわけもない。
まだ、オレは、言いたいことがある。
「でも、おかしいだろ。加害者がなんのお咎めもなしに、のうのうと生きてるのは」
「そうだな。でも、法で裁こうにも証拠がない。面倒だから殺しもしない」
「……お前は、こんなに大変なのに」
「まったくだ。俺一人じゃ、味見も出来やしない」
ジュードは、片手を差し出してオレに握らせると、すくったスープを口に含んで
「まあ、量と味の関係は覚えたしいいか」
と、のたまった。
「よくないよ、ちゃんと味見しろ」
一人でなんとかしようとするんじゃない。寂しいだろ。
◇◇◇
その日の夜中、ふと目が覚めて、水を飲みにベッドを抜け出した。(ジュードに抱え込まれていて、脱出するのに苦労した)
キッチンへ行くと、ちょうどエマもコップに水を注いでいた。
「あ。リヒトさんも、飲みますか?」
「うん、お願い。――あっ、ジュードから話を聞いたよ。元々、どこにいたのか以外はね」
彼女は、こちらへコップを渡して微笑む。
「そうですか。母は、ずっとジュードのことを心配していたそうなんですが、わずかな情報だけで『あの子かもしれない』と言って連れ帰ってきた時は驚きました」
そして、自分のコップに口をつけると、その水面を眺める。
「ジュードの呪いは、はじめて会った時、意識があるのかもわからない状態だったほど強いんです。魔法薬師の父が作った薬で意思の疎通ができるようになって、私がそこに改良を加えたんですが……今のように動けているのは、本人の才能と努力のおかげなんですよ」
たしかに、オレがはじめて会った時は、平衡感覚がないのに魔物を倒していた。背中に傷は負っていたものの、普通なら食べられているところだ。
「本当に、なんでも一人でしちゃうんです。人の手を借りようとしないどころか、私たち家族以外は誰も寄せ付けないように、突き放した態度ばかり取って……。でも、やっぱり、リヒトさんのことは特別なのかもしれませんね」
「え?」
思いがけない話の流れに、目を瞬く。
――それは、まあ、解呪の力はあるけど……。
そうこうしていると、噂をすればなんとやら。暗い廊下を、ジュードが壁に手を当てながらこちらへ歩いてきた。
「おい。こんな夜中に、二人でなにをしてるんだ」
「いや普通に話だけど」
オレとエマの声が重なる。
エマには「早く寝ろよ」と言い、オレのことは睨んで手首をつかんで連れ去るジュード。
部屋に戻ってから、ベッドに放り投げられた。
「うっわ!? なにすんだよ!」
「エマに手を出すなと言ったよな」
「出してないよ! てか、お前には関係ないだろ! 彼氏じゃないんだし!」
「お前のような粗忽者にエマはやれない」
「お父さんかよ! 引っ込んでてくれ!」
――まあ、今はもう、エマのことは異性より友達だと思ってるけど。
そういえば、ジュードはわざわざオレを連れ戻すために起きてきたのだろうか。他に何をするでもなく、再び後ろから手を回してくると、オレの耳元でぶっきらぼうにささやいた。
「お前は、俺で満足しておけ」
「……!?」
なんだって!?
「どういう意味……!?」
「エマに変な気を起こしたら潰す」
「ヒェッ……」
他人の股間に手をやるんじゃない。本気か。
――いや、待て待て待て……! ここで、実はお前のことが好きなんだって言ったらどうなるんだ……?
混乱したままの頭で、うだうだ考えてみる。
――重いか? ジュードは呪いがあるから、仕方なくオレといる可能性が高いよな。まだ解呪の目処も立ってないのに、好きだなんて言って面倒臭がられるのは避けたい……。伝えるとしても全部解決してからか……? ああもう、なんでオレがこんなことで悩まなくちゃいけないんだ……! というか、こいつと出会ったのも、二度も助けられたのも、全部アンテルたちのせいじゃないか? そうだ、あいつらのせいでこんなことに……! 許せない!
オレの脳内で、アンテル一行が『私たちがくっつけました』という文字と共に微笑む。
――くっついてないから! まだ! てか、もし本当にジュードと付き合うことになったら、こいつと……キス、とか……その先、とか……するのか? いや意味わかんない。無理じゃない? これは早めに、やっぱ違うなってハッキリさせて目を覚ました方がいい気がする。
今は、きっと、助けてもらった感謝を好意と取り違えているだけだ。それを証明するために、ものは試しで言ってみよう。
「なあ、ジュード。起きてる?」
「……なんだ?」
「ほら、さっきさ、お前言ったじゃん。その……俺で満足しておけって」
「言ったな」
「その……試してみてよ」
「なにを?」
「だ、だから……! オレが! お前で! 満足できるかどうか……!」
――待って、この言い方で合ってる?
ジュードは、数秒考えると
「お前、男に抱かれたことあるのか?」
と、聞いてきた。
「はっ!? ないよ! えっ、なに!?」
「なら、まずは教え込むところからだな」
さっきまで、こちらの体を抱えているだけだったジュードの手が、オレの服の裾をつかんでまくり上げた。
一つ目から、耳を疑うような言葉をジュードは口にした。
そして、信じられないほど淡々と続ける。
「父親が実力主義者でな。弟である俺に家督が渡る可能性があったから、それを危惧したんだろう。十六歳の時に、何らかの力を利用した呪いをかけられて、嵐で増水した川に突き落とされた。――まあ、完全に体が動かなくなる前に、流れ着いた先で岸に這い上がったから生きてるわけなんだけどな」
だから、死んだことになっている、と言っていたのか。
「それで、エマと俺の関係だが……。元々、俺は父親が使用人に手を出して出来た子でな。間もなく、母親は解雇されて街で暮らし始め、そこでカーソンという男と結婚してエマを産んでる。だから異父兄妹で、お前が知ってる『ナハト』は母親の姓だ」
語り口が、軽すぎる。
「っ……ジュード……」
「なんだ? この先も必要か? 俺が街に流れ着いた後は、身元不明者の噂を聞きつけた母親が来て――」
「違うよ。なんで……なんで、そんなに平気そうに話すんだよ。家族に呪われて、殺されそうになって……」
今だって、当たり前に感じるはずだった、色んなものを奪われ続けている。
「どうして……お前が、そんな目に遭わなくちゃいけないんだよ……!」
腹が立つ。目頭が熱くなる。
ジュードは、驚いたように、しばらくの間黙っていた。
そして、オレから視線を逸らして、頭をかく。
「家督を巡ったトラブルなんて、そう珍しいものでもないだろ。この件は、呪いが使われたという点が特殊なだけだ」
「……そんなわけあるかよ」
「問題はこの先だ。もし俺が生きていると知られれば、面倒なことになりかねない。だからこのことは他言無用だし、兄がどこの誰かはお前にも教えない」
「はあ……オレがお前を売ると思ってるわけね。いいよ、そんなんで他人なんか信じられないだろ」
――よくない。オレはまだ他人なのかよ。
向けられる視線は、そっけない。
「わかったら、これ以上詮索するな。予想が正しければ、呪い竜さえ倒せば全て解決する。薬の材料のために王都に留まる必要もないし、絶対に目に触れない場所に移り住めばそれでいい」
話は終わりと言わんばかりに、ジュードは立ち上がると鍋に調味料を入れ始めた。煮込み時間にする話じゃないし、移り住めばそれでいいわけもない。
まだ、オレは、言いたいことがある。
「でも、おかしいだろ。加害者がなんのお咎めもなしに、のうのうと生きてるのは」
「そうだな。でも、法で裁こうにも証拠がない。面倒だから殺しもしない」
「……お前は、こんなに大変なのに」
「まったくだ。俺一人じゃ、味見も出来やしない」
ジュードは、片手を差し出してオレに握らせると、すくったスープを口に含んで
「まあ、量と味の関係は覚えたしいいか」
と、のたまった。
「よくないよ、ちゃんと味見しろ」
一人でなんとかしようとするんじゃない。寂しいだろ。
◇◇◇
その日の夜中、ふと目が覚めて、水を飲みにベッドを抜け出した。(ジュードに抱え込まれていて、脱出するのに苦労した)
キッチンへ行くと、ちょうどエマもコップに水を注いでいた。
「あ。リヒトさんも、飲みますか?」
「うん、お願い。――あっ、ジュードから話を聞いたよ。元々、どこにいたのか以外はね」
彼女は、こちらへコップを渡して微笑む。
「そうですか。母は、ずっとジュードのことを心配していたそうなんですが、わずかな情報だけで『あの子かもしれない』と言って連れ帰ってきた時は驚きました」
そして、自分のコップに口をつけると、その水面を眺める。
「ジュードの呪いは、はじめて会った時、意識があるのかもわからない状態だったほど強いんです。魔法薬師の父が作った薬で意思の疎通ができるようになって、私がそこに改良を加えたんですが……今のように動けているのは、本人の才能と努力のおかげなんですよ」
たしかに、オレがはじめて会った時は、平衡感覚がないのに魔物を倒していた。背中に傷は負っていたものの、普通なら食べられているところだ。
「本当に、なんでも一人でしちゃうんです。人の手を借りようとしないどころか、私たち家族以外は誰も寄せ付けないように、突き放した態度ばかり取って……。でも、やっぱり、リヒトさんのことは特別なのかもしれませんね」
「え?」
思いがけない話の流れに、目を瞬く。
――それは、まあ、解呪の力はあるけど……。
そうこうしていると、噂をすればなんとやら。暗い廊下を、ジュードが壁に手を当てながらこちらへ歩いてきた。
「おい。こんな夜中に、二人でなにをしてるんだ」
「いや普通に話だけど」
オレとエマの声が重なる。
エマには「早く寝ろよ」と言い、オレのことは睨んで手首をつかんで連れ去るジュード。
部屋に戻ってから、ベッドに放り投げられた。
「うっわ!? なにすんだよ!」
「エマに手を出すなと言ったよな」
「出してないよ! てか、お前には関係ないだろ! 彼氏じゃないんだし!」
「お前のような粗忽者にエマはやれない」
「お父さんかよ! 引っ込んでてくれ!」
――まあ、今はもう、エマのことは異性より友達だと思ってるけど。
そういえば、ジュードはわざわざオレを連れ戻すために起きてきたのだろうか。他に何をするでもなく、再び後ろから手を回してくると、オレの耳元でぶっきらぼうにささやいた。
「お前は、俺で満足しておけ」
「……!?」
なんだって!?
「どういう意味……!?」
「エマに変な気を起こしたら潰す」
「ヒェッ……」
他人の股間に手をやるんじゃない。本気か。
――いや、待て待て待て……! ここで、実はお前のことが好きなんだって言ったらどうなるんだ……?
混乱したままの頭で、うだうだ考えてみる。
――重いか? ジュードは呪いがあるから、仕方なくオレといる可能性が高いよな。まだ解呪の目処も立ってないのに、好きだなんて言って面倒臭がられるのは避けたい……。伝えるとしても全部解決してからか……? ああもう、なんでオレがこんなことで悩まなくちゃいけないんだ……! というか、こいつと出会ったのも、二度も助けられたのも、全部アンテルたちのせいじゃないか? そうだ、あいつらのせいでこんなことに……! 許せない!
オレの脳内で、アンテル一行が『私たちがくっつけました』という文字と共に微笑む。
――くっついてないから! まだ! てか、もし本当にジュードと付き合うことになったら、こいつと……キス、とか……その先、とか……するのか? いや意味わかんない。無理じゃない? これは早めに、やっぱ違うなってハッキリさせて目を覚ました方がいい気がする。
今は、きっと、助けてもらった感謝を好意と取り違えているだけだ。それを証明するために、ものは試しで言ってみよう。
「なあ、ジュード。起きてる?」
「……なんだ?」
「ほら、さっきさ、お前言ったじゃん。その……俺で満足しておけって」
「言ったな」
「その……試してみてよ」
「なにを?」
「だ、だから……! オレが! お前で! 満足できるかどうか……!」
――待って、この言い方で合ってる?
ジュードは、数秒考えると
「お前、男に抱かれたことあるのか?」
と、聞いてきた。
「はっ!? ないよ! えっ、なに!?」
「なら、まずは教え込むところからだな」
さっきまで、こちらの体を抱えているだけだったジュードの手が、オレの服の裾をつかんでまくり上げた。
166
お気に入りに追加
324
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
目覚ましに先輩の声を使ってたらバレた話
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
サッカー部の先輩・ハヤトの声が密かに大好きなミノル。
彼を誘い家に泊まってもらった翌朝、目覚ましが鳴った。
……あ。
音声アラームを先輩の声にしているのがバレた。
しかもボイスレコーダーでこっそり録音していたことも白状することに。
やばい、どうしよう。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
30歳まで独身だったので男と結婚することになった
あかべこ
BL
4年前、酒の席で学生時代からの友人のオリヴァーと「30歳まで独身だったら結婚するか?」と持ちかけた冒険者のエドウィン。そして4年後のオリヴァーの誕生日、エドウィンはその約束の履行を求められてしまう。
キラキラしくて頭いいイケメン貴族×ちょっと薄暗い過去持ち平凡冒険者、の予定
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ハッピーエンドのために妹に代わって惚れ薬を飲んだ悪役兄の101回目
カギカッコ「」
BL
ヤられて不幸になる妹のハッピーエンドのため、リバース転生し続けている兄は我が身を犠牲にする。妹が飲むはずだった惚れ薬を代わりに飲んで。
若奥様は緑の手 ~ お世話した花壇が聖域化してました。嫁入り先でめいっぱい役立てます!
古森真朝
恋愛
意地悪な遠縁のおばの邸で暮らすユーフェミアは、ある日いきなり『明後日に輿入れが決まったから荷物をまとめろ』と言い渡される。いろいろ思うところはありつつ、これは邸から出て自立するチャンス!と大急ぎで支度して出立することに。嫁入り道具兼手土産として、唯一の財産でもある裏庭の花壇(四畳サイズ)を『持参』したのだが――実はこのプチ庭園、長年手塩にかけた彼女の魔力によって、神域霊域レベルのレア植物生息地となっていた。
そうとは知らないまま、輿入れ初日にボロボロになって帰ってきた結婚相手・クライヴを救ったのを皮切りに、彼の実家エヴァンス邸、勤め先である王城、さらにお世話になっている賢者様が司る大神殿と、次々に起こる事件を『あ、それならありますよ!』とプチ庭園でしれっと解決していくユーフェミア。果たして嫁ぎ先で平穏を手に入れられるのか。そして根っから世話好きで、何くれとなく構ってくれるクライヴVS自立したい甘えベタの若奥様の勝負の行方は?
*カクヨム様で先行掲載しております
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
モテる兄貴を持つと……(三人称改訂版)
夏目碧央
BL
兄、海斗(かいと)と同じ高校に入学した城崎岳斗(きのさきやまと)は、兄がモテるがゆえに様々な苦難に遭う。だが、カッコよくて優しい兄を実は自慢に思っている。兄は弟が大好きで、少々過保護気味。
ある日、岳斗は両親の血液型と自分の血液型がおかしい事に気づく。海斗は「覚えてないのか?」と驚いた様子。岳斗は何を忘れているのか?一体どんな秘密が?
乙女ゲームが俺のせいでバグだらけになった件について
はかまる
BL
異世界転生配属係の神様に間違えて何の関係もない乙女ゲームの悪役令状ポジションに転生させられた元男子高校生が、世界がバグだらけになった世界で頑張る話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる