13 / 18
13
しおりを挟む友達の兄ちゃんから借りたAVを観て、当時高校に入学したばかりだった俺は、『これだ』と思った。
治安の悪い地域に住んでいて、馬鹿だからその中でも一層馬鹿が集まる高校にしか入学出来なくて、毎日のように喧嘩ばかりしていた。殴るのも殴られるのも痛くて、体に痛みが走るともの凄く興奮して、やたらと楽しそうに喧嘩する俺はどんなに殴られても立ち上がるから先輩に気に入られて、他校との揉め事があると必ずと言っていいほど呼ばれた。
そうしてある日観たそのAVが、SMだったのだ。
叩いて、叩かれて、喜ぶ性癖。俺はこれだ。こいつらと、この、叩かれている女と同じだ。
馬鹿だからすんなり納得出来て、一層喧嘩が楽しくなった。
たくさん殴れば殴るほど、殴りに来てくれる。俺を目指して、痛めつけてやろうと振り上げられた拳を見るとゾクゾクした。
けれど、阿見だけは別だった。あいつの振るう鉄鎖は命の終わりを感じさせるほどの激痛で、気持ち良さとか興奮なんて皆無の、ただただ恐怖でしか無かった。
「あァ、居た居た」
阿見の声がすると瞬間的にゾッとして足が勝手に地面を蹴って逃げ出そうとするのに、彼はいつもあの鉄鎖を振り上げてから声を掛けてくるのが厄介だった。
背中を激痛が襲って、Tシャツが破れて血が熱い。倒れ込んだらもう一度打たれると思って必死で足を上げるのに、その膝裏を蹴り上げられて倒れ込んだ。
周囲が俺の後ろを見て息を呑んで、そして蜘蛛の子を散らすように逃げていく。
「今日も元気だな」
阿見の楽しそうな声と共に、二度目の痛みが背中を襲った。
「あ゛ぁ……ッ」
「いつもながら、い~い声で鳴くなぁお前」
背中全体が濡れたような感覚があって、血塗れだろう背中を阿見の掌が撫でてからシャツを破った。「骨まではいってねぇな」なんて開いた傷を指先になぞられて、叫びながらぼろぼろと涙を溢す。
ここまで痛いと、マゾだとかそうじゃないとか関係ない。助けを求めたくても誰も阿見と関わりたい奴なんか居ないから、必死に逃げようと自分で体を起こして腕で這う。
「すげぇ、まだ動くんだ」
感心するような声の後、また背中が硬い鉄鎖に打たれた。先端が背中の皮を抉るように持っていって、また血が噴き出した感覚に噎び泣く。
血が流れ過ぎて目眩がして、蹲ったまま動けなくなった。震えて泣くだけになった俺の脹脛(ふくらはぎ)が阿見に踏みつけられて、また背中を撫でられる。
「い……っ、や……、めろ……っ」
「……ここまでされて、まだ命令形か」
学習しねぇな、と尻を蹴られて、地面に倒れこんだ。顔面が砂塗れになって、けれどそんなことに構っていられる心境じゃない。
逃げなきゃ、と力の入りにくい手足を気合いで動かして体を起こそうとすると、背後で阿見が笑った気配がした。
「おい阿見、それ以上はやめとけ。マジに殺す気か」
阿見の高校の先輩らしき男が慌てて寄ってきて、俺と阿見の間に入ってくれたようだ。制止の声を掛けられ、阿見が舌打ちして、じゃらりと鎖を下ろした音がしてゾッとする。
四度目なんてきっと、耐えられなかった。
啜り泣く俺に敵校である筈の男が寄ってきて、「大丈夫か?」と顔を覗き込んでくる。動けない、と緩慢に首を振ると、自分まで痛そうな顔をして男は立ち上がって叫んだ。
「今日は終いだ! 引き上げるぞ!」
番長格の人間だったのか、男の声に場所を移して喧嘩を続けていた奴らが応じた声を返してくるのが聞こえる。
「早めに病院行けよ。……阿見、テメェも今日はもうやめろ」
男は俺を心配する言葉を掛けてから、阿見にも声を掛けた。今日は、じゃなく、金輪際やめさせて欲しい。今までよく誰一人死ななかったものだ。
這いずる気力も湧かず倒れて動けない俺をもう一度阿見が蹴り飛ばして、そして脇に蹲み込んできた。胃の辺りを蹴られ、吐き気に呻いてゲホゲホと咳き込む。
「阿見」
「わかってるっつの。見分け付くようにちょーっと印付けとくだけ」
「見分けって……お前、そんだけ追い回して、まだそいつの顔覚えてねぇのか」
「仕方ねぇじゃん」
怪我と出血で意識の朦朧とする俺の横で、カチ、シュボ、と煙草に火を点ける音がして、ふぅ、と一つ煙を吐いた阿見と男が会話するのが遠くに聞こえる。
こいつらが消えれば仲間の誰かしらが連れ帰ってくれるだろう。もう指一本動かすのも億劫で、ゼエゼエ息するだけの俺の額の前髪が掴まれたと思ったら、そこをまた新たな痛みが襲った。
瞼の上でジュウ、と肉の焼ける音がして、視界が真っ赤に染まるような激痛に喉の奥から濁った悲鳴が出る。
「あ゛っぃ」
「うわ、すげー顔で泣いてるんだけど」
ウケる、と笑った阿見は俺の額に煙草を押し付け、一度離してまた吸う。赤く光った先端が視界の中で揺れて、勝手に溢れる涙を阿見が指で拭った。そしてまた、額を焼かれた。
じゅ、と皮膚を焼く生臭さと焦げ臭さに、どうして俺ばかり、と遣る瀬無さに呻く。
「よしよし。おい、次からちゃんとデコ出して来いよ。探すの面倒くせぇんだからよ」
こんなことをしておいて、揺らぐ視界の中でも阿見はそれはそれは美しかった。
ようやく懲りた俺はその日を最後にすっぱり喧嘩を止めて、だから阿見に付けられた傷痕は印として機能する事は無かった。……ついこの間までは。
「──……」
目を覚ました時、記憶の顔と同じものが目の前にあって思わず溜め息を吐いた。
まさか、こいつとこんな関係になるなんて思わなかった。
昨夜は目ぼしい映画が無くて、錘で呑んでから阿見の家に泊まった。
同じベッドで寝るのももう緊張しなくなったけれど、目を覚ましたこの瞬間だけはいまだに胸が跳ねる。綺麗過ぎるよな、と寝息を立てている阿見の頬を指でそっと撫でて、すべすべした皮膚を揉んだ。
この綺麗な男が、俺を「好き」だと言う。
嬉しくてつい本気にして、そして昨夜、それが勘違いだと実感させられた。身の程知らずなのを分からせるように、わざわざ俺が本気になってから。
「全く、迷惑なやつ」
でもまだ、戻れる。まだ、前のご主人様の時のように、精神を病むほどではない。
前のご主人様──貴子にも、俺は本気で惚れてしまった。
高校在学中からトレーナー補助としてアルバイトしていたスポーツジムの店長から「このままうちに就職しなよ」と言われるがままに正社員になり、十八歳では風俗店を利用出来ないので出会い系を使って、そして貴子と出会った。
初めてのご主人様である彼女は俺の望むSMを叶えてくれて、だからすぐに好きになってしまった。
彼女から連絡が来れば仕事中以外ならすぐに向かい、道具を買うのに必要だと言われれば金を渡した。ホテル代はもちろん、一緒に食事をしようと言われれば喜んでどんな店ででも全額払い、そのうちスマホ代や家賃までも払った。
その頃はまだ実家暮らしだったから給料のほとんどを彼女に貢いでいて、だけれど俺としては彼女が好きで好きで仕方なかったから、頼られるのが嬉しくて限界まで金を出して、足りなければ残業で補った。
好きで好きで、でも貴子は『ご主人様』としか呼ばせてくれなかった。『貴子様』と名前で呼ぶのすら嫌がられ、そう呼んだ日はそのまま帰された。
俺の買った道具を他の奴隷に使っているのも知っていた。俺の出したスマホ代で他の奴隷と連絡をしているのも、家賃として渡した金でブランドバッグを買ったのも知っていた。
それでも良かった。連絡が来て、会って叩いて貰えれば、いつか好意を返してくれるかもと希望が持てたから。嫉妬心と独占欲を押し隠して貴子に貢ぎ続け、数ヶ月に一度の逢瀬をじっと待っていた。
そんな阿呆な恋が終わったのは、仕事終わりのある夜、街中で貴子の姿を見つけたからだった。
背の高い男にべったりと寄り添って歩く姿に、嫌な予感がして後を尾行けた。彼らが入ったのが『錘』で、貴子以外のご主人様を考えた事の無かった俺は『SMbar』というプレートに気後れしながらも店に入った。
貴子は入り口に背を向ける席に座っていて、だからその近くのカウンターに座って彼らの会話に耳を澄ませた。
仲睦まじい様子に、気が狂いそうだった。甘える貴子と、甘やかす男。貴子は男の奴隷で、男は貴子のご主人様だった。
怒鳴りつける気概も、泣く気力も残っていなかった。
貴子は最初から男のマゾ奴隷で、俺なんか眼中に無かったのだ。だって、彼女の顔を見れば分かる。男を見る目はキラキラと輝いて、それはもう嬉しそうだった。世界に二人しか居ないような幸せそうな表情で、それは俺の見たことのない、この先も俺には見せてくれない表情だと、理解するしかなかった。
頼んだ酒も飲まずじっと俯く俺を、その頃から店長だった澄川は何も触れずに閉店まで置いてくれた。
貴子がいつ帰ったのか全く記憶に無く、店を閉めるから会計を、と言われてやっと顔を上げた俺に、澄川は「この店には良いSがたくさん集まるから、またいらっしゃい」と言った。
貴子と連絡を絶って、そして澄川に話を聞いてもらった俺は彼女の勧めでSMヘルスで働き始めた。
もう、ご主人様なんて要らない。
もう、ご主人様を好きになったりしない。
どちらも二度と同じ轍を踏みたくなくて決めた事だったのに、どちらも阿見によって破られて、そしてまた、同じ轍を踏んだ。
「……」
目の奥が、熱く潤む。溢れる前に、ごく、と喉で飲み下した。
昨夜の錘で、阿見は俺を店の従業員や他の客に『パートナー』として紹介した。
そして、……それなのに、前回のショーで俺に興味を持ったという客に、俺を貸した。緊縛師だという男に錘の店内で着衣のまま縛られて、顔を舐め回され、勃起した股間を押し付けられ、けれど阿見は止めもしなかった。
緊縛には興味が無かったのか縛られる俺を見もせず、他の客と穏やかに微笑みながら談笑していた。
そして、錘からこの阿見の家まで戻ってきて、いつものように俺を裸にして首輪をしてから、言ったのだ。
「お前の事、『好き』じゃないかもしれない」と。
だろうな、と笑って返せたのは、俺にしては上出来だったと思う。
それからいつもと同じくベッドへ入って寝て、そして、これから阿見が目を覚ましたらプレイを始めるんだろう。いつも通り。これまで通りの、『パートナー』として。
「……大丈夫」
まだ、大丈夫。まだ、それほど本気じゃなかったから。
綺麗な阿見の顔を撫でて、これは俺のじゃない、と自分に言い聞かせる。
最初から、勘違いだと疑っていたじゃないか。好きがどんな感情かも知らなかったから、少し勘違いしていただけ。普通のカップルのように付き合ってみて、そして、違うな、と分かった。それがたまたま昨日で、だからそう俺に伝えた。
さすが阿見だ。裏表なんて無い。澄川のお墨付きをもらうだけある。
でも、少しだけ、ほんの少しだけ、気遣いも欲しかった。好きではないというなら俺を泊めないで欲しかった。
これから俺は、なんでもない顔をしてプレイして、それからまた、来週もこいつと会わなきゃならない。好きじゃないと言っておいて、それでもここに泊めたという事は、パートナーを解消する気はさらさら無いのだ。そんなことになるなんて思いつきもしないのかもしれない。
俺が阿見を好きだったらどんな気持ちになるか、そんな事すら考えつかないのか、もしくはどうでも良いから考えるまでもないのか。
ほんの数週間でも、確かに『付き合っていた』筈なのに。
「ヒロ」
撫でているうちに薄っすら瞼を開けた阿見が、その奥の真っ黒い瞳を俺に向ける。今日もどろりと淀んで、その奥に光は無い。俺のことなんか、欠片も好きじゃない男の目だ。
「すぐやる? 風呂ってきたいんだけど」
顔を寄せてきたのを躱して上半身を起こすと、眠そうな目が不愉快そうに眇められる。好きでもないのにキスしないで欲しいのだけれど、よくよく思い出せば付き合う前からこいつは頻繁にキスしてきていた。今は思わず避けてしまったけれど、次は避けないようにしないと機嫌を損ねるかもしれない。
気を付けよう、と心の中だけで自分に言い聞かせていたら、首輪の鎖を引かれて阿見の顔の方へ寄せられた。唇が合わさって、すぐに噛まれる。
「ぅ……ッ」
いつも以上に噛む力が強い。唇の裏の粘膜が破れて血が出て、錆びた味が口内に広がった。
「阿見、見た目に分かる怪我は」
「黙って」
昼の仕事に影響するからやめてくれ、とお願いの姿勢をとるのに、阿見は顎を掴むように口の中に親指を入れてきて、舌を吸って強く噛んできた。
「イッ、ぃ、あみ」
痛いと叫ぶように呻くのに、噛まれた舌に鋭い痛みが走って、そこも血が出た味がする。がじ、がじ、と鋭い犬歯で貫きたいみたいな勢いで噛まれて、ぼろぼろ涙が溢れた。気持ちいい方じゃなく、痛みが限界を超えた方の涙だ。
やめてほしいと阿見の肩を押すのに、振り払われて溢れた涙を指で強く擦り取るみたいにされて目を閉じる。
『好き』ではないと判断したからって、いきなり少し乱暴過ぎないか。俺はまだ気持ちの整理がついていないのに、阿見の行動はもう俺に対して少しも気遣うつもりが無いと教えてくる。
「……っ、阿見、ちょ」
やっと噛むのをやめてくれたかと思えば、阿見は着ていた下衣を脱いでそのまま俺の顔の上に乗ってきた。洗ってからでないと嫌だと最初に伝えてからちゃんとそれを守ってくれていたのに、そんなこと忘れたみたいに断りもせず俺の口に勃起した陰茎を押し付けて前髪を鷲掴みにする。
「開けて」
唇を閉じて拒否を示すように首を横に振ると、ぱん、と頬を叩かれた。
昼の仕事があるから顔を叩くのは無しだと、その約束もこれまで破られた事は無かったのに。
「開けなさい」
鼻を摘まれて、呼吸が出来なくなって思わず開いた口に無理やり捻じ込まれた。いきなり喉奥まで入ってきた肉に噎せるのに、阿見は両手で俺の頭を掴んで腰を振り出す。ごじゅ、ごじゅ、と喉で音が鳴って、えずく暇も無いくらい奥に押し付けられたまま使われる。
「……っ、……!」
「ほら、結局、無理やりしたって泣くんでしょ」
真っ黒のガラス玉みたいな目が俺を見下ろして、「気持ちいいんだね」と額を撫でた。ただただ苦しいだけなのに、勝手に涙が流れて、それを拭った阿見が濡れた指を舐める。
「……このまま殺してやりたい」
喉奥に差し込まれたまま、阿見の両手に頭を固定されて呼吸できずに呻く俺へ、低く嘲笑う声が降ってくる。
14
お気に入りに追加
43
あなたにおすすめの小説

悪役令息シャルル様はドSな家から脱出したい
椿
BL
ドSな両親から生まれ、使用人がほぼ全員ドMなせいで、本人に特殊な嗜好はないにも関わらずSの振る舞いが発作のように出てしまう(不本意)シャルル。
その悪癖を正しく自覚し、学園でも息を潜めるように過ごしていた彼だが、ひょんなことからみんなのアイドルことミシェル(ドM)に懐かれてしまい、ついつい出てしまう暴言に周囲からの勘違いは加速。婚約者である王子の二コラにも「甘えるな」と冷たく突き放され、「このままなら婚約を破棄する」と言われてしまって……。
婚約破棄は…それだけは困る!!王子との、ニコラとの結婚だけが、俺があのドSな実家から安全に抜け出すことができる唯一の希望なのに!!
婚約破棄、もとい安全な家出計画の破綻を回避するために、SとかMとかに囲まれてる悪役令息(勘違い)受けが頑張る話。
攻めズ
ノーマルなクール王子
ドMぶりっ子
ドS従者
×
Sムーブに悩むツッコミぼっち受け
作者はSMについて無知です。温かい目で見てください。
春ですね~夜道で出会った露出狂をホテルに連れ込んでみたら~
夏芽玉
BL
4月、第3週目の金曜日。職場の歓迎会のせいで不本意にも帰りが遅くなってしまた。今日は行きつけのハプバーのイベント日だったのに。色んなネコとハプれるのを楽しみにしていたのに!! 年に1度のイベントには結局間に合わず、不貞腐れながら帰路についたら、住宅街で出会ったのは露出狂だった。普段なら、そんな変質者はスルーの一択だったのだけど、イライラとムラムラしていたオレは、露出狂の身体をじっくりと検分してやった。どう見ても好みのど真ん中の身体だ。それならホテルに連れ込んで、しっぽりいこう。据え膳なんて、食ってなんぼだろう。だけど、実はその相手は……。変態とSMのお話です。

被虐趣味のオメガはドSなアルファ様にいじめられたい。
かとらり。
BL
セシリオ・ド・ジューンはこの国で一番尊いとされる公爵家の末っ子だ。
オメガなのもあり、蝶よ花よと育てられ、何不自由なく育ったセシリオには悩みがあった。
それは……重度の被虐趣味だ。
虐げられたい、手ひどく抱かれたい…そう思うのに、自分の身分が高いのといつのまにかついてしまった高潔なイメージのせいで、被虐心を満たすことができない。
だれか、だれか僕を虐げてくれるドSはいないの…?
そう悩んでいたある日、セシリオは学舎の隅で見つけてしまった。
ご主人様と呼ぶべき、最高のドSを…

溺愛前提のちょっといじわるなタイプの短編集
あかさたな!
BL
全話独立したお話です。
溺愛前提のラブラブ感と
ちょっぴりいじわるをしちゃうスパイスを加えた短編集になっております。
いきなりオトナな内容に入るので、ご注意を!
【片思いしていた相手の数年越しに知った裏の顔】【モテ男に徐々に心を開いていく恋愛初心者】【久しぶりの夜は燃える】【伝説の狼男と恋に落ちる】【ヤンキーを喰う生徒会長】【犬の躾に抜かりがないご主人様】【取引先の年下に屈服するリーマン】【優秀な弟子に可愛がられる師匠】【ケンカの後の夜は甘い】【好きな子を守りたい故に】【マンネリを打ち明けると進み出す】【キスだけじゃあ我慢できない】【マッサージという名目だけど】【尿道攻めというやつ】【ミニスカといえば】【ステージで新人に喰われる】
------------------
【2021/10/29を持って、こちらの短編集を完結致します。
同シリーズの[完結済み・年上が溺愛される短編集]
等もあるので、詳しくはプロフィールをご覧いただけると幸いです。
ありがとうございました。
引き続き応援いただけると幸いです。】

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる