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第三十話 聖剣エクスカリバー
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カプセルから出てきた煙はひんやりとしていた。冷凍カプセルからでた空気だから冷たいのだろうか。
煙が晴れると中の様子がはっきりと視認することができた。
「人がいる」
ヒメノ・ケイが口を押さえて、カプセルの中身を凝視する。
アルタイルは震えながら、姉さんに抱きついている。もしかしてこの二人仲がいいのかな。
ここにいる皆がカプセルの中を見つめている。
カプセルの中には女性が眠っていた。
その豊満な胸に長剣を乗せ、それを両手で握り眠っている。
銀色の髪をしたとんでもない美女であった。
ピッチリとした肌に吸い付くようなデザインの服を着ている。パイロットスーツというかプラグスーツというかそんなデザインの服だ。
あまりにも体に張りついているので、体のラインがまるわかりだ。
胸もお尻も大きいのに下腹部だけはぼくの頭ぐらいの細さだ。
理想的すぎてどこか人間離れしている。
リリィは人形のようにかわいいが、このカプセルの女性は人形そのものの美しさだ。
きれいだが、人間味はない。
そのカプセルの女性がゆっくりと目蓋を開ける。
瞳の色は銀色であった。
「はじめまして、私はヴィヴィアンと申します。前のユーザーである宇佐美義明少将よりこのウロボロスの管理をまかされていました」
カプセルの女性は機械的な声でそう言った。
寝たままの姿で空中に浮かび、その後、床に立つ。
「あなたを新しいユーザーとするために遺伝子登録をいたします」
銀髪美女はムチムチの体を揺らしながら僕に近づき、突然キスをした。
ゆっくりと冷たい舌で僕の口腔内をなめた。
「遺伝子登録完了しました。これより朝倉王太を新しいユーザーといたします。神聖ヨルムンガンド帝国第八艦隊所属戦艦ウロボロスの指揮権は朝倉王太に委譲されました」
機械的かつ事務的にヴィヴィアンは言った。
言葉の意味から察するにこの艦艇は戦艦ウロボロスというそうだ。そしてその所有権が僕に移ったようだ。
「宇佐美義明少将から伝言を預かっております。アヴァロンの人たちを幸せにしてほしい。以上であります。また次の所有者にこの聖剣エクスカリバーを譲るようにとのことです。どうぞお受けとりください」
ヴィヴィアンは剣の刀身を持ち、僕に柄をむける。
僕はその柄を両手で握る。
ついに僕も聖剣をこの手にするのか。
しかもエクスカリバーなんて聖剣の中の聖剣ではないか。
称号「海軍提督」「戦艦ウロボロスの艦長」「聖剣に認められし者」を獲得しました。
聖剣エクスカリバーの効果により特技転移を獲得しました。
転移地は七ヵ所設定できます。
視界に文字が並んでは消えていく。
「最後にアヴァロンを平和に導くことを約束してくれますか?」
ヴィヴィアンは言った。
銀色の瞳で僕をじっと見つめる。
この質問だけは感情がこめられているような気がする。
「もちろんだよ。僕はこの異世界で女の子と仲良くなりたくてやって来たんだから」
僕ははっきりと答えた。
これは変わらない。
変えてはいけない僕の目的だ。
異世界アヴァロンの女の子たちとイチャイチャラブラブでエッチなことをするのが僕の生きる目的なんだからね。
にこりとヴィヴィアンはきれいな笑みを浮かべる。
「それでは人格を元のベアトリクス・ユーウェインに戻します。過ぎ去りし王からのメッセージはこれにて終了いたします。未来の王よ、彼女のこともお願いします」
そう言うとヴィヴィアンは目蓋を閉じる。
がくりとヴィヴィアンは倒れる。
僕は彼女を抱き止める。
ムチムチの体はしっかりと肉がつまり、柔らかい。
「ふあーあ」
僕の腕の中で彼女は再び目を覚ました。
「あっ私を起こしてくれたのはあなたね。ありがとう提督」
チュッと彼女は僕にキスをした。
「私はウーサー君の百人の花嫁の一人でベアトリクスっていうの。よろしくね提督」
むぎゅーと僕を抱きしめて、ベアトリクスは言った。瞳の色がいつの間にか緑色になっていた。
「あ、あなたあの百人の花嫁の一人だったの!!」
驚愕の表情でリリィが言った。
たしか前に百人の花嫁に憧れていると言っていたな。
「うん、そうよ。ウーサー君とこの船で異世界にやって来たんだよ」
先ほどのヴィヴィアンとは違いにこにこと感情豊かにベアトリクスは笑っている。
「一つ聞きたい。神聖ヨルムンガンド帝国とはあの南極大陸にできた新興国のことか?」
ユリコは訊いた。
「うん、そうだよ。私がいたころは建国百年はたっていたよ。世界の半分を支配した機械帝国なんだよ」
さらりと当たり前かのようにベアトリクスは言った。
うーん、情報が多すぎて頭が痛くなってきた。
時系列を整理するとユリコが前世で死ぬ直前に第三次世界大戦がおきた。その時に南極大陸で新しくできたのがウーサーやベアトリクスがいたヨルムンガンド帝国だということか。
そして何らかの出来事があってウーサーたちはこの戦艦ウロボロスごとこの異世界にやってきた。それがアヴァロンの歴史では百四十年以上前ということなのか。
僕はそれをユリコたちに説明した。
アルタイルは目をまわしていて、ヒメノは頭をおさえている。
リリィはちんぷんかんぷんだわと理解するのをあきらめたようだ。
「さすが私の提督だわ。ほとんどその通りよ」
ベアトリクスは推定Jカップのおっぱいに僕の顔を押しあてる。あまりの肉圧に窒息しそうだ。でも気持ちいい。
「と、とりあえずこの船はアーサーのものになったのね。それに王権の象徴でもある聖剣エクスカリバーを手にいれたなんてこれはすごいことね」
ユリコは感激している。
「そうよ、私とこのウロボロスはもう提督のものよ。どこへでもつれていってあげるわね」
ベアトリクスはかわいいウインクをしてさらに僕の顔におっぱいを押しあてた。
煙が晴れると中の様子がはっきりと視認することができた。
「人がいる」
ヒメノ・ケイが口を押さえて、カプセルの中身を凝視する。
アルタイルは震えながら、姉さんに抱きついている。もしかしてこの二人仲がいいのかな。
ここにいる皆がカプセルの中を見つめている。
カプセルの中には女性が眠っていた。
その豊満な胸に長剣を乗せ、それを両手で握り眠っている。
銀色の髪をしたとんでもない美女であった。
ピッチリとした肌に吸い付くようなデザインの服を着ている。パイロットスーツというかプラグスーツというかそんなデザインの服だ。
あまりにも体に張りついているので、体のラインがまるわかりだ。
胸もお尻も大きいのに下腹部だけはぼくの頭ぐらいの細さだ。
理想的すぎてどこか人間離れしている。
リリィは人形のようにかわいいが、このカプセルの女性は人形そのものの美しさだ。
きれいだが、人間味はない。
そのカプセルの女性がゆっくりと目蓋を開ける。
瞳の色は銀色であった。
「はじめまして、私はヴィヴィアンと申します。前のユーザーである宇佐美義明少将よりこのウロボロスの管理をまかされていました」
カプセルの女性は機械的な声でそう言った。
寝たままの姿で空中に浮かび、その後、床に立つ。
「あなたを新しいユーザーとするために遺伝子登録をいたします」
銀髪美女はムチムチの体を揺らしながら僕に近づき、突然キスをした。
ゆっくりと冷たい舌で僕の口腔内をなめた。
「遺伝子登録完了しました。これより朝倉王太を新しいユーザーといたします。神聖ヨルムンガンド帝国第八艦隊所属戦艦ウロボロスの指揮権は朝倉王太に委譲されました」
機械的かつ事務的にヴィヴィアンは言った。
言葉の意味から察するにこの艦艇は戦艦ウロボロスというそうだ。そしてその所有権が僕に移ったようだ。
「宇佐美義明少将から伝言を預かっております。アヴァロンの人たちを幸せにしてほしい。以上であります。また次の所有者にこの聖剣エクスカリバーを譲るようにとのことです。どうぞお受けとりください」
ヴィヴィアンは剣の刀身を持ち、僕に柄をむける。
僕はその柄を両手で握る。
ついに僕も聖剣をこの手にするのか。
しかもエクスカリバーなんて聖剣の中の聖剣ではないか。
称号「海軍提督」「戦艦ウロボロスの艦長」「聖剣に認められし者」を獲得しました。
聖剣エクスカリバーの効果により特技転移を獲得しました。
転移地は七ヵ所設定できます。
視界に文字が並んでは消えていく。
「最後にアヴァロンを平和に導くことを約束してくれますか?」
ヴィヴィアンは言った。
銀色の瞳で僕をじっと見つめる。
この質問だけは感情がこめられているような気がする。
「もちろんだよ。僕はこの異世界で女の子と仲良くなりたくてやって来たんだから」
僕ははっきりと答えた。
これは変わらない。
変えてはいけない僕の目的だ。
異世界アヴァロンの女の子たちとイチャイチャラブラブでエッチなことをするのが僕の生きる目的なんだからね。
にこりとヴィヴィアンはきれいな笑みを浮かべる。
「それでは人格を元のベアトリクス・ユーウェインに戻します。過ぎ去りし王からのメッセージはこれにて終了いたします。未来の王よ、彼女のこともお願いします」
そう言うとヴィヴィアンは目蓋を閉じる。
がくりとヴィヴィアンは倒れる。
僕は彼女を抱き止める。
ムチムチの体はしっかりと肉がつまり、柔らかい。
「ふあーあ」
僕の腕の中で彼女は再び目を覚ました。
「あっ私を起こしてくれたのはあなたね。ありがとう提督」
チュッと彼女は僕にキスをした。
「私はウーサー君の百人の花嫁の一人でベアトリクスっていうの。よろしくね提督」
むぎゅーと僕を抱きしめて、ベアトリクスは言った。瞳の色がいつの間にか緑色になっていた。
「あ、あなたあの百人の花嫁の一人だったの!!」
驚愕の表情でリリィが言った。
たしか前に百人の花嫁に憧れていると言っていたな。
「うん、そうよ。ウーサー君とこの船で異世界にやって来たんだよ」
先ほどのヴィヴィアンとは違いにこにこと感情豊かにベアトリクスは笑っている。
「一つ聞きたい。神聖ヨルムンガンド帝国とはあの南極大陸にできた新興国のことか?」
ユリコは訊いた。
「うん、そうだよ。私がいたころは建国百年はたっていたよ。世界の半分を支配した機械帝国なんだよ」
さらりと当たり前かのようにベアトリクスは言った。
うーん、情報が多すぎて頭が痛くなってきた。
時系列を整理するとユリコが前世で死ぬ直前に第三次世界大戦がおきた。その時に南極大陸で新しくできたのがウーサーやベアトリクスがいたヨルムンガンド帝国だということか。
そして何らかの出来事があってウーサーたちはこの戦艦ウロボロスごとこの異世界にやってきた。それがアヴァロンの歴史では百四十年以上前ということなのか。
僕はそれをユリコたちに説明した。
アルタイルは目をまわしていて、ヒメノは頭をおさえている。
リリィはちんぷんかんぷんだわと理解するのをあきらめたようだ。
「さすが私の提督だわ。ほとんどその通りよ」
ベアトリクスは推定Jカップのおっぱいに僕の顔を押しあてる。あまりの肉圧に窒息しそうだ。でも気持ちいい。
「と、とりあえずこの船はアーサーのものになったのね。それに王権の象徴でもある聖剣エクスカリバーを手にいれたなんてこれはすごいことね」
ユリコは感激している。
「そうよ、私とこのウロボロスはもう提督のものよ。どこへでもつれていってあげるわね」
ベアトリクスはかわいいウインクをしてさらに僕の顔におっぱいを押しあてた。
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