魔☆かるちゃ~魔王はこたつで茶をすする~

浜柔

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 シェフもまた魔王に相談した。

「コトバノ トッカカリガ ツカメナクテ コマル」
「意味が解らなくても単語を憶えさせれば良いのではないか? 例えば朝に『おはよう』、夜に『おやすみ』を言い続ければ挨拶だと判るだろう。そしてそれが『挨拶』だと言えば『挨拶』と言う単語も憶えられよう」
「……ザガクデ オボエサセヨウト シタノガ マチガイダッタカ」

 但し1日1回の繰り返しではあまりに時間が掛かる。
 そこでシェフはやり方を改め、会話ではなく実際の物品や動作に対応する名詞や動詞の反復練習からさせてみた。
 しかし少し問題もあった。

『白、黒、青、赤、黄色、緑』
『シイーロ、クンロ、アオー、アンカー、キーヒロ、ミチョリ』
「……マア イミガツウジナイ コトモ ナイダロウ。ジュウヨウナノガ シンゴウキダ」
「信号機ねぇ」
『青、黄色、赤』
「ちょっと待て。青って何だ? さっきは確か緑って言ったろ」
「……フカク カンガエルナ」
「おいっ!」
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