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第五十七話 鋼鉄騎士の反乱
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すっかり寒くなった十二月初旬のある日、僕はジョシュアの部屋にいた。
ほかにクロネとアル、それに執事のアンナもいた。
その直ぐ後、錬金術師のニコラ・フラメルが部屋に入ってきた。
アンナが僕たちに温かい紅茶をいれてくれた。
椅子に腰かけるジョシュアのお腹に手をあてる。
医術の心得があるニコラ・フラメルの診断では妊娠十二週目であるという。妊娠約三ヶ月といったところか。
ジョシュアの見た目はそれほど変わっていない。お腹もそれほど大きくなっていない。
でも大事そうにジョシュアはお腹に手をあてていた。
「アーサー様、丈夫な子供を生んでさしあげますね」
眼を細めてジョシュアは言う。
「僕に子供が……」
僕の心にいろんな感情がかけめぐっている。
ほぼ毎日、誰かとベッドを共にしていたのだから、こうなるのはあたり前の結果だ。
天涯孤独だった僕に家族がついにできるのか。これ程嬉しいことはない。
責任は果てしないほど大きいけど、今は嬉しさのほうが勝っている。
「母子共に現在のところは健康じゃな。来年の七月が生まれる予定になるじゃろう」
いつもふざけた笑みを浮かべているニコラ・フラメルはいたって真面目な顔で言った。
「叔母さん、うらやましいわ」
アンナがジョシュアのお腹を見て、言った。
「私も早く我が君の子供を孕みたい」
真剣な眼差しでアルは言った。
「早く赤ちゃんみてみたいにゃ」
クロネがジョシュアのお腹に耳をあてる。
「ジョシュア、体にきをつけてね」
僕はジョシュアにキスをする。
ジョシュアの部屋を出たあと、クロネたちを連れてリリィの住むコンウィ城に転移する。
僕たちをまず出迎えてくれたのは、ビキニアーマーのサラであった。冬にビキニアーマーは寒くないのかと尋ねたら、火魔法を応用して周囲を暖かくしているので問題ないということだ。
ためしにサラの周囲に手をかざすと確かに暖かい。
ついでにビキニ越しにおっぱいを揉んでみた。
「いやん♡♡」
サラは笑顔で僕の手を受け入れた。
しっかりと肉のつまったいい巨乳だ。
むくむくとエッチな気分がわいてくるが、今はリリィを見舞う方がさきだ。
僕たちはサラの案内でリリィの自室に入る。
リリィはベッドに腰かていた。
立ち上がり、とことこと僕に近づき、抱きついた。
リリィは僕にブチュッとキスをした。熱烈なキスの歓迎を受ける。
リリィはいつものピンクのロリータファッションだ。下腹部にはコルセットは巻かれていない。
「どれどれ、失礼」
ニコラ・フラメルはリリィの下腹部に手をあてる。
「アーサー様のお子がここにいると思うと、とても幸せです」
潤んだ瞳でリリィは言った。
「この子も妊娠三ヶ月といったところかのう」
この錬金術師は手が触れただけで、お腹の子がどのような状態にあるか分かるらしい。
不思議な老人だ。ただのエロ爺ではないようだ。
「リリィ、体を大事に……」
そのあと、僕は言葉をつまらせた。いろんな感情が頭を支配して、なんと言っていいかわからない。
「アーサー様、安心してください。丈夫な子を産んでさしあげます。これからも私たちを愛してください。いっぱいいっぱい子供を産んであげますね」
リリィは力強く、そういった。その笑顔はどこか勝ち誇ったようだ。
「はあっ、リリィ様もうらやましい。私も早く我が君の子供を孕みたい」
じっとリリィのまだそれほど大きくなっていないお腹を見て、アルは言った。
アルとは何度もエッチをしているから、彼女が妊娠するのも時間の問題かもしれない。
あたり前だけどこのアヴァロン王国には避妊道具なんてのはない。
男性がいないのだから、当然といえば当然だ。
そして僕はハーレムの女の子たちとつねに膣内射精している。
これからも妊娠する女の子は増えていくだろう。
父親になるのだから、頑張らないと。
「我が君、私もはやく孕みたいです♡♡」
僕の腕に抱きつき、アルは熱い視線を送る。
女の子に妊娠を希望されるなんて、こんなに嬉しいことはない。前の世界では女子に見向きもされなかったから、ひとしおだ。
「ハーレム騎士団全員妊娠ルートが始まるにゃ」
ニヒヒッとクロネがジト目で僕を見る。
前にきいたんだけど、猫娘のクロネは人間の子供を妊娠することはほぼないのだという。
「ボクはお兄ちゃんとエッチが出きればそれでいいよ。ボクにはだし放題だよ♡♡」
空いている片方の腕にクロネが抱きついた。
中出しし放題なんて魅了的な言葉だけど、クロネが妊娠できないのはちょっとさびしいな。
リリィとジョシュアの妊娠のニュースはアヴァロン王国中にあっという間に広まった。
ギネビア女王からは直接お褒めの言葉をいただいた。
避妊せずにエッチなことをして、妊娠させて褒められるなんてさすがは貞操逆転世界だね。
リリィとジョシュアの妊娠は聖杯教会の力を大きくそぐことになるだろう。
聖杯の力を借りずに子供が出きるのならば、教会は無用の長物となる。
聖杯使用料ともいえる高額なお布施を払う必要はなくなるのだ。
事実、僕の支配地域と教会の勢力圏に住む人たちの生活に格差が生まれつつある。
今まで支払っていたお布施を払わずに済む僕の支配地域は余裕で冬を越せるだろう。
ひるがえって教会の勢力圏ではギリギリの生活だという。
そこでこの二人の妊娠だ。
教会をみかぎる人が増えるだろうとアヤメ・ランスロットは推測した。
僕も同意見だ。
「ああっ本当にうらやましいわ。わらわもアーサーの子を孕みたいですわ。アーサーとの夜はこの世のものとは思えないほど心地よいものだとパーシバルに聞きました。一度味わってみたいものです」
目の不自由なギネビアは僕の手を握る。
ギネビアは超美少女なので、こちらも望むところだ。
「ギネビア陛下、それはまだ時期尚早でございます。教会勢力が一掃できたときにはご自由になされれば良いかと」
アヤメにやんわりと止められた。
ギネビアが今妊娠すると教会との戦いの先頭に立てなくなる。
ギネビアには今少しだけこの国のリーダーでいてもらわないといけない。
「そうですか、アーサーにかわいがって欲しかったのに」
ぷっとギネビアは頬をふくらませた。
そういう姿もかわいい。
僕とセックスできなくて腹をたてる女王がいるなんて、本当にいい世界だ。
そして年が明けた一月の中頃、サーシャがとんでもない報せを持ってきた。
「鋼鉄騎士団団長クロムエルがエジンバラ城にて反旗をひるがえしました!!」
サーシャはウインザー城の大広間でそう叫んだ。
ほかにクロネとアル、それに執事のアンナもいた。
その直ぐ後、錬金術師のニコラ・フラメルが部屋に入ってきた。
アンナが僕たちに温かい紅茶をいれてくれた。
椅子に腰かけるジョシュアのお腹に手をあてる。
医術の心得があるニコラ・フラメルの診断では妊娠十二週目であるという。妊娠約三ヶ月といったところか。
ジョシュアの見た目はそれほど変わっていない。お腹もそれほど大きくなっていない。
でも大事そうにジョシュアはお腹に手をあてていた。
「アーサー様、丈夫な子供を生んでさしあげますね」
眼を細めてジョシュアは言う。
「僕に子供が……」
僕の心にいろんな感情がかけめぐっている。
ほぼ毎日、誰かとベッドを共にしていたのだから、こうなるのはあたり前の結果だ。
天涯孤独だった僕に家族がついにできるのか。これ程嬉しいことはない。
責任は果てしないほど大きいけど、今は嬉しさのほうが勝っている。
「母子共に現在のところは健康じゃな。来年の七月が生まれる予定になるじゃろう」
いつもふざけた笑みを浮かべているニコラ・フラメルはいたって真面目な顔で言った。
「叔母さん、うらやましいわ」
アンナがジョシュアのお腹を見て、言った。
「私も早く我が君の子供を孕みたい」
真剣な眼差しでアルは言った。
「早く赤ちゃんみてみたいにゃ」
クロネがジョシュアのお腹に耳をあてる。
「ジョシュア、体にきをつけてね」
僕はジョシュアにキスをする。
ジョシュアの部屋を出たあと、クロネたちを連れてリリィの住むコンウィ城に転移する。
僕たちをまず出迎えてくれたのは、ビキニアーマーのサラであった。冬にビキニアーマーは寒くないのかと尋ねたら、火魔法を応用して周囲を暖かくしているので問題ないということだ。
ためしにサラの周囲に手をかざすと確かに暖かい。
ついでにビキニ越しにおっぱいを揉んでみた。
「いやん♡♡」
サラは笑顔で僕の手を受け入れた。
しっかりと肉のつまったいい巨乳だ。
むくむくとエッチな気分がわいてくるが、今はリリィを見舞う方がさきだ。
僕たちはサラの案内でリリィの自室に入る。
リリィはベッドに腰かていた。
立ち上がり、とことこと僕に近づき、抱きついた。
リリィは僕にブチュッとキスをした。熱烈なキスの歓迎を受ける。
リリィはいつものピンクのロリータファッションだ。下腹部にはコルセットは巻かれていない。
「どれどれ、失礼」
ニコラ・フラメルはリリィの下腹部に手をあてる。
「アーサー様のお子がここにいると思うと、とても幸せです」
潤んだ瞳でリリィは言った。
「この子も妊娠三ヶ月といったところかのう」
この錬金術師は手が触れただけで、お腹の子がどのような状態にあるか分かるらしい。
不思議な老人だ。ただのエロ爺ではないようだ。
「リリィ、体を大事に……」
そのあと、僕は言葉をつまらせた。いろんな感情が頭を支配して、なんと言っていいかわからない。
「アーサー様、安心してください。丈夫な子を産んでさしあげます。これからも私たちを愛してください。いっぱいいっぱい子供を産んであげますね」
リリィは力強く、そういった。その笑顔はどこか勝ち誇ったようだ。
「はあっ、リリィ様もうらやましい。私も早く我が君の子供を孕みたい」
じっとリリィのまだそれほど大きくなっていないお腹を見て、アルは言った。
アルとは何度もエッチをしているから、彼女が妊娠するのも時間の問題かもしれない。
あたり前だけどこのアヴァロン王国には避妊道具なんてのはない。
男性がいないのだから、当然といえば当然だ。
そして僕はハーレムの女の子たちとつねに膣内射精している。
これからも妊娠する女の子は増えていくだろう。
父親になるのだから、頑張らないと。
「我が君、私もはやく孕みたいです♡♡」
僕の腕に抱きつき、アルは熱い視線を送る。
女の子に妊娠を希望されるなんて、こんなに嬉しいことはない。前の世界では女子に見向きもされなかったから、ひとしおだ。
「ハーレム騎士団全員妊娠ルートが始まるにゃ」
ニヒヒッとクロネがジト目で僕を見る。
前にきいたんだけど、猫娘のクロネは人間の子供を妊娠することはほぼないのだという。
「ボクはお兄ちゃんとエッチが出きればそれでいいよ。ボクにはだし放題だよ♡♡」
空いている片方の腕にクロネが抱きついた。
中出しし放題なんて魅了的な言葉だけど、クロネが妊娠できないのはちょっとさびしいな。
リリィとジョシュアの妊娠のニュースはアヴァロン王国中にあっという間に広まった。
ギネビア女王からは直接お褒めの言葉をいただいた。
避妊せずにエッチなことをして、妊娠させて褒められるなんてさすがは貞操逆転世界だね。
リリィとジョシュアの妊娠は聖杯教会の力を大きくそぐことになるだろう。
聖杯の力を借りずに子供が出きるのならば、教会は無用の長物となる。
聖杯使用料ともいえる高額なお布施を払う必要はなくなるのだ。
事実、僕の支配地域と教会の勢力圏に住む人たちの生活に格差が生まれつつある。
今まで支払っていたお布施を払わずに済む僕の支配地域は余裕で冬を越せるだろう。
ひるがえって教会の勢力圏ではギリギリの生活だという。
そこでこの二人の妊娠だ。
教会をみかぎる人が増えるだろうとアヤメ・ランスロットは推測した。
僕も同意見だ。
「ああっ本当にうらやましいわ。わらわもアーサーの子を孕みたいですわ。アーサーとの夜はこの世のものとは思えないほど心地よいものだとパーシバルに聞きました。一度味わってみたいものです」
目の不自由なギネビアは僕の手を握る。
ギネビアは超美少女なので、こちらも望むところだ。
「ギネビア陛下、それはまだ時期尚早でございます。教会勢力が一掃できたときにはご自由になされれば良いかと」
アヤメにやんわりと止められた。
ギネビアが今妊娠すると教会との戦いの先頭に立てなくなる。
ギネビアには今少しだけこの国のリーダーでいてもらわないといけない。
「そうですか、アーサーにかわいがって欲しかったのに」
ぷっとギネビアは頬をふくらませた。
そういう姿もかわいい。
僕とセックスできなくて腹をたてる女王がいるなんて、本当にいい世界だ。
そして年が明けた一月の中頃、サーシャがとんでもない報せを持ってきた。
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