魔☆かるちゃ~魔王はこたつで茶をすする~

浜柔

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1887.食事前に

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「おい、どこに行こうってんだ?」

 会話が心許ない探索者達はモトバがどこに行こうとしているのか判っていなかった。
 女将も彼らをまるで気にしていない様子だったから尚更だ。

「温泉ですわよ。あなた方もお入りになった方がよろしくてよ」
「お、おう」
「ここは言う通りにしとくか」
「しかし作法だとかってあるんだろ? 俺、そんなの知らないぜ?」
「あら、銭湯に行ったことありません? あそこと同じですわ」

 ベースの町の銭湯のことだ。
 それなら判ると探索者達も答え、皆で温泉に向かった。
 ここでも女将は男湯と女湯に分けて案内しようとするが、モトバは何食わぬ顔で男湯に入った。
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