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三章
35話 衝突
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明朝、リセナに迎えの馬車が来る時間。ライランド領にある荒廃農地に、グレイは立っていた。
「……なんのつもりだ、こんな所に連れて来て」
向かいには、メィシーがいる。
「ここなら少々荒らしても問題ないと、レオくんに言われてね。――まあ、足止めかな。きみを、リセナから引き離すよう彼に頼まれている」
背中の魔導銃に手をかけたメィシーは、魔力を込めながら、まだ対話をやめない。
「きみだって、本当は、彼女を魔王討伐に連れて行きたくはないんじゃないのかい? 情が湧いたんだろう」
「……どうするか決めるのは、あいつだ。俺でも、お前たちでもない」
「そうだね。けれど、僕は、できるだけ足止めしてみようと思う。――後から追いかけても無駄だよ。彼女は王太子殿下に会いに行くけれど、先方から城以外の場所を指定されている。その後は、しばらく行方をくらましてもらう予定さ」
「つまり、今ここでお前を斬り捨てて行けということか」
「言うと思った。僕はもう半人前じゃないからね、そう簡単には倒せないよ」
苦笑してから、メィシーは魔導銃を構えた。
◆
馬車が到着したのに、グレイとメィシーの姿がない。リセナが辺りを見回していると、遠くの方で、光と闇の魔力がぶつかるのが見えた。
「え……まさか……!」
そちらへ駆け出すリセナ。すぐに、レオンが彼女を追いかける。
「リセナ! 戻って!」
「でも、二人が……! 止めなきゃ――」
レオンが彼女の手首をつかむ。
「いいよ、放っておこう! 大丈夫だって、どうせただのケンカだよ!」
上手く笑えているつもりだ、と、レオンは思う。
なのに、彼女は、彼の言葉を信じなかった。
「……レオ。あなた、わざと、二人をぶつけた?」
「――――」
ずっとグレイを追い払おうとしていたから、疑われるのは仕方のないことだった。レオンは、観念して、それでも笑うのをやめない。
「だって、魔王討伐なんて危ないよ。個人がやることじゃないって。国に任せておこう!」
「国がやらないから、私がやるんです」
「まずは自分を優先して。どうしても人を助けたいなら、きみの領分でやって。新しい事業、考えてるんでしょ? 命をかけて戦うのは、違うよね」
一応、口角は、持ち上がっているはずだ。目も、たぶん、笑えているはずだ。
「リセナが傷付いたら、ご両親だって悲しむよ。きみだって、魔王と戦うのは怖いでしょ?」
リセナは口をつぐむ。そんなもの、怖いに決まっている。それに、自分を大切にしてくれている両親を悲しませるなんて、あってはならないことだ。
「…………」
彼女が黙った。説得できた、と、彼は思った。
だけど、
「……怖いです。でも……大切な人が傷付くかもしれない、という可能性の方が、もっと怖いです。明日には、魔王がここへ攻めてくるかもしれない」
「考えすぎだよ」
レオンは、力を入れて、彼女を馬車の方へ引っ張った。
「でも、それならオレの気持ちもわかるでしょ? きみに傷付いてほしくない。ごめんね、ちょっと、力づくで連れて行くから」
「っ……」
痛いかもしれない。いや、こんなの、痛いに決まっている。それくらいの力で彼女の腕をつかんで、引いて、罪悪感でおかしくなりそうだった。
それでも、これで彼女の命を守れるのなら――。そう、思っていたのに。
「――!」
リセナが、魔力増幅をかけた身体強化で、レオンの手を振り払う。
肌同士が擦れて離れる、乾いた音が響いた。
振り払われた手を下ろすこともなく、こちらを見て絶句しているレオンに、リセナはやわらかく笑いかける。
「レオ。ありがとうございます、今まで私を守ってくれて。――次は私の番です。あなたは、ここに残って」
「……え?」
固まっていたレオンの手から、力が抜ける。
「なに、言って……」
「あなたの縁談のこと、聞きました。次は彼女と一緒にいてあげてください。私も、必ず魔王を倒してきて、二人の式に参列しますから」
「待って、オレは――!」
「お幸せに……!」
リセナは彼に背を向けて、足早に遠ざかって行く。
彼女は、本当にそれでいいのか。本当は何を望んでいるのか。
そんなことを考えられる余裕は、いまのレオンにはなかった。また一人で遠くへ行こうとする彼女に、ただ、ひたすら追いすがる。
「待って……!」
もう説得する言葉なんて残っていなかった。彼女をそばで守ることすら許されない自分が情けなくて、悲しくて、彼女がどうしようもなく恋しくて。次々とあふれだす涙をそのままに、リセナを後ろから抱きしめる。
「いやだ、行かないで。オレを独りにしないで。どこへだって、ついて行くから……!」
少しも取り繕うことなく、リセナの肩口で嗚咽を漏らすレオン。これでも聞き入れてもらえなかったら、もう、なんにもできない。
「…………」
彼女が、なにもしゃべらない。
ああ、もう、駄目だ。
自分たちは、もう、これきりなのだ。
彼がそう打ちひしがれているところに、頭を優しくなでられる感触がした。
すぐ近くで、リセナの震えた声がする。
「これでも、まだ、離れて行かないんですね」
彼がこんなに泣くなんて、彼女は思ってもみなかった。もう自分だけのものにしておくなんて許されないのに、こうやって求められることに、どうしようもなく安堵してしまう。
そして、彼があまりに取り乱すものだから、まるで、これが今生の別れかのようで――。魔王との戦いで自分が命を落とす光景が、リセナの頭をよぎる。
「……わかりました、もう少しだけ、私のそばにいてください。もし、この先、私が死ぬようなことがあったら、この手を握っていてください」
それだけで、どんなに救われるだろうと彼女は思う。
「リセナ……」
彼女が共にいることを許してくれただけで、レオンには、なんでもできるような気さえしてきた。
「死なせないよ、きみだけは。危なくなったら、きみだけでも逃がす」
ぐずぐずと鼻を鳴らして体を離す彼に、彼女は涙をこらえながら微笑んだ。
「どうして、そこまでするんですか?」
「……いま言うと、泣き落としてるみたいで格好悪いから言えない……。全部終わったら言う……」
「いや、いま言ってくださいよ。それ、生きて帰って来られないやつじゃないですか」
リセナが真顔になる。
レオンは急いで涙を拭った。向こうからグレイと共に歩いて来ていたメィシーが、わざとらしく首をかしげる。
「おや、お取り込み中だったかな。これ以上は、ただじゃ済まなさそうだったから切り上げて来たんだ。……初手で首を狙われたし」
「こっちも、話がまとまったところ……。この先も四人で行動する――。いや、違うな。魔王を倒すまでは、だ」
最後にリセナと共にいるのは自分一人だと、こんな時でも彼は二人を牽制していた。
「……なんのつもりだ、こんな所に連れて来て」
向かいには、メィシーがいる。
「ここなら少々荒らしても問題ないと、レオくんに言われてね。――まあ、足止めかな。きみを、リセナから引き離すよう彼に頼まれている」
背中の魔導銃に手をかけたメィシーは、魔力を込めながら、まだ対話をやめない。
「きみだって、本当は、彼女を魔王討伐に連れて行きたくはないんじゃないのかい? 情が湧いたんだろう」
「……どうするか決めるのは、あいつだ。俺でも、お前たちでもない」
「そうだね。けれど、僕は、できるだけ足止めしてみようと思う。――後から追いかけても無駄だよ。彼女は王太子殿下に会いに行くけれど、先方から城以外の場所を指定されている。その後は、しばらく行方をくらましてもらう予定さ」
「つまり、今ここでお前を斬り捨てて行けということか」
「言うと思った。僕はもう半人前じゃないからね、そう簡単には倒せないよ」
苦笑してから、メィシーは魔導銃を構えた。
◆
馬車が到着したのに、グレイとメィシーの姿がない。リセナが辺りを見回していると、遠くの方で、光と闇の魔力がぶつかるのが見えた。
「え……まさか……!」
そちらへ駆け出すリセナ。すぐに、レオンが彼女を追いかける。
「リセナ! 戻って!」
「でも、二人が……! 止めなきゃ――」
レオンが彼女の手首をつかむ。
「いいよ、放っておこう! 大丈夫だって、どうせただのケンカだよ!」
上手く笑えているつもりだ、と、レオンは思う。
なのに、彼女は、彼の言葉を信じなかった。
「……レオ。あなた、わざと、二人をぶつけた?」
「――――」
ずっとグレイを追い払おうとしていたから、疑われるのは仕方のないことだった。レオンは、観念して、それでも笑うのをやめない。
「だって、魔王討伐なんて危ないよ。個人がやることじゃないって。国に任せておこう!」
「国がやらないから、私がやるんです」
「まずは自分を優先して。どうしても人を助けたいなら、きみの領分でやって。新しい事業、考えてるんでしょ? 命をかけて戦うのは、違うよね」
一応、口角は、持ち上がっているはずだ。目も、たぶん、笑えているはずだ。
「リセナが傷付いたら、ご両親だって悲しむよ。きみだって、魔王と戦うのは怖いでしょ?」
リセナは口をつぐむ。そんなもの、怖いに決まっている。それに、自分を大切にしてくれている両親を悲しませるなんて、あってはならないことだ。
「…………」
彼女が黙った。説得できた、と、彼は思った。
だけど、
「……怖いです。でも……大切な人が傷付くかもしれない、という可能性の方が、もっと怖いです。明日には、魔王がここへ攻めてくるかもしれない」
「考えすぎだよ」
レオンは、力を入れて、彼女を馬車の方へ引っ張った。
「でも、それならオレの気持ちもわかるでしょ? きみに傷付いてほしくない。ごめんね、ちょっと、力づくで連れて行くから」
「っ……」
痛いかもしれない。いや、こんなの、痛いに決まっている。それくらいの力で彼女の腕をつかんで、引いて、罪悪感でおかしくなりそうだった。
それでも、これで彼女の命を守れるのなら――。そう、思っていたのに。
「――!」
リセナが、魔力増幅をかけた身体強化で、レオンの手を振り払う。
肌同士が擦れて離れる、乾いた音が響いた。
振り払われた手を下ろすこともなく、こちらを見て絶句しているレオンに、リセナはやわらかく笑いかける。
「レオ。ありがとうございます、今まで私を守ってくれて。――次は私の番です。あなたは、ここに残って」
「……え?」
固まっていたレオンの手から、力が抜ける。
「なに、言って……」
「あなたの縁談のこと、聞きました。次は彼女と一緒にいてあげてください。私も、必ず魔王を倒してきて、二人の式に参列しますから」
「待って、オレは――!」
「お幸せに……!」
リセナは彼に背を向けて、足早に遠ざかって行く。
彼女は、本当にそれでいいのか。本当は何を望んでいるのか。
そんなことを考えられる余裕は、いまのレオンにはなかった。また一人で遠くへ行こうとする彼女に、ただ、ひたすら追いすがる。
「待って……!」
もう説得する言葉なんて残っていなかった。彼女をそばで守ることすら許されない自分が情けなくて、悲しくて、彼女がどうしようもなく恋しくて。次々とあふれだす涙をそのままに、リセナを後ろから抱きしめる。
「いやだ、行かないで。オレを独りにしないで。どこへだって、ついて行くから……!」
少しも取り繕うことなく、リセナの肩口で嗚咽を漏らすレオン。これでも聞き入れてもらえなかったら、もう、なんにもできない。
「…………」
彼女が、なにもしゃべらない。
ああ、もう、駄目だ。
自分たちは、もう、これきりなのだ。
彼がそう打ちひしがれているところに、頭を優しくなでられる感触がした。
すぐ近くで、リセナの震えた声がする。
「これでも、まだ、離れて行かないんですね」
彼がこんなに泣くなんて、彼女は思ってもみなかった。もう自分だけのものにしておくなんて許されないのに、こうやって求められることに、どうしようもなく安堵してしまう。
そして、彼があまりに取り乱すものだから、まるで、これが今生の別れかのようで――。魔王との戦いで自分が命を落とす光景が、リセナの頭をよぎる。
「……わかりました、もう少しだけ、私のそばにいてください。もし、この先、私が死ぬようなことがあったら、この手を握っていてください」
それだけで、どんなに救われるだろうと彼女は思う。
「リセナ……」
彼女が共にいることを許してくれただけで、レオンには、なんでもできるような気さえしてきた。
「死なせないよ、きみだけは。危なくなったら、きみだけでも逃がす」
ぐずぐずと鼻を鳴らして体を離す彼に、彼女は涙をこらえながら微笑んだ。
「どうして、そこまでするんですか?」
「……いま言うと、泣き落としてるみたいで格好悪いから言えない……。全部終わったら言う……」
「いや、いま言ってくださいよ。それ、生きて帰って来られないやつじゃないですか」
リセナが真顔になる。
レオンは急いで涙を拭った。向こうからグレイと共に歩いて来ていたメィシーが、わざとらしく首をかしげる。
「おや、お取り込み中だったかな。これ以上は、ただじゃ済まなさそうだったから切り上げて来たんだ。……初手で首を狙われたし」
「こっちも、話がまとまったところ……。この先も四人で行動する――。いや、違うな。魔王を倒すまでは、だ」
最後にリセナと共にいるのは自分一人だと、こんな時でも彼は二人を牽制していた。
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