黒猫を助けたら、貞操逆転男女比1対100万の世界に行けました。女の子といちゃラブしてたらスキルもゲットして英雄王になります。

白鷺雨月

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第六十九話 ドリフター

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 僕が国王になり、八年が過ぎた。
 気がつけば僕は三十歳になっていた。
 三十歳といえば昔はいい大人だと思っていたけど、人間の中身なんてそうは変わらない。

 内政はマーリンやアヤメが協力してくれているので、なんとかやっていけている。
 アルはなんと僕の子を二人も産んでくれた。
 長男はアルフォンスと名づけられ、次男はアルバートと名づけた。
 ユリコも無事に男の子を産んでくれた。
 ユリコの息子はユリウスという。母親に似て、かなりのイケメンだ。
 ヒメノ姉さんも六年前に妊娠し、元気な女の子を産んでくれた。名前はヒナノといい、これがまあ、むちゃくちゃかわいいのだ。
 ヒナノは僕と姉さんの良いところをすべてとったような顔立ちをしている。ヒメノ姉さんと僕はにているが、姉さんのほうが断然美人なんだよね。パーツパーツは僕とヒメノ姉さんは似ているが、バランスは姉さんの方が良いんだよね。
 そしてヒナノはそんな僕たちの良いとこどりをしているんだよね。


 五月上旬のある日の夜、僕は王宮キャメロットに滞在していた。
 昼間に各地の耕作開始の報告を受けたあと、僕はギネビア女王の自室に呼ばれた。
 現在僕は居城のウインザーと王宮キャメロットをだいたい交互に泊まる生活をしている。
 僕がいない間のウインザー城はロムが城司をつとめている。
 ギネビア女王の私室とはあの円卓の広間の奥にある部屋だ。天蓋付きのベッドが置かれた女王が生活するのに相応しい豪華な部屋だ。

 今夜はギネビアの頼みで彼女の相手をすることになっている。彼女は僕の正室だからね、気兼ねなくエッチなことをすることができる。そしてギネビアって清楚な見た目に反してエッチが好きなんだよね。
 まあ僕としては願ったり叶ったりなんだけどね。
 ということでこの日も僕たちはベッドの上で愛しあった。

 ギネビアは僕の上にまたがり、深いところでつながった。ギネビアの内側は温かくて狭くて気持ちいい。ギネビアは細身なんでおっぱいは小さくて、手のひらにすっぽりとおさまるサイズだ。きゅっと揉むとギネビアはあんっ♡とあえぐ。
 快楽に貪欲なギネビアはいつも感度を三千倍にすることを要求する。
 毎回、そんなことをしていたら頭がおかしくなるよ。

 ギネビアは自ら腰を振り、快楽を貪る。
 僕のもう一つのエクスカリバーの剣先がギネビアの子宮の入口にあたる。
 僕たちは手を握りしめあう。恋人つなぎだね。
「あんっあんっ♡♡あ、アーサーらめっらめっい、イクッ♡♡」
 僕の上でギネビアはがくがく震える。
 僕も彼女の身体の奥底に愛情を流し込んだ。
 はー気持ちいいよ。
 このギネビアの内側に吸い取られるような感覚はたまらないね。
 ギネビアの秘所は僕のものを咥え込み、一滴残さず飲み込んだ。
「あ、アーサー気持ちよかったわ♡♡」
 僕の胸に倒れ込み、ギネビアはキスをしてくる。
 僕たちはしばらくネチャネチャと大人のキスをする。
 このあと、ギネビアがおねだりするので僕は五回ほど彼女の子宮に愛情を注入した。
 五回全てギネビアは僕の下半身にまたがり、赤ちゃんのもとをしぼりとったのだ。
 心地よい疲労感で僕の頭はぼーっとしている。

 ギネビアが僕の上から腰をずらすとついさっきまで接合していた部分から白い粘液がどろどろと溢れだしていた。
「いつもも凄い出るのね」
 ギネビアが言った。
「ギネビアのが気持ちいいからだよ」
「まあ、うれしいわ」
「でもギネビアって騎乗位が好きだよね」
好きというより、ギネビアとはその体勢でしかしたことがないな。
「うふっ♡♡だって王様に馬乗りになれるのっていい気分よ」
 ギネビアは答えた。
 どうやら征服欲とか支配欲を満たしているようだ。
 姉妹でもモルガン教皇はベッドの上じゃあ、物凄く大人しい。
 アーサーの好きにしてたもれ、なんていってかなり変態的なことも受け入れてくれる。普段偉そうなのに真逆なんだよね。
 そんなことを考えていたら頬に激痛がはしった。
 ギネビアが本気で僕の頬をつねっていた。 
 うっけっこう痛い。
「まあ、今は妾に集中しなさい」
 と言われたので、僕はもう一度自らの鉄棒を握りしめ、ギネビアの体内に挿入した。
 僕の愛情もギネビアの愛液でそこはもうとろとろのドロドロだ。
「いやん♡♡あんなに出したのにこんなに硬いなんて♡♡はあっあんっしゅ、しゅごい♡♡またイクッイクッ♡♡」
 盛大に絶頂に達したギネビアは気絶し、僕の胸にたおれこんだ。
 僕はギネビアの細い体を抱きしめて、眠りについた。


 翌朝、僕はロッテンマイヤーさんに用意してもらったお風呂に入る。
 ギネビアが僕の体を石鹸で洗ってくれる。
 もちろん石鹸の泡を体につけての洗い方だ。
 ギネビアは肉つきはあんまり良くないけど、その代わりに手は細く、きめ細やかで繊細なんだよね。その手であらわれるのはむちゃくちゃ気持ちいい。
 僕は国王になったけど自分なりに贅沢はしていないつもりだ。ほぼ唯一の贅沢といえば、このお風呂ぐらいのものだ。

 お風呂を出て、ギネビアと共に朝ご飯を食べているとロッテンマイヤーさんが面会をもとめるものがいると報告してきた。
「あら朝早くどなたかしら」
 ギネビアは普段はニコラ・フラメルが製作した眼鏡をかけている。ギネビアの共感能力に反応するようにつくられていて、日常生活には困らない程度の視力を持てるのだという。
 たまにエッチのときにもこの眼鏡をかけてもらっている。

「ロジャー・ベーコン様とサーシャ様です」
 とロッテンマイヤーさんは答えた。

 僕は二人を呼び、一緒に朝食をとることにした。
「アーサー王陛下、ご機嫌うるわしゅうございます」
 ロジャー・ベーコンは僕に挨拶する。
 ロジャー・ベーコンはふっくらしたスタイルの優しそうなおばさんだ。
「ロジャー、君が来た理由を教えてよ」
 僕は好物のスクランブルエッグを食べる。

「陛下、実は一月ひとつきほど前にスターリング城近くの砂浜に漂流者ドリフターを発見したのです。見つけたのは、巡行士のサーシャです」
 ロジャーは言った。
 サーシャがべこりと頭を下げる。
「その者は最初何を言っているかわかりませんでした。ロジャー様が言葉を翻訳してくれました。彼はラーマ帝国から流れ着いたと言いました」
 サーシャは言った。
 サーシャは彼と言った。
 その漂流者ドリフターは異国の男なのだ。
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