62 / 75
第六十一話 クロムウエルの最後
しおりを挟む
鋼鉄騎士団の残存兵力は約二百騎強といったところか。
包囲網は完全に成立している。
クロムウエルはまだ生きているようで、敵陣のほぼ中央にいる。
僕は再度彼女らに投降をよびかける。
これ以上の戦闘は無意味だ。
マーリンの報告では我軍の損耗率は約一割だという。約三百人が戦死したのか。
数字にしたらそれは少ないかもしれない。
しかし、僕はだからこそ僕のために亡くなった人たちの冥福を祈ろうと思う。彼女らのことは決して忘れてはいけないのだ。
「誰が貴様ら悪魔にこの身を売るものか。我らは最後の一兵まで戦う!!」
それはクロムウエルの声であった。
クロムウエル大司教はメイスを高くあげ、そう叫んだ。
「アーサー、私と一騎打ちをしろ。この戦い、将同士の戦いで決めようではないか」
クロムウエルは僕に一騎打ちを申し込んだ。
僕はその申し込みを断った。
その戦いが一番無意味だ。
「怖じ気ずいたのか、悪魔の子よ。貴様は女の背に隠れる卑怯者か」
なおもクロムウエルは挑発する。
僕はそれに無言で答えた。
クロムウエルの挑発を聞き、あからさまに怒ったアルとロムが駆け出そうとしたが、クロネとマーリンが制止した。
「嫌だ、死にたくない!!」
土壇場で鋼鉄騎士団の数十騎が太陽騎士団の方に駆け出した。
「彼女らを受け入れよ」
ユリコが指示し、降伏してきた騎士らを受け入れた。
このことに相手側の志気が目に見えて下がっていくのがわかった。
「こうなれば一人でも多く道連れにしてやるぞ!!」
クロムウエルは残りの騎士たちにそう命じた。
鋼鉄騎士団は弾丸となり、僕たちに襲いかかる。
「させるか!!」
飛び出したのはモードレッドだった。
モードレッドとシーアは鋼鉄騎士団の後方に食らいつき、草を刈り取るようになぎ倒していく。見る見るうちに鋼鉄騎士団はその数を減らしていく。
それでもお構いなくクロムウエルは特攻をかける。
僕はアヤメの端正な顔を見る。
僕の意図をくみとったのか、アヤメは軽くうなづいた。
「金剛騎士団全員に通達する。兵を左右に分けよ」
モーゼが海を割るかのごとく金剛騎士団は左右に別れる。
クロムウエルらはその通路を駆け抜け、南に逃げていった。
僕のことを殺すと言っていたが、クロムウエルは逃亡することを選択したようだ。
「追撃しましょうアーサー。ここで禍根を断つべきです」
モードレッドは何度目かの追撃を進言したが、僕はそれを断った。
「何故ですか、彼女らはまた戦いを挑んできます。ここで全滅させるべきです」
モードレッドはつかみかかるかの勢いで僕に言う。
流石にそれはシーアが止めた。
「モードレッド殿下、これ以上はただの虐殺です。誇りある騎士の戦いではありません」
モードレッドにアヤメが言った。
その意見に僕は同意した。
僕は全軍に命令し、ウインザー城に撤退した。
遊撃を担っていたヒメノ姉さんだけは別行動をとっていた。
それはマーリンの策で、僕はその策を採用した。
包囲網が整ったのとほぼ同時にヒメノ姉さんと幻影騎士団はカムラン平原を離脱した。
進路を南にとり、エジンバラ城を奪取するのだ。
クロムウエルら鋼鉄騎士団がこのカムラン平原に陣をはっているので、かの城は無人だ。
容易く落とすことができるだろう。
かわいそうだが、クロムウエルらは根なし草になったのだ。
ウインザー城に帰還し、五日ほどが経過した。
僕は戦後処理を行なった。
軍功の第一はやはりリリィだ。彼女はこのカムラン平原の戦い最大の功労者といっていいだろう。
ご褒美に一晩中抱いてあげた。
妊娠しているので、あまり激しいエッチなことはできない。
一晩かけていちゃいちゃして過ごした。
「何よりのご褒美です♡♡」
リリィは僕に大人のキスを何度もした。
このカムラン平原の戦いに勝利した僕は名実共にアヴァロン王国の支配者になるだろうとマーリンは言った。
ギネビア女王は今すぐにでも王位を譲りたいと言った。
でもまだ王位を受け取るわけにはいかない。
それはまだモルガン教皇の無事が確認されていないからだ。
サーシャの報告ではモルガン教皇は聖ニニアン島で真珠騎士団に身柄を保護されているはずだが、まだアヴァロン島に帰還していない。
どうも様子がおかしい。
「モルガン教皇の無事を確認するために聖ニニアン島に渡らないといけませんね」
マーリンが僕に言う。
「ウロボロスはいつでも出せるよ」
ベアトリクスは大きな胸をドンと叩いた。
ヒメノ姉さんが無血開城させたエジンバラ城はモードレッドに任せることにした。
彼はやや凶暴なところがあるが、シーアら鉄鎖騎士団の信頼が厚いのも確かなのだ。
その軍功に何かしら答えないといけない。
この時より、モードレッドはエジンバラ卿とも呼ばれることとなる。
降伏した鋼鉄騎士団で希望するものは各軍団長が引き取ることになった。不思議なことに鉄鎖騎士団に希望するものが多かった。モードレッドの勇敢な姿を見て、彼女らは彼に仕えたいと言ってきた。
僕はできるだけ、その希望にそうようにした。
それからさらに十日ほど過ぎた頃、近隣の村民に捕らえられたクロムウエルがウインザー城にあらわれた。
あの豪華な服を着て、不遜な態度をとっていたクロムウエルの面影はなかった。
顔はあざたらけで、体は傷だらけで服はほとんど破られ、裸に近かった。
「こいつはあたしらから税をしぼりとって贅沢三昧していたんだ。アーサー様、どうかそれ相応の裁きを下してくださいまし」
クロムウエルの体にまきついたロープを持つ猟師が言った。
聖杯を占領し、民衆が逆らえないことをいいことにクロムウエルらは重税をかけていた。
他人には言葉巧みに死を強制し、自らは快楽にふけっていたという。
クロムウエルは容姿端麗なものを自室に招いていたとも言う。もちろん逆らうものはひどい目にあった。
人を犯罪者と断罪したものが犯罪者だったという良い例だ。
「このものどうしますか?」
マーリンがクロムウエルの処遇をどうするか尋ねてきた。
「クロムウエル、君の罪に対する罰は国外追放だ」
僕はそうクロムウエルに告げた。
「嫌だ死にたくない。なんでもするから、助けてくれ。アーサー様、あなたの愛人になってもかまわない。私を好きにしてくれ。その代わり私を助けてくれ」
クロムウエルは醜く生命乞いをしたが、アルの部下であるガイに連行されていった。
包囲網は完全に成立している。
クロムウエルはまだ生きているようで、敵陣のほぼ中央にいる。
僕は再度彼女らに投降をよびかける。
これ以上の戦闘は無意味だ。
マーリンの報告では我軍の損耗率は約一割だという。約三百人が戦死したのか。
数字にしたらそれは少ないかもしれない。
しかし、僕はだからこそ僕のために亡くなった人たちの冥福を祈ろうと思う。彼女らのことは決して忘れてはいけないのだ。
「誰が貴様ら悪魔にこの身を売るものか。我らは最後の一兵まで戦う!!」
それはクロムウエルの声であった。
クロムウエル大司教はメイスを高くあげ、そう叫んだ。
「アーサー、私と一騎打ちをしろ。この戦い、将同士の戦いで決めようではないか」
クロムウエルは僕に一騎打ちを申し込んだ。
僕はその申し込みを断った。
その戦いが一番無意味だ。
「怖じ気ずいたのか、悪魔の子よ。貴様は女の背に隠れる卑怯者か」
なおもクロムウエルは挑発する。
僕はそれに無言で答えた。
クロムウエルの挑発を聞き、あからさまに怒ったアルとロムが駆け出そうとしたが、クロネとマーリンが制止した。
「嫌だ、死にたくない!!」
土壇場で鋼鉄騎士団の数十騎が太陽騎士団の方に駆け出した。
「彼女らを受け入れよ」
ユリコが指示し、降伏してきた騎士らを受け入れた。
このことに相手側の志気が目に見えて下がっていくのがわかった。
「こうなれば一人でも多く道連れにしてやるぞ!!」
クロムウエルは残りの騎士たちにそう命じた。
鋼鉄騎士団は弾丸となり、僕たちに襲いかかる。
「させるか!!」
飛び出したのはモードレッドだった。
モードレッドとシーアは鋼鉄騎士団の後方に食らいつき、草を刈り取るようになぎ倒していく。見る見るうちに鋼鉄騎士団はその数を減らしていく。
それでもお構いなくクロムウエルは特攻をかける。
僕はアヤメの端正な顔を見る。
僕の意図をくみとったのか、アヤメは軽くうなづいた。
「金剛騎士団全員に通達する。兵を左右に分けよ」
モーゼが海を割るかのごとく金剛騎士団は左右に別れる。
クロムウエルらはその通路を駆け抜け、南に逃げていった。
僕のことを殺すと言っていたが、クロムウエルは逃亡することを選択したようだ。
「追撃しましょうアーサー。ここで禍根を断つべきです」
モードレッドは何度目かの追撃を進言したが、僕はそれを断った。
「何故ですか、彼女らはまた戦いを挑んできます。ここで全滅させるべきです」
モードレッドはつかみかかるかの勢いで僕に言う。
流石にそれはシーアが止めた。
「モードレッド殿下、これ以上はただの虐殺です。誇りある騎士の戦いではありません」
モードレッドにアヤメが言った。
その意見に僕は同意した。
僕は全軍に命令し、ウインザー城に撤退した。
遊撃を担っていたヒメノ姉さんだけは別行動をとっていた。
それはマーリンの策で、僕はその策を採用した。
包囲網が整ったのとほぼ同時にヒメノ姉さんと幻影騎士団はカムラン平原を離脱した。
進路を南にとり、エジンバラ城を奪取するのだ。
クロムウエルら鋼鉄騎士団がこのカムラン平原に陣をはっているので、かの城は無人だ。
容易く落とすことができるだろう。
かわいそうだが、クロムウエルらは根なし草になったのだ。
ウインザー城に帰還し、五日ほどが経過した。
僕は戦後処理を行なった。
軍功の第一はやはりリリィだ。彼女はこのカムラン平原の戦い最大の功労者といっていいだろう。
ご褒美に一晩中抱いてあげた。
妊娠しているので、あまり激しいエッチなことはできない。
一晩かけていちゃいちゃして過ごした。
「何よりのご褒美です♡♡」
リリィは僕に大人のキスを何度もした。
このカムラン平原の戦いに勝利した僕は名実共にアヴァロン王国の支配者になるだろうとマーリンは言った。
ギネビア女王は今すぐにでも王位を譲りたいと言った。
でもまだ王位を受け取るわけにはいかない。
それはまだモルガン教皇の無事が確認されていないからだ。
サーシャの報告ではモルガン教皇は聖ニニアン島で真珠騎士団に身柄を保護されているはずだが、まだアヴァロン島に帰還していない。
どうも様子がおかしい。
「モルガン教皇の無事を確認するために聖ニニアン島に渡らないといけませんね」
マーリンが僕に言う。
「ウロボロスはいつでも出せるよ」
ベアトリクスは大きな胸をドンと叩いた。
ヒメノ姉さんが無血開城させたエジンバラ城はモードレッドに任せることにした。
彼はやや凶暴なところがあるが、シーアら鉄鎖騎士団の信頼が厚いのも確かなのだ。
その軍功に何かしら答えないといけない。
この時より、モードレッドはエジンバラ卿とも呼ばれることとなる。
降伏した鋼鉄騎士団で希望するものは各軍団長が引き取ることになった。不思議なことに鉄鎖騎士団に希望するものが多かった。モードレッドの勇敢な姿を見て、彼女らは彼に仕えたいと言ってきた。
僕はできるだけ、その希望にそうようにした。
それからさらに十日ほど過ぎた頃、近隣の村民に捕らえられたクロムウエルがウインザー城にあらわれた。
あの豪華な服を着て、不遜な態度をとっていたクロムウエルの面影はなかった。
顔はあざたらけで、体は傷だらけで服はほとんど破られ、裸に近かった。
「こいつはあたしらから税をしぼりとって贅沢三昧していたんだ。アーサー様、どうかそれ相応の裁きを下してくださいまし」
クロムウエルの体にまきついたロープを持つ猟師が言った。
聖杯を占領し、民衆が逆らえないことをいいことにクロムウエルらは重税をかけていた。
他人には言葉巧みに死を強制し、自らは快楽にふけっていたという。
クロムウエルは容姿端麗なものを自室に招いていたとも言う。もちろん逆らうものはひどい目にあった。
人を犯罪者と断罪したものが犯罪者だったという良い例だ。
「このものどうしますか?」
マーリンがクロムウエルの処遇をどうするか尋ねてきた。
「クロムウエル、君の罪に対する罰は国外追放だ」
僕はそうクロムウエルに告げた。
「嫌だ死にたくない。なんでもするから、助けてくれ。アーサー様、あなたの愛人になってもかまわない。私を好きにしてくれ。その代わり私を助けてくれ」
クロムウエルは醜く生命乞いをしたが、アルの部下であるガイに連行されていった。
51
お気に入りに追加
612
あなたにおすすめの小説
貞操観念が逆転した世界に転生した俺が全部活の共有マネージャーになるようです
卯ノ花
恋愛
少子化により男女比が変わって貞操概念が逆転した世界で俺「佐川幸太郎」は通っている高校、東昴女子高等学校で部活共有のマネージャーをする話
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
貞操観念逆転世界におけるニートの日常
猫丸
恋愛
男女比1:100。
女性の価値が著しく低下した世界へやってきた【大鳥奏】という一人の少年。
夢のような世界で彼が望んだのは、ラブコメでも、ハーレムでもなく、男の希少性を利用した引き籠り生活だった。
ネトゲは楽しいし、一人は気楽だし、学校行かなくてもいいとか最高だし。
しかし、男女の比率が大きく偏った逆転世界は、そんな彼を放っておくはずもなく……
『カナデさんってもしかして男なんじゃ……?』
『ないでしょw』
『ないと思うけど……え、マジ?』
これは貞操観念逆転世界にやってきた大鳥奏という少年が世界との関わりを断ち自宅からほとんど出ない物語。
貞操観念逆転世界のハーレム主人公を拒んだ一人のネットゲーマーの引き籠り譚である。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
女男の世界
キョウキョウ
ライト文芸
仕事の帰りに通るいつもの道、いつもと同じ時間に歩いてると背後から何かの気配。気づいた時には脇腹を刺されて生涯を閉じてしまった佐藤優。
再び目を開いたとき、彼の身体は何故か若返っていた。学生時代に戻っていた。しかも、記憶にある世界とは違う、極端に男性が少なく女性が多い歪な世界。
男女比が異なる世界で違った常識、全く別の知識に四苦八苦する優。
彼は、この価値観の違うこの世界でどう生きていくだろうか。
※過去に小説家になろう等で公開していたものと同じ内容です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる