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しおりを挟む「それ、何読んでるんです?」
沈黙に耐えかねて先に話し掛けたのは俺の方だった。
十二月二十二日。
うちの課では早めの忘年会が行われ、今はお開きになってから十五分ほど経った頃合いだ。
まだ雪は降っていないが、降ってもおかしくない気温だ。
ベンチに座った俺の隣には、頭がかっくんかっくんと今にも倒れそうな立川という先輩が座っている。彼をタクシーに乗せて家の住所を運転手に伝えるという大任を仰せつかったが、忘年会といわずクリスマスといわず、とにかく飲み会シーズン真っ只中の今、配車してもらったタクシーが来るまで四十分は掛かるという。
かじかむ指先を擦り合わせながらベンチの反対端に座って文庫本を読む坂原に話し掛けると、彼は一度本を閉じて背表紙を見て、ブックカバーで覆われているのを見てから中扉を読み上げた。
「……『ぼぎわ○が、来る』」
「この寒いのにホラーかよ」
入社順でいえば俺と同じ下っ端、という謎ルールで一緒に残された坂原は、けれどこの寒空の下でも平気な顔で文字を追っている。酒のおかげで体温が上がっているとはいえ、コートから出た指は冷え冷えでスマホですら落としそうになる俺とは大違いだ。
クリスマスムードで煌びやかに飾り付けられて周囲は電灯だらけで灯りには困らないだろうが、少しは一緒に待っているしかない俺の居心地悪さも気にしてほしい。
「読んだことあんの?」
そう小さく聞き返してきたのは、それから三分ほどしてから。
急になんの事かと聞き返そうとして、それがかなり遅い俺の言葉への返答だと気付いて行き交う車のナンバーを無理やり語呂合わせする一人遊びを止めて坂原の顔を見た。
「この距離で時差あり過ぎでしょう。宇宙ステーションでも経由してきたんですか?」
「……お前なぁ」
わざと冗談めかした言い方をすると、坂原は本に視線を落としたままながら今度はすぐに言葉を返してくる。
「まだ諦め切れてねぇから話し掛けられたくねーんだよ。分かれよ」
一瞬ヒヤッとして立川の顔色を見るが、泥酔していた彼はとうとう夢の中へ旅立ってしまったらしい。ベンチに深く腰掛けた格好のまま、寝息の合間にいびきが混じっている。これだけ酔っていれば、もし起きていてもよほど直接的な言い方をしなければ分からないか。
「まだですか。もう半年近く経ってると思うんですが」
「まだ半年だ」
地を這うように低い声に、坂原の執着心がどれほどなのか感じて苦笑した。
恋人にフラれて半年、ならまだ分かる。けれど俺とは交際までは発展せず、友人のような親しい付き合いをしたこともない、ただの同僚でしかないのに。
……ああ、いや、一度だけ一線を越えたか。俺はほぼ覚えていないあの夜の所為で未練が残ってしまったというなら、少しだけ申し訳ない。あれは完全に俺が悪かった。恋をする人間がどれだけ欲深くなるか、自分自身もよく分かっていた筈だったのに。
「なんで貴方を好きにならなかったんでしょうねぇ」
俺が坂原を好きになっていれば、何の問題もなかった。
俺もこいつも本命に愛されているうちは浮気するタイプでは無さそうだし、お互いに嫉妬深く束縛が強いからまさに割れ鍋に綴じ蓋ってやつだったろう。
少なくとも、毎朝起きるたびに今日こそ終わりの日かもしれない、なんて思わずに過ごしていたに違いない。
コートのポケットに入れた指を暖めようとにぎにぎ開閉しながら空を見上げると、ビルの合間から薄藍色の空が見えた。
地元は中途半端な田舎だから、二十三時の空はただの真っ暗闇だった。スモッグの所為で星は薄く煙って見え辛く、けれどこんな風に地上の人工光で明るかったりはしない。
深夜といって差し支えない時間なのに、ここはまるで曇りの日の昼間のような明るさだ。不夜城という呼び名はあながち大袈裟じゃない。JAROに訴えても棄却されるかもしれないな、などと下らないことを考える俺も酔っているんだろう。
「……そういう思わせぶりなの、やめろ」
坂原は相変わらず本を開いているが、それを持つ手はページを捲ることなく止まったままだ。
素っ気ないフリをして、全神経をこちらに傾けているのを察して僅かに優越感が湧く。
俺はこんなに好かれている。こんなに本気で好いてくれる人がいる。そう思えることが無性に嬉しく、そんな自分が吐き気がするほどおぞましい。
身代わりでもいいと割り切った筈なのに、今この瞬間、俺は今すぐにでも欲しがってくれる奴がいるんだぞと幸に詰め寄って喚きたいのだ。俺は身代わり人形にしていい存在じゃない、それよりもっと価値がある、本物として愛される人間だ、と。
なんて傲慢なのか。
きっとこれは今まで積み重ねてきた罪への罰だ。誰だって替えのきかない唯一の個人なのに、『誰でもいい』と何人もの彼女らを消費してきた、罰。
「わざとですよ。また酔っ払って一晩だけの夢を見られないかな、と思って」
ふふ、と笑いながら坂原の方を向き、ベンチの背もたれに肘を置いて頬杖をつく。
顔を顰めた坂原はそれを聞いてもこちらに視線は寄越さず、まるで激情を押し殺すみたいに本を握り込んだ。両手の親指を置いた所が凹んで紙が歪むのを見て、借り物じゃないよな、と少しばかり心配になった。
「……さすがに軽蔑するぞ」
「ええ、して下さい。まだ残ってるそのしぶとい希望を全部俺への軽蔑に変えて、性根の歪んだ男なんか忘れて新しい人を好きになった方が賢明です」
吐き捨てるようにそれだけ絞り出した坂原に、うんうんと頷きながら前に向き直ってまた指を擦り合わせた。
どうにも寒すぎる。少しだけ坂原に立川を任せてコンビニでホッカイロか缶コーヒーでも買ってこようか。
「坂原、カイロとコーヒーどっちがいいですか?」
ついでに坂原の分も買ってきてやろう、と立ち上がろうとすると、本を離して伸びてきた手が俺の手を掴んだ。
「あっつ」
「酔ってるからな」
触られた一瞬は火傷しそうだと思ったが、しかしぎゅっと握られるとほどよく俺の指先を暖めてくれた。
「幸せそうなら諦められるんだよ」
「……はい?」
「俺を選ばなくても、俺以外を選んでも、幸せそうなら……。でもお前」
真剣な表情の坂原の言葉を、ピロリロリ、ピロリロリ、と軽快な着信音が遮った。
音量は小さいのにやたらけたたましく感じる音色で鳴り続けるそれに、坂原が眉を顰めて「出ていいぞ」とため息を吐き、握っていた俺の手を離す。
本当に、坂原とはことごとくタイミングが合わない。
苦笑しつつスラックスのポケットに入れていたスマホを出すと、電話を掛けてきた主は幸だった。
「……」
もし、沙優にフラれた時、坂原が出張に行っていなかったら。
もし、坂原が先に声を掛けてきていたら、『依存出来るなら男でも構わない』と思えただろうか。
一瞬考え、そしてすぐに否と首を振る。
それは無かっただろう。俺が男でも構わないと思ったのは幸が俺を性的対象として見ないと分かっていたからで、俺が女性を見るような目で坂原が俺を見ていると最初に言われたら、きっと益々敬遠しただけだ。
それと、あの顔。同性だと分かっていても見蕩れるような美しい容姿をしていたから、こんな綺麗な男が依存させてくれるなら、と思ったのだ。
タイミングの問題も少々はあるかもしれないが、男も恋愛対象として見られるようになったのは『幸だったから』以外にない。始まりのタイミングが合致したとしても、俺はきっと坂原を選ばなかった。
……そうとでも思わなければ離された手が再び暖かさを求めてしまいそうで、冷えた指で通話ボタンをタップしながらスマホを耳にあてた。
『あ、日高~? 大丈夫?』
「……何がです?」
開口一番に心配の言葉を掛けられ、直前までの坂原とのやり取りを知られている筈もないのにドキッとする。
『そろそろ忘年会終わる時間かな~と思ってGPS見てたんだけど、三十分以上道路の上で止まってるから。まさか道ばたで寝ちゃったのか!? って思って』
電話を掛けてきた理由を笑い混じりに話す幸の後ろで、「波田~、ワインもう一本開けていい?」というユキトの声がした。どうやら波田とユキトの部屋へ遊びに行っているらしい。
彼らの仕事は昼過ぎから夜の早い時間までが忙しく、だからこの時間まで飲んでいても支障はないのだろう。
シーズン的にクリスマスデートの予約で多忙な幸は、俺の知る限り十六連勤だ。逆にクリスマスを過ぎた年末年始は予約がほとんど無くなるから、今年は店自体も休みになるらしいと聞いていた。残りあと二日を頑張る為に、気を許した相手と家呑みしているんだろう。
せいぜい楽しんでくれ。『好きな人と過ごす時間』は俺には提供出来ないから。
「先輩が酔い潰れてしまったのでタクシーを呼んだんですが、年末なのでまだ来ないんです。そろそろだとは思うんですが……」
「筑摩、タクシー来たぞ」
噂をすればなんとやら、というやつなのか、ちょうど坂原の方にも着信が入り、スマホ片手に立ち上がった彼が手を挙げて振ると遠くからタクシーが近付いてくるのが見えた。
『……今の声』
「幸、一度切りますね。先輩を家まで送り届けたらそのままタクシーで帰りますから」
『そこ動かないで』
「はい?」
『そこに居て。すぐ行く』
「は? あの、幸? ……切れた」
通話の切られたスマホの画面を見て困惑する。行く、というのはここへ? 急にどうして。
「筑摩、そっちから先輩の腕抱えて。あと鞄も」
「あ、はい」
目の前の道路はあいにく渋滞中で、路肩も満杯だから俺と坂原が両側から立川に肩を貸して少し先に停まったタクシーの方に移動することになった。
「先輩、立ち上がりますよ。吐かないで下さいね」
聞こえていないだろうが一度声を掛けてから脱力した腕を自分の肩に回させて、坂原とせーので立ち上がる。と、立川の体が浮くのに引っ張られるようにして俺まで坂原の方にバランスを崩して倒れそうになった。
「ちょっと、坂原! まっすぐ立つな馬鹿!」
「あ、すまん」
「……ぉん?」
一瞬爪先が浮いた立川は、着地した衝撃で目が覚めたのか垂れていた頭を起こしてキョロキョロと辺りを見回した。
「お前らぁ、また喧嘩かぁ? 喧嘩はよくないぞ~」
「起きたなら自分で歩いて下さいよ、先輩」
「あと少しだ、連れてった方が早い」
背を曲げていてより負担の大きい坂原がそう言うなら、と起きたはいいがぶつぶつと俺と坂原へ説教なのかアドバイスなのか分からない小言を垂れている立川を引きずるように連れて行き、タクシーへ押し込む。
坂原に立川の鞄を渡してドアを閉めようとすると、「乗ってかないのか?」と腕を掴まれた。
真剣な目に揺らぐ熱に、ごめんな、と思いながら首を横に振る。
「幸が迎えに来てくれるっていうから」
出来る限り『幸せそう』な笑顔を作った。
坂原を振ったあれ以降、幸に関しての話どころか仕事の話すらほとんどしていなかったのに、彼は俺の心境を見抜いている。どれだけ俺を熱心に観察していたのか、浮かぶのは少しの嬉しさと申し訳なさ。
だけれど、そのどちらも口にはしない。
「幸せじゃなくても、幸がいいんだ」
軽く振るだけで坂原の手は払えた。彼は黙って唇を噛み、そして俯きがちに頷くと内側からドアを閉める。
走って行くタクシーを見送りながら、スマホを出してメッセージを確認した。
『待ってて』
短い一文を指で撫でてから『分かった』と返す。
例の位置情報共有アプリを開こうとしてやめた。一度でも見れば、際限が無くなる。スマホに張り付くようにして延々と幸が何処へ行くのか監視する自分を想像して、妄想で済まさなければ、とスマホを握り締めた。
「──日高っ」
幸が来たのはそれから三十分ほどしてからだった。
さすがにこれ以上寒空の下にいたら凍死する気がしたので『駅に移動します』と一通入れて、それからずっと改札の近くの壁に寄り掛かって立っていた。金曜日の足の裏は限界に近かったが、寒さを凌げるだけ外よりはマシ。
小走りに改札を通ってきた幸はコートはちゃんと着ているものの下は見慣れた部屋着のスウェットにスリッポンで、秋にプレゼントしたそこそこいい値のするコートとあきらかにちぐはぐだった。
コーディネート自体には頓着しないが季節感や清潔感だけは大事にしている彼らしくなく、どうしてそんなに急いでやって来たのか、と訝しんだ。
「あいつは?」
「……あいつ?」
「さっき電話した時、一緒に居たよね」
二十四時過ぎでもまだ駅の中は人でごった返しており、人を縫って俺の所まで来たかと思うと幸は周囲に鋭い視線を巡らせてそう訊いてくる。
「坂原のことなら、先輩を送る為に一緒にタクシーに乗っていきましたが……?」
俺がそう答えると、幸は小さく舌打ちして、それからうって変わって笑顔になった。
「そっか。じゃあ帰ろ」
あと少しで終電だもんね、と言いつつ俺の腕に自分の腕を絡めた幸はすぐさま改札へと向かっていく。慌ててポケットからスマホを出しながら改札にかざして通り抜け、幸に引っ張られるようにホームへ上がった。
「あの、どうしてわざわざ来たんです? あとは帰るだけだったので、こんな二度手間のようなことをしなくても……」
「あいつと二人きりにさせたくなかったからだよ」
電車は数分もしないうちに来て、乗り込みながら訊くと幸は当然のような表情でそう返してくる。
坂原と二人きりにさせたくない。
それだけ聞けば、まるで嫉妬しているみたいだ。あり得ないのに、そう思いたくなって惨めさに唇を噛む。
違う。俺がするような嫉妬じゃない。幸は本命の代わりとして独占出来る筈の俺にちょっかいを掛けられるのが煩わしいだけ。
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それを証拠に、横に立つ幸は怒るどころか柔らかく微笑んでいる。軽く酔った俺がフラつかないよう腰を支えてくれる手の暖かさを感じながら、まさに不幸中の幸いってやつだな、と自嘲した。
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