王立辺境警備隊にがお絵屋へようこそ!

小津カヲル

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3ー2章 落ち人たちの罪と罰

四十三話 エピローグ~それぞれの物語

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 私が目を覚ましたときには、アルベリックさんとともに無事にセレスフィアの地に降りてから、丸二日が経っていました。加護による体力の消費は、思ったよりも激しかったらしく……。
 同じように加護を派手に使った結衣さんもまた、ほぼ同時に眠りに落ちたようですが、翌朝には目が覚めたそうです。
 個人差があるのでしょうか。そんな風に問うと、アルベリックさんは、首を横に振ります。

「空を埋め尽くす街は、その場にいた兵士たちのみならず、遠く離れていたセレスフィアの住民も目撃していたようだ。起こった加護の規模がそもそも違う」
「そう、なんですか……でもアルベリックさん」
「なんだ」
「ここはどこですか? それに……」

 私が目を覚ましたのは、見知らぬ部屋の、寝台の上。
 綺麗な壁紙、清潔そうな薄手のカーテンを揺らしながら、やわからい日差しと気持ちの良い風が入り込む窓。それから装飾の美しい家具に、天蓋付きのベッドには、真っ白で清潔なシーツ。
 加護のせいで昏々と寝入っていた私がいるのはまあ分かりますが、私が目覚めたそのとき、すぐそばにアルベリックさんが真っ先に目に入ったのです。
 う、嬉しいですよもちろん。
 でもこの真っ昼間に、彼にしては珍しい簡素なシャツを羽織ったくらの、とてもラフな格好。
 だから、とっても意外といいますか、すごく気になってて。

「ここは、セレスフィアの街外れにある、ロレンス家の別荘だ。領事の館は事件のせいで混乱していた、おまえを連れて行くわけにはいかない。それに……」

 アルベリックさんは私の手を取り自分の服の裾に持っていき、なんとも彼らしくない様子で、はっきりと笑ったのです。

「寝ているカズハが、こうしてしがみついて離さなかった」
「……へ?」
「ここに着いても頑として離さないから、着替えさせるのにも苦労した。仕方がないので、ここで私がカズハの世話をすることになった」

 ええええ?
 私は真っ赤になりながら、自分の記憶を辿ります。ですが、思い出せません。確かに最後にはアルベリックさんに抱きかかえられながらハデュロイに乗って……ってちょっと待ってください!

「せ、世話って……?」
「着替えからときおり水を含ませたり……あとは飽きるほど眺めていたくらいか」
「ぎゃあああ、嘘! 嘘ですよね、嘘と言って!」

 恥ずかしさのあまりシーツを握りしめて顔を隠そうとしていた手を、アルベリックさんに取られてしまいます。

「有意義な休暇だった。それに色々と考える時間も持てた」
「……考える時間?」

 私はふいに思い出します。アルベリックさんへ、想いを募らせる結衣さんの存在を。
 彼女にも、想いを告げる権利はある。そう考えていたはずなのに、今は……
 不安から、再び彼の服の裾を掴んでしまいます。それをアルベリックさんも見下ろしていることに気づき、恥ずかしくなって手を離すと。

「カズハ」

 私の目の前には、真剣な顔をしたアルベリックさん。

「ユイが何をしようとしていたのかは、ソランから報告を受けていた。後日、ユイとは話をするつもりだ」
「……はい」
「だが、ユイに私個人がしてやれることは何もない」

 それがアルベリックさんの答えでした。
 それでも、きっとアルベリックさんは結衣さんの話を、最後まで聞いてあげるのでしょう。思いの丈を、全部。

「はい……でも、ずっと、不安だったんです」
「不安?」
「本当は、私じゃなくて結衣さんが、アルベリックさんに出会うはずだったのかなって。私はアルベリックさんを振り回すばかりで……相応しくないのかな、なんて」
「カズハ」
「わ、分かってるんです、少し冷静に考えれば、アルベリックさんが今まで言ってくれたこと……全部、ちゃんと今まで私に届いてて、すごく嬉しくて……でも、そばにいないと、こんなに不安になるなんて思っていませんでした」

 あはは、たまには弱気になることだってあるんです。それがアルベリックさんに関することなら、尚更。
 そう取り繕うように笑うと、アルベリックさんに引き寄せられていました。

「アル……」

 言葉を継げられなかったのは、キス。何度も触れては離れ、またすぐに引き寄せ合う唇。

「私が常にそばにいたいと想うのはカズハだけだ。これまでも、これからも」
 
 お父さんお母さんの前で、私とともにあってくれようとしたアルベリックさんを、今度は私が何があっても信じていこうと思います。これからも不安になることはあるかもしれません、でも……

「私の心は私が決める……たとえ相手がカズハであっても、それだけは譲れない」
「はい」

 私もです。
 たとえ家族と離ればなれになろうとも、アルベリックさんを選んだのは私自身。それは譲れない思いだから。
 これからは、自分で選んだアルベリックさんと、長い時間をかけて二人で、家族になっていくのです。お父さんとお母さんが、私と幹を育んできてくれたのと同じように。
 時間はたっぷりあります。今度こそ、ここに根を張って……
 ──ぐうううう
 あ、安心したらお腹が。

「……えへへへ」

 笑って誤魔化す私に、アルベリックさんは拍子抜けしたよう。
 それからなんとシーツをひっ剥がし、私の背と膝に腕を回して抱き上げたのです。抵抗できるのは、ワンピースからはみ出した足を、動かしてみせるくらい。

「ちょっと、アルベリックさん!」
「食事を取りたいのだろう?」
「いえ、そうですけれど。なぜお姫様抱っこなのですか、恥ずかしいじゃないですか!」
「……しばらく寝たままだったのだから、無理はしない方がいい。それに今さらだ」

 今さら? そりゃアルベリックさんにお世話されてたって知られてるでしょうけど、私にも羞恥心というものが……ん? 
 お世話……そういえば、二日も寝っぱなしでした、私!
 慌ててクンクン自分の体臭をかぎ、いつも以上に跳ねまくった髪を手でおさえます。それに成り行きとはいえ不用意にキスしたことを思い出し、とっさに口をおさえます。
 私が慌てているのを、ずっと珍しいものでも見るかのように、眺めているアルベリックさん。ですがふと何かを思い出したように、ああ、と一言。

「大丈夫だ、体は拭いた」
「ぎゃああ、だ、誰が?」
「私が」

 飛ぶ……意識がまた、ふっ飛ぶかと思いました。
 なんという羞恥でしょう。ぎゃあぎゃあ騒ぐ私に、アルベリクさんは笑いながら説明してくれます。
 ここの別荘はロレンス家といえど、今は管理を任された使用人のみ。事実はどうであれ、私たちは公に認められた夫婦なのです。なのでアルベリックさんが拒むまでもなく、湯を用意して「あとはよろしく」をされたそうです。
 そんな事情を責められるはずもなく、それから私は用意された食事を、真っ赤になったまま平らげたのでした。
 ええ、平らげましたとも、それが何か?!

 それか翌日。
 私はアルベリックさんに連れられて、カロンさんの元を訪れることになりました。
 街の外れにある別荘だったため、移動にはグリフォンを使うことに。そこでようやく、ハデュロイにも再会です。

「ハデュロイ! わあ、くすぐったいよ!」

 私の顔を見ると、嬉しそうに頭を擦り寄せてくるハデュロイ。彼にもずいぶん面倒をかけてしまいました。空からまっ逆さまに落ちていく私たちを、懸命に追いかけてキャッチしてくれたのですから。

「ありがとう、ハデュロイ。懲りずにまた、私を乗せてくださいね」

 思いきり彼の首に抱きつき、しばし再会を確かめあいました。
 それからクルクルと喉を鳴らす上機嫌のハデュロイに乗り、降り立った先はグロヴレ家のお城の庭。そこで迎え入れてくれたのは、当然ですがオーベールさんではなく、別の使用人でした。
 私とアルベリックさんは、すぐにカロンさんの元に案内されます。
 待っていたのは、疲れた表情が見え隠れする護衛と、厳しい表情をしたカロンさん。おそらく、いまだ騒動は治まりきらない……そういうことなのでしょうか。
 意図せずに私を騒動に巻き込んだことを、カロンさんから直々に謝罪を受けました。その代償、というわけではありませんが、現状を少し教えてもらいます。

「先代である父とともに、オーベールは捕らえられた。今後、他の共謀した者とともに裁判にかけられ、しかるべき罰を受けることになるだろう」
「クラリスさんも? 彼女はどうなるんですか」
「全ての者の証言を聞き、事実関係と照らし合わせ、行った行為には罰を与えられる。クラリスとて例外はない」

 淡々と現状を教えてくれるカロンさん。内心では、穏やかではないのだろうと思いますが、決してそれを悟らせない方なのでしょう。凛と立ち、アルベリックさんにも向き合います。

「今回もたらした情報はどこからだ? ウィリアム・レヴィナスの入れ知恵か、それとも……」
「陛下のご指示だ」
「……やはりそうか」

 詳しくは分かりませんが、アルベリックさんが手紙にしたためてカロンさんに渡した情報のおかげで、迅速に対処できたようです。起こってしまったことはどうにもなりませんが、市民やカロンさんに被害がなくて良かったのだと私は思います。それにアルベリックさんの行動が、それらに結び付いていたのなら、とても誇らしく感じます。
 それから、カロンさんはアルベリックさんに手紙を渡しました。封蝋の紋章から、国王陛下からのものと思われます。

「好きな時に出立するがいい、カズハへの用は済んだ」
「……え、本当ですか?」
「ただ、おまえには悪いが、あの絵は処分させてもらう。役目は終わったからな」
「伯爵様の絵は……役に、立ったんですか?」
「伯爵……そう呼ばせていたのか、あれは」

 カロンさんが静かに笑います。だけどその目は決して笑ってはいません。

「オーベールがあの男の支配から逃れられないことは、分かっていた。いつかは私を裏切る……そのための対応に役立てばよし、そう考えてはいた。だが、あそこまでとは……カズハが絵の向こうへ消えたとき、浮かんだ景色でオーベールが向かう先に見当がついたのだ。それでアルベリックを救出に向かわせた」
「そうだったんですか……街からは相当な距離だったのに、よく見つけられたなと思っていました」
「まさに、女神の加護といったところか……」

 あの騒動のなか、アルベリックさんとカロンさんは、結局のところ協力しあって難局を乗り越えていたのですね。一都市の領地内の謀反とはいえ、放置しておけば国にとっても問題が起こるわけで……
 そんな風に考えていて思い出すのは、王宮の奥でお義父さんへ愚痴を言うバルトロメ国王陛下のこと。
 昨日、アルベリックさんに教えられました。
 カロンさんがまだ年若いにもかかわらず、強硬な手段で父親の伯爵様を引きずり下ろし、領主の地位につけたのは、陛下の強力な後ろ楯があったからなのだと。お義父さんとカロンさんは政治的な手段の違いから反目してはいますが、陛下という存在を介して見れば、どちらも強い忠誠のもとに行動しているのです。
 オーベールさんの言葉……カロンさんが甘いとののしったやり方。それは違う見方をすれば、変革を意味しているのではないのでしょうか。そう、あのセレスフィアの港のように……甘いのではなく、したたかに、強く。その現れが、この街の繁栄と街の人々の笑顔。
 それを知れただけでも、私にとっては無駄な旅ではなかった気がします。
 またひとつ、この国のことを理解することができたのですから。

「ユイに会っていきたい、どこにいる?」
「案内しよう」

 私たちはカロンさんに会った後、お城に滞在している結衣さんとソランさんに会うつもりでいました。その案内を、どうしてかカロンさんが直々にしてくれることに。
 彼についてしばらくお城の廊下をいくと、以前見た中庭に出ました。
 遠目にですが、結衣さんの姿が見えます。そばにはソランさん、そして小さな少年と女性の姿も。四人は何かを囲むようにして、楽しそうに笑い声を上げていました。

「ユイはよく笑うようになった。ああして、子供に手品を見せては、遊び相手になっている」

 カロンさんの言うとおり、結衣さんは今までの気を張りつめたような様子ではなく、とても落ち着いた笑顔を見せていました。
 どうやら手品というより、おもしろ実験のようなものを見せて、遊んでいるように見えるのですが。

「カズハはここで待っていろ」

 アルベリックさんがそう言って、中庭へと歩いて行きます。カロンさんと私は、ただその姿を見送るだけです。

「ユイの身柄は、あの男……ソランといったか。あの者が面倒を見るつもりのようだ」
「え、ソランさんが?」
「アルベリック・レヴィナスがそのように手配させた」

 そう、なんですか……アルベリックさんが。意外でしたが、今のところ結衣さんのことを最も思っていたのは、ソランさんです。だから、上手くいくといいな、あの二人。
 そんなことを考えていると、ソランさんが私たちに気づいたようです。うつむいた結衣さんとアルベリックさんを残し、こちらにやって来ます。
 カロンさんのご子息は少しだけ残念そうですが、結衣さんに手を振り、少し離れた場所で遊び始めました。

「体調は大丈夫なのかよ、心配してたんだぜ?」
「もう万全です、ご心配おかけしました、ソランさん」

 ソランさんは笑ってはくれたものの、背後の二人が気になるようです。
 ずっと立ったまま見つめあう、アルベリックさんと結衣さん。結衣さんが何かを伝えているようですが、顔を手で覆い、泣いているようにも見え、胸がチクリと痛みます。
 
「ユイは、これで前に進めるだろう。そう気にするな」
「ソランさん……」
「あいつ、俺に言ったんだ。あのとき……おまえがグリフォンから落ちていくのを、隊長が何の躊躇もなく追ったろう? そのときに、気づいたんだと。かなわないって」

 ソランさんに後を頼むと告げたあと、大空に身を投じたアルベリックさんには、私だってぎょっとしました。だけど結衣さんにとっては、驚きというよりも恐怖で。その恐怖が、彼女を正気に戻したのだろうと、ソランさんは考えているのだそう。
 
「それからは、すごく楽になったみたいで。さっきみたいに、人とふれあうようになった。自分の知識を使って……さっきも静電気を操ってみせて。あれけっこうびびるな」

 照れたように笑うソランさん。誰よりも結衣さんを心配していたから、彼女の劇的な変化を、とても嬉しく思っているのでしょう。

「ユイが望むなら、セレスフィアに居場所を作ってもいい」

 そこへ、なんとカロンさんが思わぬ提案をしてきます。
 私とソランさんは、驚きとともに、疑いももたげていました。ですがそれも、一瞬のこと。

「ここは様々なものが入ってくる。ユイの得意な分野を活かせるのは、そういう街だろう。それに……後見人であるおまえも、同時に手に入るならなおさら私にとっては悪い話ではない」
「……ソランさを? でも彼は警備隊員で……」
「俺は、まだ懲罰を終えてない。だが、ユイがこの街に住むことを望むのなら、隊長に頼んで別の後見人を探してもらってもいい」
「で、でもそれでソランさんは……」
「いいんだよ、ユイが望むことで、叶えられるものはそうしてやって欲しい」

 ソランさんはそう言うと、泣き崩れる結衣さんを再び見守ります。そして結衣さんを置いて戻ってくるアルベリックさんと入れ替わるように、結衣さんの元へ戻っていきます。
 結衣さんの幸せは、結衣さんが決めねばなりません。だけど、それを見守ってあげられる人がここにいるのに……

「……カロンさんにとって、結衣さんだけでなくソランさんも魅力的なんですよね?」

 私の確認に、カロンさんは苦笑いをもって答えてくれました。

「あれはエーデでも上役に反目し障害になった、ということは身内に入れておけるうちは大いに役立つということだ。それにユイの知識を利用できる良い材料にもなりえる」
「……相変わらず、憎らしい言い方ですよね」
「そうそう直るものでもない」

 その言葉を聞き、私は少し安心しました。
 この人は、カロンさんは優しい人です。とても分かりにくいけれど、信頼しても良い人です。街を、国を守るために、鉄のような強い意思で、泥を被ることを厭わない人。それは大事なものがあるから。
 港を襲撃したクラリスさんたちから、妻子を背にかばう姿は、この先も忘れることはないでしょう。

 それから、数日をセレスフィアで過ごしました。
 アルベリックさんは王都へ何度か手紙を出し、出発の準備を整えてくれています。それと、嬉しいことも。
 結衣さんが、私に謝りにきてくれたのです。
 ソランさんに付き添われ、真剣に頭を下げて詫びてくれました。勝手な暴走で、酷いことを言ったし、一歩間違ったら取り返しのつかないようなことを、してしまったと。
 私は、彼女を許しました。許す、というとなんだかおかしな気分ですね。私も、同じようなものなのに。
 ううん、こうして生きているかぎり、誰かに迷惑をかけたり、悲しませることもあるかもしれない。私は、落ち人だから、これからも誰かの人生を、変えてしまうこともあるかもしれません。
 ローウィンの街からこんな離れたところにまで来させてしまった、ソランさんのように……

 それから、私たちは故郷に向かって旅立ちます。
 旅の道連れは、アルベリックさんとハデュロイだけ。
 これから北回りで王都に寄り、陛下に文句を……ごほん、ご拝謁を賜りもろもろご報告をしてですね、その後ノエリアへと向かう予定です。ソランさんと結衣さんはどうしたかって?
 それは……

「どんな拷問してくれるんですか、隊長」

 そう言ってうなだれるソランさんですが、どこか微妙に嬉しそうに見えるのは、気のせいでしょうか。

「任務だ。おまえは責任をもって、ユイを王都へと送り届けるように。そこで本部から辞令が出る、それを受け取りノエリアに帰還しろ」
「辞令? なんですか、いったい。しかも本部って」
「それは行けばわかる」

 ぶつぶつ言うソランさんの隣には、見送りに来てくれた結衣さん。彼女はグリフォンにはすっかり懲りてしまい、馬車での移動を選んだのです。まずは王都に向かい、そこで手続きをすませた後、とんぼ返りでここに戻ることになっています。セレスフィアに住むことを選んだのは、結衣さんの意思です。
 ここで別れたら、私たちはまた次に、いつ会えるか分かりません。
 だけど私は、彼女の幸せをどこにいようと願っています。

「ありがとう、和葉さん」
「こちらこそ、会えてよかったです、結衣さん。また、いつか……」
「ええ、きっといつか」

 いつか会える日を祈って。
 さようなら、同郷の友人。
 たくさんの出会いと別れを告げ、ハデュロイの翼が私とアルベリックさんを、青い空へとあっという間に連れていきます。
 小さくなるセレスフィアの街、港、人々に見送られながら、旅立ちました。
 王都では、ソランさんに人生の選択が待っているでしょう。何を選ぶかは、ソランさん次第。でもこれは……結衣さんとソランさんさんの物語。

 私は、私の人生の物語をこれからも続けていくでしょう。
 これからもアルベリックさんとともに、この世界で。
 大好きなノエリアの街で。



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