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第七話 サキュバスにする方法
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僕は両の手のひらで口を押さえ、悲鳴を飲み込む。
こんな所で叫んで警備員さんが駆けつけて、僕たちをみつけたらどうなるか?
想像すると背筋に冷たい汗が流れる。
男子トイレの個室でゴスロリの美少女と二人っきりでいる。警察にでも通報されたら、おしまいだ。
サキュバス梨々花はそんな僕の様子を楽しそうにニヤニヤと笑いながら見ている。
もしかしてこれは夢だろうか。
試しに頰をつねるとちゃんと痛い。
「そんな古典的な方法で確認する人間がいるなんて、面白いわ」
くくくっと梨々花は小声で笑う。
笑い終えた梨々花は便座に座る。
そうそう便座は座るところだよ。
しかし梨々花が現実に目の前にいるということはあの一連の出来事は現実だったということか。
「そうだよ、全部丸ごとひっくるめて本当に起きたこと。どう修作サキュバスを統べる淫夢王になるかい」
小首をかしげて梨々花は僕に尋ねる。
その仕草はめちゃくちゃ可愛い。
梨々花の綺麗な顔を見ていると夢の中でフェラチオしてもらった記憶が蘇る。
「そ、その淫夢王っていのになったら君ともエッチなことできるの?」
僕は質問に質問で返す。
僕の言葉を聞いた梨々花はにやりと下品な笑みを浮かべる。
「なんだそんなことか。もちろん淫夢王になれば私を含めたサキュバスを好きにできるよ」
ぺろりと梨々花は舌なめずりする。
梨々花は僕のズボンのベルトに手を伸ばす。慣れた手つきでズボンのバックルを外し、パンツごとズボンを引き下ろす。ぽろりと下半身があらわになる。
僕の下半身は期待を込めて血液が集まり、じわじわと硬くなる。
あ~んと梨々花は言い、ためらうことなく僕の肉竿を咥える。唇で包皮をむかれる。根元までむかれると同時にくわえこまれる。
美少女に唇で皮をむかれるなんて恥ずかしいことこの上ない。その羞恥心が快感を押し上げる。
ぬるぬるの口につつまれ、僕の相棒はビクンとはねる。
「くっ……」
あまりの気持ちよさに僕はうめき声をあげる。
ぬるぬるのねちょねちょの舌と唇が僕の肉棒の敏感なところを攻めたてる。舌先が亀頭や鈴口、かり首を這うたびに快感が電撃となって体全体を駆けめぐる。
さらに梨々花は頰をすぼめてじゅるじゅるといやらしい音をたてて、肉竿を吸う。
駄目だ、もう我慢の限界だ。
僕は快感のほとばしりを梨々花の小さな口腔内に吐き出す。頭が真っ白になるほどの快感が下半身を駆けめぐる。ドクドクッと流し込まれた精液を梨々花は白い喉を鳴らして嚥下する。
「はぁはぁはぁ……」
僕はたまらず喘ぎ声をあげる。もっと大きな声をあげたいが、どうにか我慢する。
さらに梨々花は尿道に残る数滴も全て吸い出す。
搾精の快感に頭がくらくらする。
「さすがは淫夢王になる者の精液はひと味もふた味も違うわ。濃厚でこくがあってこの喉に絡まる感覚がたまらないわ」
梨々花は手の甲でその赤い唇をぬぐう。
僕はぼんやりとした頭でズボンを履きなおす。
それにしても梨々花のフェラチオは気持ちいい。他の人と比べたことはないが、かなりの気持ちよさだ。
淫夢王になれば好きなときにこういうことをしてもらえるのだろうか。
「それはもちろんのことだわさ」
梨々花は小さなゲップをする。
あら失礼と梨々花は付け足す。
「サキュバスの魔力の源は男性の精。とくに修作のザーメンは淫夢王にふさわしい濃厚なものなのよ。毎日エッチなご奉仕をしてあげますわ」
にこりと微笑み、梨々花はかわいいウインクをする。
でもこの話って僕にはメリットしかない気がするんだけど。
「修作には我が同胞となるサキュバスを増やしてほしいの。私が完全体に戻るには少なくとも三人のサキュバスが必要なの。彼女らからの魔力供給を受ければ私は完全なるサキュバス、すなわちサキュバスクイーンとなることができるのだわさ」
そう言うと梨々花はゴシックロリータの衣装の胸元から真っ赤なラムネのような錠剤を僕の手のひらに握らせる。
それは血を連想させるような赤さであった。
「これをリリス因子を持つものに飲ませればいいのだわさ。その際調教度、好感度、忠誠心の三つのステータスのうち一つが百になっている必要があるの」
梨々花は僕にそっと抱きつく。平らなおっぱいをしている梨々花だが、その身体はちゃんと女の子の温かさがある。それに上目遣いの梨々花は悪魔的にかわいい。やはり梨々花がサキュバスだというのは、真実なのだろう。
「あのホルスタインちゃんの好感度はすでに百になっているわ。隙を見てこの血のタブレットを飲ませてちょうだい」
梨々花は僕にお願いごとをする。
何かを頼むにはそれ相応の報酬を支払わなければいけない。ギブアンドテイクは世の常だ。
「もう仕方がないな、修作。今夜楽しみにしとくといいだわさ。その代わり約束よ。この血のタブレットをあのホルスタインちゃんに必ず飲ませること」
梨々花は僕の身体を抱きしめる。
「ああっわかったよ」
僕はその梨々花の血のタブレットをハンカチに包み、ジャケットの胸ポケットに入れる。
「じゃあまたね」
梨々花は僕にキスをすると指パッチンし、何処かへときえていった。
僕の唇には梨々花の唇の柔らかさと温かさだけが残っていた。
こんな所で叫んで警備員さんが駆けつけて、僕たちをみつけたらどうなるか?
想像すると背筋に冷たい汗が流れる。
男子トイレの個室でゴスロリの美少女と二人っきりでいる。警察にでも通報されたら、おしまいだ。
サキュバス梨々花はそんな僕の様子を楽しそうにニヤニヤと笑いながら見ている。
もしかしてこれは夢だろうか。
試しに頰をつねるとちゃんと痛い。
「そんな古典的な方法で確認する人間がいるなんて、面白いわ」
くくくっと梨々花は小声で笑う。
笑い終えた梨々花は便座に座る。
そうそう便座は座るところだよ。
しかし梨々花が現実に目の前にいるということはあの一連の出来事は現実だったということか。
「そうだよ、全部丸ごとひっくるめて本当に起きたこと。どう修作サキュバスを統べる淫夢王になるかい」
小首をかしげて梨々花は僕に尋ねる。
その仕草はめちゃくちゃ可愛い。
梨々花の綺麗な顔を見ていると夢の中でフェラチオしてもらった記憶が蘇る。
「そ、その淫夢王っていのになったら君ともエッチなことできるの?」
僕は質問に質問で返す。
僕の言葉を聞いた梨々花はにやりと下品な笑みを浮かべる。
「なんだそんなことか。もちろん淫夢王になれば私を含めたサキュバスを好きにできるよ」
ぺろりと梨々花は舌なめずりする。
梨々花は僕のズボンのベルトに手を伸ばす。慣れた手つきでズボンのバックルを外し、パンツごとズボンを引き下ろす。ぽろりと下半身があらわになる。
僕の下半身は期待を込めて血液が集まり、じわじわと硬くなる。
あ~んと梨々花は言い、ためらうことなく僕の肉竿を咥える。唇で包皮をむかれる。根元までむかれると同時にくわえこまれる。
美少女に唇で皮をむかれるなんて恥ずかしいことこの上ない。その羞恥心が快感を押し上げる。
ぬるぬるの口につつまれ、僕の相棒はビクンとはねる。
「くっ……」
あまりの気持ちよさに僕はうめき声をあげる。
ぬるぬるのねちょねちょの舌と唇が僕の肉棒の敏感なところを攻めたてる。舌先が亀頭や鈴口、かり首を這うたびに快感が電撃となって体全体を駆けめぐる。
さらに梨々花は頰をすぼめてじゅるじゅるといやらしい音をたてて、肉竿を吸う。
駄目だ、もう我慢の限界だ。
僕は快感のほとばしりを梨々花の小さな口腔内に吐き出す。頭が真っ白になるほどの快感が下半身を駆けめぐる。ドクドクッと流し込まれた精液を梨々花は白い喉を鳴らして嚥下する。
「はぁはぁはぁ……」
僕はたまらず喘ぎ声をあげる。もっと大きな声をあげたいが、どうにか我慢する。
さらに梨々花は尿道に残る数滴も全て吸い出す。
搾精の快感に頭がくらくらする。
「さすがは淫夢王になる者の精液はひと味もふた味も違うわ。濃厚でこくがあってこの喉に絡まる感覚がたまらないわ」
梨々花は手の甲でその赤い唇をぬぐう。
僕はぼんやりとした頭でズボンを履きなおす。
それにしても梨々花のフェラチオは気持ちいい。他の人と比べたことはないが、かなりの気持ちよさだ。
淫夢王になれば好きなときにこういうことをしてもらえるのだろうか。
「それはもちろんのことだわさ」
梨々花は小さなゲップをする。
あら失礼と梨々花は付け足す。
「サキュバスの魔力の源は男性の精。とくに修作のザーメンは淫夢王にふさわしい濃厚なものなのよ。毎日エッチなご奉仕をしてあげますわ」
にこりと微笑み、梨々花はかわいいウインクをする。
でもこの話って僕にはメリットしかない気がするんだけど。
「修作には我が同胞となるサキュバスを増やしてほしいの。私が完全体に戻るには少なくとも三人のサキュバスが必要なの。彼女らからの魔力供給を受ければ私は完全なるサキュバス、すなわちサキュバスクイーンとなることができるのだわさ」
そう言うと梨々花はゴシックロリータの衣装の胸元から真っ赤なラムネのような錠剤を僕の手のひらに握らせる。
それは血を連想させるような赤さであった。
「これをリリス因子を持つものに飲ませればいいのだわさ。その際調教度、好感度、忠誠心の三つのステータスのうち一つが百になっている必要があるの」
梨々花は僕にそっと抱きつく。平らなおっぱいをしている梨々花だが、その身体はちゃんと女の子の温かさがある。それに上目遣いの梨々花は悪魔的にかわいい。やはり梨々花がサキュバスだというのは、真実なのだろう。
「あのホルスタインちゃんの好感度はすでに百になっているわ。隙を見てこの血のタブレットを飲ませてちょうだい」
梨々花は僕にお願いごとをする。
何かを頼むにはそれ相応の報酬を支払わなければいけない。ギブアンドテイクは世の常だ。
「もう仕方がないな、修作。今夜楽しみにしとくといいだわさ。その代わり約束よ。この血のタブレットをあのホルスタインちゃんに必ず飲ませること」
梨々花は僕の身体を抱きしめる。
「ああっわかったよ」
僕はその梨々花の血のタブレットをハンカチに包み、ジャケットの胸ポケットに入れる。
「じゃあまたね」
梨々花は僕にキスをすると指パッチンし、何処かへときえていった。
僕の唇には梨々花の唇の柔らかさと温かさだけが残っていた。
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