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二章
24話 魔王の所に帰れ
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列車が駅に到着した時、二つの懸念事項があった。
メィシーが、左手の指輪に魔力を通して目を閉じる。
「……うん、大丈夫。リセナは無事に移動できているみたいだ」
「よかった……」
レオンが胸をなでおろす。しかし、まだ安心はしていられなかった。
「あとは、このままだと、オレたちが警備兵殺害の容疑で捕まるってことだよな……」
駅のホームから、現地待機していた警備兵たちが乗り込んで来る。レオンたちは、その二人の間にいた人物に目を疑った。
白衣を着たエルフ――ダンが、軽く片手をあげる。
「ようメィシー、大変だったみたいだな。検体はそこに転がってるやつで間違いないか?」
「ダン……どうしてここに」
彼は質問に答えるより先に、ノアの体に手をかざして「分析魔法」とつぶやいた。
「……ふむ、またこの元素か。同じ惑星から来た別の種族ってところか? ――よし、操られたこいつの暴走を、お前たちが止めたってことで上に報告してやろう」
ダンは、困惑している警備兵には目もくれずに言う。
「まあ、お前たちの味方をしにきたわけじゃないんだけどな。突然、王太子の遣いが研究所に来て、異常事態解明の協力を依頼された。あと、リセナ・シーリグの力のことも白状させられたよ」
レオンが顔をしかめる。
「そうか、なんで今さらリセナを呼び戻すのかと思ったら、今度は魔力増幅が目的か……」
「すまないな。仕方なかったんだ」
警備兵が、辺りを見回す。
「それで、リセナ・シーリグはどこだ?」
メィシーは沈痛な面持ちで、半分だけ嘘をついた。
「戦闘の影響で、高架下に落下している。……生死は不明だ」
「……それならば、捜索が完了するまで、お前たちの身柄は預からせてもらう」
レオンは、剣に手をかけようとして、やめた。自分たちが人質になって、リセナがなにかを強制される事態は避けたい。しかし、ここで反抗して彼女の立場を悪くするのも不本意だ。
警備兵二人が前に出る。
その肩に、ぽん、とダンが手を置いた。
たちまち、なにもない空間を見上げた警備兵の顔が恐怖に歪む。彼らは狂ったようにすさまじい悲鳴をあげて、一目散に逃げ出した。
異様な光景に、レオンが声を震わせる。
「な、なにをしたんだ……?」
「なあに、動揺してる格下にしか効かない、ちゃちな幻影魔法さ。彼らには、そこの死体から不気味な化け物が這い出してきて、お前たちを頭からバリバリ食べる幻覚を見てもらった」
ダンは、メィシーに紙切れを渡すと、白衣のポケットに両手を突っ込む。
「さて、彼女を捜しに行くんだろう? 見つかったら、ちょっと貸してくれよ」
「それは、ちょっと、どうかな。でも、人間に協力するどころか、きみが魔力増幅のことをしゃべるなんて……なにか、酷いことをされたのかい」
「いいや、研究費用をたんまりもらった! なにかと金が入り用でな!」
全く悪びれないダン。
レオンは叫びながら列車を降りる。
「この人でなし! リセナが追われてるの、お前のせいだからな!」
「エルフだもんなあ、人間のことなんて実験用のマウスくらいにしか思ってないな!」
同じエルフのメィシーにまで、レオンの視線が突き刺さる。ひどい風評被害に、彼は首をぶんぶん横に振りながら、駅の人混みを駆け抜けた。
◆
各所にいる警備兵の目をかいくぐり、指輪の反応を頼りに、高架下の森に降りる。夜が明け、太陽がのぼった辺りで、レオンは向こうから黒馬に乗ったリセナたちが来ているのに出くわした。
「リセナ!」
大きく手を振って駆け寄ると、彼女も馬から飛び降りてこちらへ走る。
「レオ!」
そのまま、レオンが勢い余って彼女を抱きしめる。
「あ~! よかった! もう心配したんだよ~!!!!」
「ふふ、レオも無事で、よかったです」
彼の元気な様子に、リセナが心底嬉しそうな笑みを浮かべる。すると、後ろからグレイの手がぬっと伸びてきて、リセナの肩を抱き寄せた。それと同時に、レオンの肩を思いきり突き飛ばす。
「うわ!!?」
盛大に尻もちをついたレオンが、ぽかんとする。
「え……なに、今の?」
「さあ……?」
リセナも、ぽかんとしてグレイを見上げる。
「あの、どうしたんですか……?」
「……わからん。なんとなく不快だった」
「????」
彼女自身よりも、レオンの方が先にわかってしまった。
「あーっ! お前! お前、さては、リセナのことを! あーっ!!!! ぜんっぜん、そんな感じじゃなかったのにぃ!!!!」
グレイを指差して、ほとんど中身のない抗議をぶつける。
――これだから! これだから二人きりになるやつはダメなんだって!
グレイは、後ろからリセナを抱いたまま、彼女の頭に顔を近づけてレオンのことを睨んでいた。
「近い近い近い! 見せつけるな! お前は魔王の所に帰れ!!!」
その光景を、メィシーは「飼い主を奪い合うワンちゃんだなあ……」と思いながら、生温かい目で見守っていた。
王都を迂回して進んで行くと、次第に建物や人通りがまばらになり、ついには広大な森に入った。先頭を歩いていたメィシーが、レオンとグレイに挟まれているリセナを振り返る。
「僕の里は、この森の中です。この先、王太子殿下に捕まったとしても、とりあえず里で傷を癒やしていたと言い訳しましょう。実際に、王都でも見ないくらいの優秀な回復魔法使いがいるんですよ」
合流してからずっと、事あるごとにグレイと威嚇しあっていたレオンが「オレとお前は、頭から化け物に食われたことになってるんだけどな」と口を挟む。
「はは……彼は、わりと後先を考えないところがあるからね。ああ、そういえば、ダンからこんな情報をもらったんです。僕たちの見た、魔物とも違う、あの存在について」
メィシーが、受け取った紙切れを開いて読み上げた。
「昨今、急激に増えた隕石の落下地点から推測すると、そのほとんどがシルト層の穴を通り抜けて来ていると思われる。隕石には、微細で休眠状態の異星生物が付着しており、地表に降り立ってから本来の姿を形成して活動しているのではないだろうか」
「異星生物……」
レオンがつぶやく。
「それが、なんで世界樹を攻撃するんだ?」
これだけで意図を理解できると思っているらしく、ダンは続きを書いていなかった。代わりに、リセナが推測する。
「あの……わざわざシルト層の穴を抜けて来ているということは……。異星生物にとって、シルト層は、耐えられないほど有害なのでは? そして、シルトは、太陽光が魔素を分解して出来た物質……」
「つまり、魔素を作ってる世界樹が邪魔ってことか。リセナが狙われるのも、魔素を作り出す力があるから……? いや、ちょっと待って、それって」
レオンは、最悪の可能性に思い当たってしまう。
「もし、世界樹が失われたりしたら……この星を守ってるシルト層もなくなって、あんな化け物が各地に大量発生するってこと……?」
メィシーが、紙切れを折りたたんで立ち止まった。
「残念ながら、その可能性は高いね。さすがに、地上へ降り立つまでの衝撃は大きいだろうから、これまで通り休眠状態でやってくるんだろうけれど。隕石が落ちてきた段階で無力化するしか、僕たちに残された道はない」
彼は、道の脇に生えた木に触れたまま話していた。なにをしているのかリセナが尋ねようとした矢先、今まで茂みしかなかった場所の景色が揺らいだ。
「……!」
揺らぎが収まり、そこに新しく現れた一本の道を、メィシーが指し示す。
「どうぞ、こちらです。結界の中は、まず安全だと考えていいでしょう。ここまで大変だったけれど、ゆっくりして行ってくださいね」
穏やかな笑みと共に手を差し出され、リセナはその領域に足を踏み入れた。
メィシーが、左手の指輪に魔力を通して目を閉じる。
「……うん、大丈夫。リセナは無事に移動できているみたいだ」
「よかった……」
レオンが胸をなでおろす。しかし、まだ安心はしていられなかった。
「あとは、このままだと、オレたちが警備兵殺害の容疑で捕まるってことだよな……」
駅のホームから、現地待機していた警備兵たちが乗り込んで来る。レオンたちは、その二人の間にいた人物に目を疑った。
白衣を着たエルフ――ダンが、軽く片手をあげる。
「ようメィシー、大変だったみたいだな。検体はそこに転がってるやつで間違いないか?」
「ダン……どうしてここに」
彼は質問に答えるより先に、ノアの体に手をかざして「分析魔法」とつぶやいた。
「……ふむ、またこの元素か。同じ惑星から来た別の種族ってところか? ――よし、操られたこいつの暴走を、お前たちが止めたってことで上に報告してやろう」
ダンは、困惑している警備兵には目もくれずに言う。
「まあ、お前たちの味方をしにきたわけじゃないんだけどな。突然、王太子の遣いが研究所に来て、異常事態解明の協力を依頼された。あと、リセナ・シーリグの力のことも白状させられたよ」
レオンが顔をしかめる。
「そうか、なんで今さらリセナを呼び戻すのかと思ったら、今度は魔力増幅が目的か……」
「すまないな。仕方なかったんだ」
警備兵が、辺りを見回す。
「それで、リセナ・シーリグはどこだ?」
メィシーは沈痛な面持ちで、半分だけ嘘をついた。
「戦闘の影響で、高架下に落下している。……生死は不明だ」
「……それならば、捜索が完了するまで、お前たちの身柄は預からせてもらう」
レオンは、剣に手をかけようとして、やめた。自分たちが人質になって、リセナがなにかを強制される事態は避けたい。しかし、ここで反抗して彼女の立場を悪くするのも不本意だ。
警備兵二人が前に出る。
その肩に、ぽん、とダンが手を置いた。
たちまち、なにもない空間を見上げた警備兵の顔が恐怖に歪む。彼らは狂ったようにすさまじい悲鳴をあげて、一目散に逃げ出した。
異様な光景に、レオンが声を震わせる。
「な、なにをしたんだ……?」
「なあに、動揺してる格下にしか効かない、ちゃちな幻影魔法さ。彼らには、そこの死体から不気味な化け物が這い出してきて、お前たちを頭からバリバリ食べる幻覚を見てもらった」
ダンは、メィシーに紙切れを渡すと、白衣のポケットに両手を突っ込む。
「さて、彼女を捜しに行くんだろう? 見つかったら、ちょっと貸してくれよ」
「それは、ちょっと、どうかな。でも、人間に協力するどころか、きみが魔力増幅のことをしゃべるなんて……なにか、酷いことをされたのかい」
「いいや、研究費用をたんまりもらった! なにかと金が入り用でな!」
全く悪びれないダン。
レオンは叫びながら列車を降りる。
「この人でなし! リセナが追われてるの、お前のせいだからな!」
「エルフだもんなあ、人間のことなんて実験用のマウスくらいにしか思ってないな!」
同じエルフのメィシーにまで、レオンの視線が突き刺さる。ひどい風評被害に、彼は首をぶんぶん横に振りながら、駅の人混みを駆け抜けた。
◆
各所にいる警備兵の目をかいくぐり、指輪の反応を頼りに、高架下の森に降りる。夜が明け、太陽がのぼった辺りで、レオンは向こうから黒馬に乗ったリセナたちが来ているのに出くわした。
「リセナ!」
大きく手を振って駆け寄ると、彼女も馬から飛び降りてこちらへ走る。
「レオ!」
そのまま、レオンが勢い余って彼女を抱きしめる。
「あ~! よかった! もう心配したんだよ~!!!!」
「ふふ、レオも無事で、よかったです」
彼の元気な様子に、リセナが心底嬉しそうな笑みを浮かべる。すると、後ろからグレイの手がぬっと伸びてきて、リセナの肩を抱き寄せた。それと同時に、レオンの肩を思いきり突き飛ばす。
「うわ!!?」
盛大に尻もちをついたレオンが、ぽかんとする。
「え……なに、今の?」
「さあ……?」
リセナも、ぽかんとしてグレイを見上げる。
「あの、どうしたんですか……?」
「……わからん。なんとなく不快だった」
「????」
彼女自身よりも、レオンの方が先にわかってしまった。
「あーっ! お前! お前、さては、リセナのことを! あーっ!!!! ぜんっぜん、そんな感じじゃなかったのにぃ!!!!」
グレイを指差して、ほとんど中身のない抗議をぶつける。
――これだから! これだから二人きりになるやつはダメなんだって!
グレイは、後ろからリセナを抱いたまま、彼女の頭に顔を近づけてレオンのことを睨んでいた。
「近い近い近い! 見せつけるな! お前は魔王の所に帰れ!!!」
その光景を、メィシーは「飼い主を奪い合うワンちゃんだなあ……」と思いながら、生温かい目で見守っていた。
王都を迂回して進んで行くと、次第に建物や人通りがまばらになり、ついには広大な森に入った。先頭を歩いていたメィシーが、レオンとグレイに挟まれているリセナを振り返る。
「僕の里は、この森の中です。この先、王太子殿下に捕まったとしても、とりあえず里で傷を癒やしていたと言い訳しましょう。実際に、王都でも見ないくらいの優秀な回復魔法使いがいるんですよ」
合流してからずっと、事あるごとにグレイと威嚇しあっていたレオンが「オレとお前は、頭から化け物に食われたことになってるんだけどな」と口を挟む。
「はは……彼は、わりと後先を考えないところがあるからね。ああ、そういえば、ダンからこんな情報をもらったんです。僕たちの見た、魔物とも違う、あの存在について」
メィシーが、受け取った紙切れを開いて読み上げた。
「昨今、急激に増えた隕石の落下地点から推測すると、そのほとんどがシルト層の穴を通り抜けて来ていると思われる。隕石には、微細で休眠状態の異星生物が付着しており、地表に降り立ってから本来の姿を形成して活動しているのではないだろうか」
「異星生物……」
レオンがつぶやく。
「それが、なんで世界樹を攻撃するんだ?」
これだけで意図を理解できると思っているらしく、ダンは続きを書いていなかった。代わりに、リセナが推測する。
「あの……わざわざシルト層の穴を抜けて来ているということは……。異星生物にとって、シルト層は、耐えられないほど有害なのでは? そして、シルトは、太陽光が魔素を分解して出来た物質……」
「つまり、魔素を作ってる世界樹が邪魔ってことか。リセナが狙われるのも、魔素を作り出す力があるから……? いや、ちょっと待って、それって」
レオンは、最悪の可能性に思い当たってしまう。
「もし、世界樹が失われたりしたら……この星を守ってるシルト層もなくなって、あんな化け物が各地に大量発生するってこと……?」
メィシーが、紙切れを折りたたんで立ち止まった。
「残念ながら、その可能性は高いね。さすがに、地上へ降り立つまでの衝撃は大きいだろうから、これまで通り休眠状態でやってくるんだろうけれど。隕石が落ちてきた段階で無力化するしか、僕たちに残された道はない」
彼は、道の脇に生えた木に触れたまま話していた。なにをしているのかリセナが尋ねようとした矢先、今まで茂みしかなかった場所の景色が揺らいだ。
「……!」
揺らぎが収まり、そこに新しく現れた一本の道を、メィシーが指し示す。
「どうぞ、こちらです。結界の中は、まず安全だと考えていいでしょう。ここまで大変だったけれど、ゆっくりして行ってくださいね」
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