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1975.降臨
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『オリエサン、イエ アナタタチノ メガミニ アイタイ』
モトバが女神教本部の窓口でそう言うと、全裸で座っていた受付嬢は険しい目付きになった。
女神に面会を求める訪問者が後を絶たないせいだ。
ところが2人に見覚えがあったのか、徐々に目が見開かれ、口も窄まっていく。
『しょ、少々お待ちください! じょ、上司に確認して参ります!』
受付嬢は慌てて奥へ行く。
暫くすると奥から受付嬢よりは年配の誰かが顔だけ覗かせた。
その誰かの顔も先の受付嬢と同じようになって直ぐに引っ込んだ。
奥でバタバタした音が断続的に続いた後、一際存在感のある女が顔を出し、また先の受付嬢のような表情をする。
だがこの女についてはモトバや魔法使いも目を瞠る。
『女神様方のご降臨、大変光栄に存じ上げます』
恭しく礼をされた後、2人は招き入れられた。
モトバが女神教本部の窓口でそう言うと、全裸で座っていた受付嬢は険しい目付きになった。
女神に面会を求める訪問者が後を絶たないせいだ。
ところが2人に見覚えがあったのか、徐々に目が見開かれ、口も窄まっていく。
『しょ、少々お待ちください! じょ、上司に確認して参ります!』
受付嬢は慌てて奥へ行く。
暫くすると奥から受付嬢よりは年配の誰かが顔だけ覗かせた。
その誰かの顔も先の受付嬢と同じようになって直ぐに引っ込んだ。
奥でバタバタした音が断続的に続いた後、一際存在感のある女が顔を出し、また先の受付嬢のような表情をする。
だがこの女についてはモトバや魔法使いも目を瞠る。
『女神様方のご降臨、大変光栄に存じ上げます』
恭しく礼をされた後、2人は招き入れられた。
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