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始まり
よだれが!
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「フンフフーン♪」
『何してるのよ?』
「あ、ディーネ。あのね、お兄様に料理を作ろうと思ってて。」
すると、ディーネは背が足りないため台に乗っている私をじっと見つめて言った。
『わ、私にはくれないの?』
頬をほんのり赤く染めていうディーネはとても可愛かった。
っていうか、ツンデレのデレが来たね。これは。
いいだろう!作ってやろうではないか!可愛いから。
「もちろん作るよ?リムにもだけどね。作ったら持っていくから、池にいてもいいよ?」
ディーネはしばらく考え込んだが、すぐに顔をあげて言った。
『見てるわ。面白そうだもの。』
面白そうって・・・。
「い、いいけど、邪魔はしたら駄目だよ?」
『分かってるわよ。』
じゃ、やりますか!
作るものはチョコマフィン。疲れてるときは甘いものだよね!
材料は前世のものと全く同じだし、ちょっと楽かな。
まずは、板チョコを湯煎して溶かす。
その次に、薄力粉とベーキングパウダーを合わせて振るって天板下段180℃20分で予熱。
で、卵を卵黄1と卵黄1、卵白2に分けて―・・・。
って、ちょっと待て!なんで板チョコあるの!?なんで薄力粉とかベーキングパウダーとかあんの!?食文化進んでないんじゃ無かったっけ!?・・・もういいや、いちいちツッコんでたら疲れる。
三十分後
「かんせーい!」
五つ作っちゃったよー。
え?なんで省略したかって?そんなのもちろんめんどくさいからに決まってるじゃーん!
え、駄目なの?
過ぎたことだからしょうがなーい。
私はなにも聞いてなーい!
『ねぇ、それ何よ?』
「これ?これはチョコマフィンだよ。」
ディーネはしばらくチョコマフィンを見つめていた。
よし、これを空間収納魔法を使って・・・。
「ちょ、ちょっと待ってください!」
あ、料理長!復活したんだ。
「どうしたの?」
「どうしたのじゃありませんよ!この食べ物は何ですか!?こんなもの見たことがありません!」
あ、そうだった。ファンタジー小説でもこういう展開ってお決まりだったね。めんどくさいんだけど。
「レシピが欲しいの?」
あ、今ギクッてなった。わかりやすっ。
「よ、よろしいのですか?」
「いいよー。書いて渡すねー。」
あらら、固まっちゃったぞ。
どうせ今、もしかしてお嬢様が考えたのか?とか思ったんじゃない?考えたわけではないけど、この世界では初めてかもね!
さてお兄様の部屋にいきますか。
コンコン
「どうぞー。」
ガチャッ
「あれ、アメリア?どうしたの?」
「お兄様に差し入れー!」
チョコマフィンを収納から出すと、お兄様の口からよだれが垂れた。
お兄様・・・。
チョコマフィンは好評でした!ディーネとリムにもあげたんだけど、余ったからフレアとお母様、お父様にもあげたよ!
『何してるのよ?』
「あ、ディーネ。あのね、お兄様に料理を作ろうと思ってて。」
すると、ディーネは背が足りないため台に乗っている私をじっと見つめて言った。
『わ、私にはくれないの?』
頬をほんのり赤く染めていうディーネはとても可愛かった。
っていうか、ツンデレのデレが来たね。これは。
いいだろう!作ってやろうではないか!可愛いから。
「もちろん作るよ?リムにもだけどね。作ったら持っていくから、池にいてもいいよ?」
ディーネはしばらく考え込んだが、すぐに顔をあげて言った。
『見てるわ。面白そうだもの。』
面白そうって・・・。
「い、いいけど、邪魔はしたら駄目だよ?」
『分かってるわよ。』
じゃ、やりますか!
作るものはチョコマフィン。疲れてるときは甘いものだよね!
材料は前世のものと全く同じだし、ちょっと楽かな。
まずは、板チョコを湯煎して溶かす。
その次に、薄力粉とベーキングパウダーを合わせて振るって天板下段180℃20分で予熱。
で、卵を卵黄1と卵黄1、卵白2に分けて―・・・。
って、ちょっと待て!なんで板チョコあるの!?なんで薄力粉とかベーキングパウダーとかあんの!?食文化進んでないんじゃ無かったっけ!?・・・もういいや、いちいちツッコんでたら疲れる。
三十分後
「かんせーい!」
五つ作っちゃったよー。
え?なんで省略したかって?そんなのもちろんめんどくさいからに決まってるじゃーん!
え、駄目なの?
過ぎたことだからしょうがなーい。
私はなにも聞いてなーい!
『ねぇ、それ何よ?』
「これ?これはチョコマフィンだよ。」
ディーネはしばらくチョコマフィンを見つめていた。
よし、これを空間収納魔法を使って・・・。
「ちょ、ちょっと待ってください!」
あ、料理長!復活したんだ。
「どうしたの?」
「どうしたのじゃありませんよ!この食べ物は何ですか!?こんなもの見たことがありません!」
あ、そうだった。ファンタジー小説でもこういう展開ってお決まりだったね。めんどくさいんだけど。
「レシピが欲しいの?」
あ、今ギクッてなった。わかりやすっ。
「よ、よろしいのですか?」
「いいよー。書いて渡すねー。」
あらら、固まっちゃったぞ。
どうせ今、もしかしてお嬢様が考えたのか?とか思ったんじゃない?考えたわけではないけど、この世界では初めてかもね!
さてお兄様の部屋にいきますか。
コンコン
「どうぞー。」
ガチャッ
「あれ、アメリア?どうしたの?」
「お兄様に差し入れー!」
チョコマフィンを収納から出すと、お兄様の口からよだれが垂れた。
お兄様・・・。
チョコマフィンは好評でした!ディーネとリムにもあげたんだけど、余ったからフレアとお母様、お父様にもあげたよ!
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