魔☆かるちゃ~魔王はこたつで茶をすする~

浜柔

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1864.お相手

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 ヒュー、ヒュー、ヒューと男達がげっそりとした顔で今にも止まりそうな息をする。
 モトバにこってり絞られたためだ。
 これが説教だったならもうちょっと精気を残していたであろう。
 一方、魔法使いは男達を絞りもしたがモトバに絞られもしたのでプラマイゼロの疲労感だけを漂わせている。
 そしてモトバは4人から精気を吸い取ったかのようにご機嫌で肌も艶艶だ。

「久しぶりに堪能しましたわ。やはり情事のお相手は量より質ですわね」

 第3階層で人数は集められても三擦り半で完全に打ち止めになるような男が殆どなので満足するのが難しい。

「皆さんが痩せるまで毎日運動しますわよ」
「「「!!」」」

 男達はダイエットに真剣に取り組み始めた。
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