39 / 75
第三十八話 獣の騎士
しおりを挟む
リーズ城の応接間に僕たちは姉さんに呼び出された。
「あなたたちに我が家宝を進呈しようと思ってね」
ヒメノ姉さんはそう言うと配下の騎士になにやら持ってこさせた。
姉さんの部下は皆、黒衣である。姉さんほどではないが、全員が幻影魔法の使い手でもある。それ故、幻影騎士団と呼ばれている。
ヒメノ姉さんが持ってきたのは、漆黒のマントであった。裏地が血のように赤い。
家宝というのはこのマントのことだろうか?
くれるのは嬉しいけど、夏場にマントは暑すぎないかな。
「その心配はご無用だよ」
にこりと姉さんは微笑む。
姉さんはマントを羽織ってみせる。
うわっ、これはかっこいいぞ。僕の中二心がうずいてくる。
「我が君、あれはきっと魔銀糸が織り込まれたものでは……」
アルタイルが言った。
魔銀か。ファンタジー世界では定番の鉱物だね。
それをマントに織り込むなんて、そんな技術があるのか。
「論より証拠だね。弟よ、着てみな」
ヒメノ姉さんは僕にその魔銀糸であまれたマントを肩にかける
「すごい、肩にかけただけなのに外れない。それに涼しい」
肩に羽織っただけなのにまったくずれない。それにひんやりと冷たい。
これは驚きだ。
「この魔銀糸を紡いだマントは耐熱性、耐寒性さらに魔法防御力もある便利なものなんだ」
自慢気に姉さんは胸を反らす。
姉さんが自慢するだけのことはある代物だ。
「僕は風魔法があるからいいや。アルタイル着なよ」
クロネはアルタイルに譲る。
本当はクロネは背が低いのでマントがずってしまうのが嫌なようだ。
僕にだけ、念話で教えてくれた。
「では遠慮なく」
そう言うと、アルタイルは魔銀糸を紡いだマントを羽織る。さらに僕がカーナボンの城下町で買ってあげた羽根つきのつば広帽子をかぶる。
「おおっ」
僕は思わず感嘆の声を上げる。
背が高く、スタイルのいいアルタイルにそれらはすごく似合っている。昔読んだ小説の主人公である吸血鬼ハンターみたいだ。
「アルタイル、すごく似合っている」
僕は素直に褒める。
アルタイルは褐色の肌の頬を赤く染めた。
「わ、我が君がそう言われるなら、私はこの衣装でずっといます」
アルタイルは言った。
黒騎士アルタイルの誕生の瞬間である。
王都キャメロットへは僕とクロネ、ヒメノ姉さん、アルタイルの計四人で行くことになった。
王都へはこのリーズ城から南に馬で二日の距離だという。
旅支度を整えた僕たちは王都へ向けて旅立つ。
すでにヒメノ姉さんが手紙で近衛騎士団別名は金剛騎士団団長であるアヤメ・ランスロットに来訪を告げているという。
「アヤメはアヴァロンでもっとも正しい騎士と呼ばれている。少人数で話し合いにきた私たちを騙し討ちするような人物じゃないよ」
と姉さんはそのアヤメ・ランスロットなる人物をそう評した。
「私も噂で聞いたことがあります。ランスロット卿はもっとも信義を大切にされる方だとか」
馬上のアルタイルがそう言った。
どうやら姉さんはそのアヤメ・ランスロットと友人だあるようだ。
馬で街道を南下し、夜営をする。
夜営用のテントは二つ持ってきたのに皆、僕と寝たがったので一つのテントでかたまって寝た。右を見ても左を見ても美女ばかりなのでウハウハであった。
朝になり、僕たちはさらに街道を南に馬で行く。正午前にはトレント川が見えてきた。
川幅三十メートルほどのけっこう大きな川だ。
このトレント川の河口付近でベアトリクスがウロボロスをとめて待機している。
いざ危険が迫ったとき、聖剣エクスカリバーの能力で戦艦ウロボロスに撤退する手はずだ。
できればそうならずに王家の人たちを味方にできればいいな。
「我が君、橋が見えてきましたよ」
アルタイルが南を指差す。
このトレント川にかかる橋を越えれば王都キャメロットはすぐだとヒメノ姉さんは説明した。
ここまでは何の障害もなかった。
このまま無事に王都にたどりつければいいなと思っていたら、猛スピードで何者かが接近してくる。
視界のマップに赤い点がこちらに近づいてくるのが見てとれる。
あっという間にそれは僕たちの目の前にあらわれた。
それは猫科の猛獣であった。かなり巨大だ。全身は二メートルはあると思われる。真っ黒な毛でその身体はおおわれている。
おそらくだけど種類的には黒豹だと思われた。
僕たちはそれぞれの武器をとり、臨戦態勢になる。
「ガルウウウッ」
黒豹は凶悪なうなり声をあげる。
殺気にみちた金色の瞳で僕たちを見ている。
「おまえがアーサーなのか?」
その黒豹は人の言葉を話した。
「気をつけて、奴は魔獣よ」
僕の左横に馬をよせ、姉さんが言う。
円月刀を抜いたアルタイルが僕の右側を守る。
お兄ちゃん、言葉を話す獣を魔獣っていうんだよ。もしかすると獣人族の可能性もあるよ。
念話でクロネが話しかける。
僕も短剣の柄に手をかけ、身構える。
鑑定スキルで相手のステータスを読んでみる。
名無し 獣人族レベル65
特技 鉄の爪 鉄の牙 飛翔 咆哮とある。魔力は無いに等しいが体力は僕よりもはるかに高い。
掛け値なしに強敵であるといえる。
「アーサーよ、私を仲間にしないか?」
魔獣が口を開き、そう言った。
それは思ってもみない提案であった。
まさか魔獣から味方にならないかと提案されるとは。ちなみに好感度は二十と少しだ。
黒豹は二本足で立ち上がる。
みるみるうちに姿が変化した。
かなり背の高い、美女に変身した。
アルタイルよりも黒い肌をした、瞳の大きな美女だ。しかも真っ裸であった。
胸もお尻もびっくりするほど大きいのにウエストはキュッとしまっている。
癖の強い黒髪は背中までの長さがある。
その黒髪がみるみるうちに伸びて、乳房と股間をおおった。
僕の陣営ではベアトリクスのスタイルに近いグラマーだ。。
「私は見てのとおり、魔獣の血を引いている。故に名を与えられていない。アーサー、おまえが噂通りの人間なら私に名をくれないか?」
腰に手をあて、黒い肌の美女は言った。
「あなたたちに我が家宝を進呈しようと思ってね」
ヒメノ姉さんはそう言うと配下の騎士になにやら持ってこさせた。
姉さんの部下は皆、黒衣である。姉さんほどではないが、全員が幻影魔法の使い手でもある。それ故、幻影騎士団と呼ばれている。
ヒメノ姉さんが持ってきたのは、漆黒のマントであった。裏地が血のように赤い。
家宝というのはこのマントのことだろうか?
くれるのは嬉しいけど、夏場にマントは暑すぎないかな。
「その心配はご無用だよ」
にこりと姉さんは微笑む。
姉さんはマントを羽織ってみせる。
うわっ、これはかっこいいぞ。僕の中二心がうずいてくる。
「我が君、あれはきっと魔銀糸が織り込まれたものでは……」
アルタイルが言った。
魔銀か。ファンタジー世界では定番の鉱物だね。
それをマントに織り込むなんて、そんな技術があるのか。
「論より証拠だね。弟よ、着てみな」
ヒメノ姉さんは僕にその魔銀糸であまれたマントを肩にかける
「すごい、肩にかけただけなのに外れない。それに涼しい」
肩に羽織っただけなのにまったくずれない。それにひんやりと冷たい。
これは驚きだ。
「この魔銀糸を紡いだマントは耐熱性、耐寒性さらに魔法防御力もある便利なものなんだ」
自慢気に姉さんは胸を反らす。
姉さんが自慢するだけのことはある代物だ。
「僕は風魔法があるからいいや。アルタイル着なよ」
クロネはアルタイルに譲る。
本当はクロネは背が低いのでマントがずってしまうのが嫌なようだ。
僕にだけ、念話で教えてくれた。
「では遠慮なく」
そう言うと、アルタイルは魔銀糸を紡いだマントを羽織る。さらに僕がカーナボンの城下町で買ってあげた羽根つきのつば広帽子をかぶる。
「おおっ」
僕は思わず感嘆の声を上げる。
背が高く、スタイルのいいアルタイルにそれらはすごく似合っている。昔読んだ小説の主人公である吸血鬼ハンターみたいだ。
「アルタイル、すごく似合っている」
僕は素直に褒める。
アルタイルは褐色の肌の頬を赤く染めた。
「わ、我が君がそう言われるなら、私はこの衣装でずっといます」
アルタイルは言った。
黒騎士アルタイルの誕生の瞬間である。
王都キャメロットへは僕とクロネ、ヒメノ姉さん、アルタイルの計四人で行くことになった。
王都へはこのリーズ城から南に馬で二日の距離だという。
旅支度を整えた僕たちは王都へ向けて旅立つ。
すでにヒメノ姉さんが手紙で近衛騎士団別名は金剛騎士団団長であるアヤメ・ランスロットに来訪を告げているという。
「アヤメはアヴァロンでもっとも正しい騎士と呼ばれている。少人数で話し合いにきた私たちを騙し討ちするような人物じゃないよ」
と姉さんはそのアヤメ・ランスロットなる人物をそう評した。
「私も噂で聞いたことがあります。ランスロット卿はもっとも信義を大切にされる方だとか」
馬上のアルタイルがそう言った。
どうやら姉さんはそのアヤメ・ランスロットと友人だあるようだ。
馬で街道を南下し、夜営をする。
夜営用のテントは二つ持ってきたのに皆、僕と寝たがったので一つのテントでかたまって寝た。右を見ても左を見ても美女ばかりなのでウハウハであった。
朝になり、僕たちはさらに街道を南に馬で行く。正午前にはトレント川が見えてきた。
川幅三十メートルほどのけっこう大きな川だ。
このトレント川の河口付近でベアトリクスがウロボロスをとめて待機している。
いざ危険が迫ったとき、聖剣エクスカリバーの能力で戦艦ウロボロスに撤退する手はずだ。
できればそうならずに王家の人たちを味方にできればいいな。
「我が君、橋が見えてきましたよ」
アルタイルが南を指差す。
このトレント川にかかる橋を越えれば王都キャメロットはすぐだとヒメノ姉さんは説明した。
ここまでは何の障害もなかった。
このまま無事に王都にたどりつければいいなと思っていたら、猛スピードで何者かが接近してくる。
視界のマップに赤い点がこちらに近づいてくるのが見てとれる。
あっという間にそれは僕たちの目の前にあらわれた。
それは猫科の猛獣であった。かなり巨大だ。全身は二メートルはあると思われる。真っ黒な毛でその身体はおおわれている。
おそらくだけど種類的には黒豹だと思われた。
僕たちはそれぞれの武器をとり、臨戦態勢になる。
「ガルウウウッ」
黒豹は凶悪なうなり声をあげる。
殺気にみちた金色の瞳で僕たちを見ている。
「おまえがアーサーなのか?」
その黒豹は人の言葉を話した。
「気をつけて、奴は魔獣よ」
僕の左横に馬をよせ、姉さんが言う。
円月刀を抜いたアルタイルが僕の右側を守る。
お兄ちゃん、言葉を話す獣を魔獣っていうんだよ。もしかすると獣人族の可能性もあるよ。
念話でクロネが話しかける。
僕も短剣の柄に手をかけ、身構える。
鑑定スキルで相手のステータスを読んでみる。
名無し 獣人族レベル65
特技 鉄の爪 鉄の牙 飛翔 咆哮とある。魔力は無いに等しいが体力は僕よりもはるかに高い。
掛け値なしに強敵であるといえる。
「アーサーよ、私を仲間にしないか?」
魔獣が口を開き、そう言った。
それは思ってもみない提案であった。
まさか魔獣から味方にならないかと提案されるとは。ちなみに好感度は二十と少しだ。
黒豹は二本足で立ち上がる。
みるみるうちに姿が変化した。
かなり背の高い、美女に変身した。
アルタイルよりも黒い肌をした、瞳の大きな美女だ。しかも真っ裸であった。
胸もお尻もびっくりするほど大きいのにウエストはキュッとしまっている。
癖の強い黒髪は背中までの長さがある。
その黒髪がみるみるうちに伸びて、乳房と股間をおおった。
僕の陣営ではベアトリクスのスタイルに近いグラマーだ。。
「私は見てのとおり、魔獣の血を引いている。故に名を与えられていない。アーサー、おまえが噂通りの人間なら私に名をくれないか?」
腰に手をあて、黒い肌の美女は言った。
17
お気に入りに追加
614
あなたにおすすめの小説
ゲート0 -zero- 自衛隊 銀座にて、斯く戦えり
柳内たくみ
ファンタジー
20XX年、うだるような暑さの8月某日――
東京・銀座四丁目交差点中央に、突如巨大な『門(ゲート)』が現れた。
中からなだれ込んできたのは、見目醜悪な怪異の群れ、そして剣や弓を携えた謎の軍勢。
彼らは何の躊躇いもなく、奇声と雄叫びを上げながら、そこで戸惑う人々を殺戮しはじめる。
無慈悲で凄惨な殺戮劇によって、瞬く間に血の海と化した銀座。
政府も警察もマスコミも、誰もがこの状況になすすべもなく混乱するばかりだった。
「皇居だ! 皇居に逃げるんだ!」
ただ、一人を除いて――
これは、たまたま現場に居合わせたオタク自衛官が、
たまたま人々を救い出し、たまたま英雄になっちゃうまでを描いた、7日間の壮絶な物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
うちの冷蔵庫がダンジョンになった
空志戸レミ
ファンタジー
一二三大賞3:コミカライズ賞受賞
ある日の事、突然世界中にモンスターの跋扈するダンジョンが現れたことで人々は戦慄。
そんななかしがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつつもその魔性に惹かれ、このひとりしか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった…。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる