依存の飴玉

wannai

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 土曜から金曜までの6日間、何の問題もなくクロはうちで過ごした。
 寝具に粗相することもなかったし、家具で爪研ぎもせず。俺が帰ってくるとベッドの下に引っ込んでしまうが、坂原曰く昼間はベッドの上で眠ったりロボット掃除機の上に乗って遊んだりしていたらしい。
 坂原は俺が帰宅すると必ずパソコンの方のビデオチャットに切り替えてクロとの逢瀬を楽しんでいた。それを横目に夕飯を食べつつ、出張中の坂原の愚痴を聞いたり俺が愚痴ったり。仕事の話をしていれば坂原はそれほど意地の悪い奴ではなく、俺と同じような些細な事で悩む普通の社会人だっ た。
 定時になってタイムカードを切ってから私用スマホを確認すると、坂原から『これから電車で帰る』と連絡がきていた。浦和からだから、遅延や乗り間違えが無ければ一時間程度だろう。今日はそのままクロを迎えに来るらしい。
 餌と水の小皿やトイレ類を片付けておかないといけないので、俺も今日は定時で直帰だ。

『仕事終わりました。これから帰ります』

 坂原ではなく幸に宛ててメッセージを送るが、返ってきたのは『はい』という一言だけ。
 苦々しく思いながらスマホをポケットに仕舞って会社を出て電車に乗った。
 19時過ぎの電車は社会人と学生と遊び終えた子供と老人がごちゃ混ぜでとても空気が悪い。いつも乗る終電の3本前くらいが疲れたサラリーマンばかりでちょうどいい。
 この一週間、これまで同様に幸がメッセ ージの返信を欠かしたことは一度も無い。無いけれど、あからさまに内容が素っ気なかった。
 どうしてかやんわり訊いてみても、幸は冷めた目で「返事は3分以内にしてるよね?」としか答えてくれない。最初に求めた条件通りの仕事はこなしている筈だ、とでも言わんばかりの態度に文句は言えず、 けれど胃がしくしくと痛んでやまない。
 バイトの前後には野良猫やら道で見つけた変な草の写真やら、頼まなくても勝手に送ってきてくれていたのに、それも無くなった。
 俺が帰宅する時間に合わせて風呂の追い炊きと食事の温め直しはされているが、「おかえり」と顔を見せてくれることはない。夕飯の乗った盆を持って自室に入ると隣から物音がするのに、俺の部屋に来てはくれない。
 幸の態度が変わったのはクロが来てからだ。クロの所為にするつもりはないが、クロがいる限り幸の態度は戻らない気がする。
 クロを坂原に返したら今夜こそちゃんと話をしよう、と決めて家の玄関の鍵を開けると、いつも台所に充満している味噌汁の匂いがしなかった。
 今夜はとうとう夕飯の準備すらされていないようだ。
 真っ暗な台所から、幸が部屋に居るのはドアの隙間から漏れ出る光で判別出来る。怒りは湧かない。ただただ、哀しくて寂しい。どんな理由で幸を怒らせてしまったのだろう、俺は。理由が分からないままに謝る不誠実さは無く、だけれど理由が分からないから謝らないような強情でもない。
 まずは、クロを返してからだ。クロを坂原に返して、それから、とにかく平謝りしてどうして怒っているのか、どうしたら許してもらえるのか聞きだそう。少しでも断罪の時を遅らせる為の逃げでしかないと分かっているけれど、そうでもしないと心が落ち着かない。
 もし、「もう面倒になった」と言われてしまったら。
 もし、「だから出て行く」と言われてしまったら。
 考えるだけで震えてくる手でなんとかクロの猫グッズを片付け、坂原が置いていったリュックに詰め直す。
 怖い。
 幸に捨てられる未来を想像してしゃくりあげそうになる胸を押さえて床に蹲っていると、クロが様子を窺うようにベッドの下から出てきた。人が弱っていると察して慰めようとしてくれるのは犬だけではないらしい。

「大丈夫だよ」

 自分よりよっぽど小さく臆病な生き物に心配させてしまったのがおかしく、なんとか笑顔を浮かべてそう言葉を吐き出すとクロは俺の膝に額を擦り付けてきた。柔らかく、少しだけ温かい。
 ああ、いいな、猫。そうだ、幸がいなくなったら猫を飼えばいいのかもしれない。
 猫だったらいくら依存しても嫌になって逃げたりしないはずだ。......ああ、坂原も、そう思って猫を飼っているのかもしれない。
 問題は俺が急死したりした後の引き取り手だけれど、それについては家族がいるから問題無いだろう。両親は健在、姉夫婦は犬好きだけれど、猫が嫌いな訳じゃないはずだ。
 割と本気で猫を依存相手にするのを検討していると、ピンポーン、とチャイムが鳴った。

「はいはーい」
「よ、一週間ぶり」

 鍵を開けて坂原を出迎えると、俺の部屋の中まで声が聞こえたのか、クロがにゃあんと高く鳴いて襖をカリカリと引っ掻く音がしたので慌てて開けてやる。
 襖紙の交換で済むならまだしも、襖自体に爪痕が残るのはあまり良くない。何せ、老朽化で少しずつ傾いているのか、新品の建具を入れると十中八九綺麗に嵌まらないのだ。襖交換なんてしたら最悪開閉出来な くなるかもしれない。
 開けた襖からビュンと飛び出してきたクロは、一週間前は去り際の坂原に興味なさげにしていた癖に、足から自力で胸までよじ登ってしきりに甘い声で鳴いた。

「おー、お前も寂しかったか? 俺もだぞー、もう一緒に帰れるからなぁ」

 ゴロゴロと喉を鳴らしながら自分にしがみついているクロを片手で抱いて、坂原は靴を脱いで上がってこようとするので制止をかける。

「もう準備してあるので、持ってきますね。そこで待ってて下さい」
「あ? おいおい、ちゃんと土産も持ってきたんだぞ。ちょっと休ませろよ」
「俺はこれからちょっと用事があるので……」

 ちら、と幸の部屋の方へ視線をやるが、彼が様子を見に出てくる気配は無い。俺への来客など気にならないんだろう。
 部屋へ戻ってリュックとペットキャリーを抱えて戻ってくると、坂原はあからさまに憮然とした表情で唇を尖らせていた。

「なんですか、その子供みたいな表情は」
「……こないだキスしたの根に持ってんのか?」
「は? いえ、それは別に気にしてませんが」
「しろよ」
「気にならないので。圏外なので。全く、これっぽっちも貴方にドキドキしないので」 
「あーあー、分かった分かった。今は脈無しなのな。了解了解」

 今は、ではなく今後も、なのだけど。
 クロをひと撫でしてキャリーへ入れる坂原を腕を組んで見ていると、彼は蓋を閉めてからまだ諦めきれないみたいな目で俺を見て、それから不自然にそれを少し逸らした。

「……誰?」
「はい?」
「ひーだーかぁ、お腹空いたあぁ」

 殺気立つような視線に射竦められて一瞬息を呑んだが、直後、急に耳元で声がして更に目を丸くする。
 音もなく部屋から出てきていた幸が、後ろから俺に抱きついてきた。ぎゅ、と胸を抱え込むみたいに腕を回されて、ぶわっと幸の匂いがして目眩がする。
 体温が、幸の体温が、俺にくっついてる。

「……っ!?」
「ねぇ、今日は外にご飯連れてってくれる約束でしょ? 俺、ちゃんと何も食べずに待ってたんだよ~? いいこにしてたんだから、早く準備してよぉ」
 
 甘えた声で耳が蕩かされそうだ。
 一週間ぶりにまともに顔を見られただけで嬉しくて泣きそうになるのに、こんな至近距離に顔があって、でもそっちを見たら絶対顔が真っ赤になるに決まっているから見られない。なんだこれ。勿体ない、悔しい、こんなに近いのに幸の綺麗な顔が見られないなんて。
 それよりなにより、幸から俺にくっついているというのが信じられない。なんで? どうして? 怒ってたんじゃないのか? ああ、っていうかすごい良い匂いがする。
 シャンプーもボディソープも柔軟剤も同じものを使ってるのに、香水の類いは幸も使ってないはずなのに、幸の匂いがする。
 頭がクラクラする。どうしよう、やばい、幸が、幸が、幸が。 
 少し残った冷静な部分が目の前に坂原がいるんだぞと警告してくるけれど、そんなことで踊り狂う恋心は抑えられはしない。

「日高?」
「あっ……、あ、はい、少し、もう少しだけ待ってもらえますかっ……?」
「えー、もう待ちくたびれ......あ、お客さんいたんだ? ごめんねっ」

 なんとか返事を絞り出した俺の前に坂原が居るのにようやく気付いたみたいに、幸が慌てて俺から離れてぺこりとお辞儀す る。

「すみません、日高だけだと思って……。 日高、俺部屋で待ってるから、準備出来たら声掛けてね」

 甘えた行動を他人に見られたのを恥じらうみたいに僅かに顔を赤らめた幸は坂原と俺に声を掛けるとそそくさと自分の部屋に戻っていった。
 ああ……、幸、今日も可愛い……。
 ぽーっとしたまま幸の背中を見送ると、ドアが閉まったところで坂原が俺の襟首を鷲掴んできた。

「……アレ、なに? 同棲してる彼氏がいるなんて聞いてねえけど」

 どすの効いた低い声は怒りを我慢してるが故だと説明されなくても分かるほどで、一気に背筋を凍らせながらも必死で頭を振る。

「ちがっ、あれ、あれが幸っ。俺の片想い相手っ。同棲じゃなくてただの同居!」
「はぁ? いやあれ、完全に挑発しに来てただろうが。あんな甘えられといて片想い? 馬鹿にしてんのか!」
「いやその、普段からああいうキャラっていうか、弟系? みたいな子でっ」
「お前そんなんがタイプだったのかっ」

 幸に聞かれたら俺の恋心がバレてしまうから慌てて坂原を外へ押し出し、廊下で声を抑えつつ口論する。

「お前この、俺がキスしても全く顔色変えねえくせにあんな抱きつかれただけで真っ赤になりやがって!」
「しょうがないだろ、好きなんだから! っていうか、赤くなってるのか!? やばい、 バレたら嫌われるのに」
「そんな顔して何が「バレたら」だっ。バレバレに決まってんだろうが、さっさとフラれろ!」
「は!? おま、お前最低だな坂原! 仮にも俺を好きなら俺が幸せになるように祈れよ!」
「俺の恋人になったら幸せにしてやるからさっさとフラれてこいって言ってんだよ! クソ、この、そんな顔で他の男見やがって……!」

 口汚く俺を罵る坂原に釣られて普段の敬語が剥がれてしまって、売り言葉に買い言葉でヒートアップしていく。
 掴まれたままだったワイシャツの襟首を引っ張られて思わず殴られるのかと目を閉じたら、ぶつかるようにキスしてきた坂原はさらに舌まで入れてきた。

「な......っ、ゃめ」

 突き飛ばそうとした手は絡め取られて指を握られ、強引に入ってくる舌を噛んでやろうとした瞬間顎の下を撫でられて力が抜ける。

「っ、ぅ......あ......っ」

 無理やりするくせに、坂原のキスはひどく優しかった。舌や歯、粘膜の表面だけを撫ぜるように舐められて気持ちよさに膝が震える。俺の唾液を吸った唇は何度も柔らかく押し付けられて、まるでこれが無理強いじゃないみたいに逃げる隙を与えてくる。なのに、少しでも逃げようと動くと急に舌を吸われた。
 がじ、がじ、と尖った歯の先端で舌の真ん中を甘噛みされると震え上がるほど股間が熱を持った。性感を刺激されるような行為はしばらくご無沙汰だった所為で、少し与えられると急激に乾きに気付いたみたいに身体が火照ってくる。

「ふざけ……、やめ」
「……少しは俺のことも意識したかよ」

 唇を離した坂原は少し余裕が戻ってきたみたいに唇の端を攣らせて、勃起したのを確認するみたいに俺の股間を撫で上げた。

「キスが上手いのだけは分かった」
「そりゃどーも。加点してくれるか?」
「無理やりされんのは嫌いだから合計でマイナス」
「手厳しいな」

 離れろ、と坂原の胸を押すと玄関ドアの向こうでクロの鳴き声が聞こえて、それで二人して今いるのが外だと気付いてお互いに顔を引き攣らせる。

「悪い、必死で……」
「そうでしょうとも。クロ連れてさっさと帰って下さい」

 今が曇りの夜で、アパートの廊下が老朽化で電気が切れていて、ひと気が少ないおかげで誰にも見られずに良かった。
 お互い一気に冷静になり、てきぱきと荷物を抱えた坂原は俺に手土産と預かり代として封筒を押し付けて帰って行った。
 家の中に入って鍵を掛け、自室に戻ってからベッドに突っ伏して頭を抱える。
 ──なんで俺、あんなやつとキスして感じてるんだ。
 悔しい。ただただ悔しかった。 好きな相手がいるのに気持ちいいからと流されるなんて最低だ。正確には浮気じゃないけれど浮気したような気分で、自分がそんな軽い人間だったことにショックを受けた。一途であるくらいしか俺に良い所なんて無いのに、少し欲求の解消を怠っていただけでこれか。
 自分に落胆して布団に延々とため息を吸わせていると、ガラッと襖が開く音がした。

「日高。いつまで待たせる気?」

 顔を上げて襖の方を振り返ると幸が立っていて、けれどその顔はさっきの甘えようとは正反対の厳しいものだ。
 腕を組んで俺を睨み下ろし、まるで犯罪者でも見るみたいな冷たい目を向けてくる。

「あの、幸……、夕飯なら朝作って行ったはずで……」
「違うよ。この一週間のこと、まだ謝る気無いわけ?」

 ずんずんと俺の部屋に入ってきた幸は俺に向かって「正座」と言って床を指差し、 自分は俺のベッドへ座って脚を組んだ。
 素直にフローリングへ正座した俺の前で、幸が緩く首を傾げて馬鹿にするように笑う。

「まさか、俺が怒ってるのに気付いてない訳じゃないよね? そこまで鈍いと思ってなかったんだけど」
「いえ、気付いてます。謝ろうとも思ってました。けど、その……」
「けど? けど、何? 自分にも事情がある、とでも?」

 クッと笑った幸は組んで上にした方の足先で俺の顎の下を持ち上げ、目線を合わせて冷ややかな目で睨んだ。

「俺はあんたのなんなの、日高」
「え……?」
「俺は、日高にとって、どんな存在?」

 ごく、と唾を飲む。音は静かな部屋に響いて、おそらく幸にも聞こえただろう。
 答えを間違えたら幸は出て行ってしまう。

「こ、幸は、俺の、猫」
「そうだよね」

 緊張してカラカラに乾く唇を舌で湿らせなんとか絞り出した答えは正解だったらしい。
 即座に頷いた幸は、しかし靴下を履いた爪先を俺の口の上に当ててまだ睨んでくる。

「元から飼ってたペット差し置いて、この一週間日高は何をしてたの?」
「……」
「預かった猫と猫の飼い主にかまけて、俺へのフォローは一切無し。少しくらい俺の機嫌とろうと思わなかったの? この一週間、毎晩隣の部屋から楽しそうな話し声が聞こえてくるのに俺は部屋でひとりぼっち。どんな気分でいたと思う?」

 幸の言葉に、やっと彼がどうして怒っていたのかが分かって──正直驚いた。
 俺と話せなくて寂しい、なんて幸が思うと思わなかったのだ。
 ただのペットならそれは、預かった猫ばかり構っていれば嫉妬するのは分かる。けれど幸は人間だ。ペット扱いというか、俺の方が飼い主扱いされているけれど、俺も幸も同じ人間で、だから幸を本気でペットのように思ったことなんて無い。 そもそもそんな風に思っていたらバイトなんてさせないし、メッセージを返せるのだって幸が人間だからで、とぐるぐる考えていたら、幸の爪先が俺の唇を割って入ってきた。

「っん」
「ごめんなさいは?」

 ざらっとした綿素材の布が舌先に触れる。嫌悪を感じるのが普通の筈なのに、どうしてか俺は胸がドキドキして苦しくなってくる。

「日高。今ちゃんと、ごめんなさい、って言ったら、許してあげてもいいよ?」

 靴下の足が唇に押し付けられているこの状況で口を開ければ、当然足は口の中に入ってくる。
 足を舐めて許しを乞えば許してやる、幸はそう言っているのだ。 ぞくぞくした。舌先に触れ続けた靴下は俺の唾液で湿り、中の指も濡らしているに違いない。

「ごっ......おえんぁ、あい」

 思い切って開けた口には予想通り幸の足が突っ込まれ、俺は幸の足の指の根元まで口に含みながら謝罪の言葉を吐いた。
 けれど、それを聞いた幸はにっこりと笑って首を振った。

「分かんないよ、日高」
「おえんああい、おう」
「分かんないよ。俺の飼い主様なのに、人間の言葉を忘れちゃったの?」
「おえんあ……」
「仕方ないなぁ。日高が飼い主様をちゃんと出来ないんなら、俺がなるしかないよね?」

 ……え?
 意味をはかりかねてポカンとしてしまった俺の口から足を抜き、幸はなでなでと優しく俺の頭を手のひらで撫でた。

「ペットを放置するようなダメな飼い主様は、ペットとしてちゃんと躾け直そうね?」
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