魔☆かるちゃ~魔王はこたつで茶をすする~

浜柔

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1946.言葉

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 思考が脱線したオリエだったが、目下の問題は群衆に語る言葉だ。
 これと言った主義主張は持ってない。
 この世界の問題なんてまるで知らない。
 だから語る言葉が無い。
 思考は完全にふりだしである。
 開き直って参考にした演説のように世界平和でも唱えてお茶を濁せればいいのだが、心にもないことを平気で言えるほど図太い神経は持ち合わせていない。
 もっと身近に「隣人と仲良く」でも同じことだ。
 オリエは魔王と出会うまで仲良くして貰った記憶が殆ど無い。
 いきなり襲い掛かられることばかりであった。

「もしかしてあたしの人生って碌でもない?」

 気付いてはいけないことに気付きそうになるオリエである。
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