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第四十八話 アーサー内政をする

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八月初旬の夜、その日のベッドの共にロムを呼んだ。
ロムは快楽に貪欲だった。
僕にまたがり、何度も何度も絶頂を味わっている。
「はあっ♡♡はあっ♡♡はあっあん♡♡」
あえぎながらロムは僕に大人のキスをする。
ねちゃねちゃぬちゃぬちゃといやらし音が寝室に響く。
下から見上げるロムの推定Jカップの巨乳は絶景だな。
ぷるぷると揺れるおっぱいをつかむと指がずぶずぶと沈んでいく。
「はあっらめっ♡♡またいぐっ♡♡」
ロムの豊かな体がぷるぷるとけいれんする。
僕ももうすぐ達しようとしている。
「ろ、ロム……だ、出すよ……」
すでに一時間ほど僕たちは愛を確認しあっている。そろそろ答えを出してもいいだろう。
「は、はいっ♡♡ご主人様のが欲しいです……」
ロムは懇願する。
彼女はさらに激しく腰を動かす。
ロムは僕の分身を痛いほど締め上げる。
どうやら彼女は体の中を自由自在に操れるようだ。
これはたまらない。
ロムは僕を欲しているようだ。
僕はロムのおっぱいを強くつかむ。
それが彼女への合図だ。
僕たちは一番深いところでつながった。
僕はロムの体の一番深いところにある赤ちゃんができる小部屋に愛情をたっぷりとねっとりと注ぎこんだ。
愛情が吐き出される度に気絶しそうになるぐらいの快感が僕の体を支配する。

豊かな体をロムは僕におしつける。
ロムは僕の髪を撫でながら、キスをする。
「ご主人様に愛され、ロムは幸せです。とても熱いのが体の中で暴れています♡♡」
僕もロムの長い黒髪をなで、ケモ耳をつまむ。
そこも気持ちいいようで、ロムは甘い声をあげる。
「とても気持ちよかったよ」
僕は言った。
念願の一つであったケモ耳とのエッチがかなって僕も幸せだ。
本当にこの異世界アヴァロンに来てよかったと思う。

ロムの体から引き抜くと彼女の大事なところから愛が溢れた。
「あら、せっかくいただいたのに、もったいないわ♡♡」
ロムはそう言うと股をしっかりと閉じ、僕の愛を体にとどめた。
大柄でボリュームたっぷりのロムの体を抱きしめて、僕は眠りについた。


翌朝、目覚めた僕はロムに身支度を手伝ってもらう。ロムは黒いミニのワンピースのような服を着ている。人獣であるロムは服を着るのが嫌なようだが、さすがに宮廷なんかに行く機会も増えたので服を着てもらうようにした。
それはピーターたちも同じだ。
僕はギネビアとアヤメに頼み、宮廷に行く際は彼女らも同行することを認めてもらった。それはアルタイルたち親衛隊も同じだ。

熱い濡れタオルで体をふいてもらい、服を着替え終わった僕は城の広間で朝食をとる。
クロネとアルタイルも一緒にご飯を食べた。

「アーサー様、お昼ごろに母が面会を求めています。あっていただけますか?」
お皿を片付けながら、執事のアンナが言った。
今日もメイド服がかわいい。
「ああ、いいよ。ジョアンナにはこのウインザー城の扉はすべて開かれているよ」
僕は答えた。
「ありがとうございます」
アンナが僕の口についたケチャップをナプキンでふきとる。そのナプキンをアンナは美味しそうになめていた。


昼ごろにヨーク村の村長であるジョアンナがウインザー城に到着した。
僕は客間にジョアンナを迎え入れる。
両手を広げてジョアンナの体を抱きしめた。
彼女は耳の先まで真っ赤にした。
「お久しぶりです、アーサー様」
僕に抱きしめられ、恍惚とした表情でジョアンナは言った。
僕はジョアンナをソファーに座らせる。僕はその左横にすわる。
アンナが僕たちに野菜のサンドイッチとアイスティーを用意してくれた。
「それで要件はなんだい?」
僕はジョアンナの手を握る。
わざわざヨーク村からこのウインザー城に出向いてきた要件とはなんだろうか?

「アーサー様に折り入ってたのみたいこととは、ある技術を使いたいのです。それは聖杯教会から禁忌とされていた技術なのです」
そう言い、ジョアンナはアイスティーを一口飲む。
「その技術とは?」
僕はジョアンナに尋ねる。
「それは空気から肥料をつくるものです。風の魔法を応用すれば空気から肥料をつくることができます。ですが聖杯教会はそれは自然の摂理から反すると禁忌としてしまったのです」
ジョアンナは言った。
空気から肥料をつくるというのは、ハーバーボッシュ法のことだろう。そのハーバーボッシュ法を魔法の力でこの世界は行うことができるということか。
たしか前の世界でもやたらと化学肥料や農薬を嫌う人がいたな。
生産量が増えて、人々が豊かになるなら僕は賛成だ。
「もしかして虫をつかせないようにできる魔法の薬なんかもあるのかい?」
僕はジョアンナに訊いてみた。
「は、はい。そういうのもございます」
ジョアンナは答えた。
「いいよ、それでみんなの生活が楽になるなら、使いなよ」
僕は即答した。
反対する理由が僕には見つけることができない。
「あ、ありがとうございます」
僕のあまりにも早い返事にジョアンナは驚いていた。
僕はヨーク村だけではなく、近隣の村々にもその風魔法でつくられた肥料の使用を許可するむねの手紙をマーリンに手伝ってもらって書いた。
「朝倉君は賢明ね」
マーリンは言った。
褒められたら素直にうれしい。

「ジョアンナさんにききたいんだけどサトウキビを精製してつくられる調味料なんかも禁止されてたりする?」
なんとなくだけど聖杯教会のやり方がわかってきたような気がする。
教会の人たちは前の世界でいうところの意識が高い人たちなのかもしれない。
ということは旨味調味料なんかも嫌っていても不思議ではない。

「あ、は、はい。昔に禁止された調味料がそういうものだったと聞いたことがあります」
ジョアンナは記憶をたどり、そう言った。
「じゃあ、それも作っていいよ。料理の幅が広がって、美味しくなるならそれでいいじゃない」
僕はジョアンナに言った。
ジョアンナが言うには食糧の保存に使う薬もあるらしいので、それの使用も許可した。

皆の暮らしがそれで少しでも楽になるなら、本当に反対する理由は見つけることができない。
「ありがとうございます、アーサー様……」
ジョアンナは涙を流して喜んでくれた。

僕はこの後、さらにマーリンに手伝ってもらってそれらの薬品や調味料の使用を許可することをギネビア女王に上奏する文章を作成した。
それを携えて、翌日僕たちキャメロットの王宮に赴いた。
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