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1940.鈍って
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オリエは取り敢えずテレビゲームで時間を潰した。
だがずっと動かないままだと身体が鈍って落ち着かない。
『カラダヲ ウゴカセル バショハ アリマセンカ?』
『中庭でしたら可能かと存じます』
信者に案内されて中庭に赴いたオリエだったが、少し動くと周りの建物が壊れそうに見えた。
「周りを壊さないようにって、どうしたら?」
オリエは以前聞いた魔王の身の上話を思い出した。
地上を壊さないためにダンジョンを創ったと言う。
このコピー世界は魔王が創った世界だから世界が壊れる心配は無いが、建物が壊れるのは変わらない。
「ダンジョンだったらこんな心配要らないんだけど……。いっそダンジョンを……」
ダンジョンを創ることが頭を過ぎったオリエ。
直ぐに頭を振った。
「今は創れないし、建物の壁をダンジョンの壁くらい丈夫にする方が簡単だよね」
だがずっと動かないままだと身体が鈍って落ち着かない。
『カラダヲ ウゴカセル バショハ アリマセンカ?』
『中庭でしたら可能かと存じます』
信者に案内されて中庭に赴いたオリエだったが、少し動くと周りの建物が壊れそうに見えた。
「周りを壊さないようにって、どうしたら?」
オリエは以前聞いた魔王の身の上話を思い出した。
地上を壊さないためにダンジョンを創ったと言う。
このコピー世界は魔王が創った世界だから世界が壊れる心配は無いが、建物が壊れるのは変わらない。
「ダンジョンだったらこんな心配要らないんだけど……。いっそダンジョンを……」
ダンジョンを創ることが頭を過ぎったオリエ。
直ぐに頭を振った。
「今は創れないし、建物の壁をダンジョンの壁くらい丈夫にする方が簡単だよね」
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