魔☆かるちゃ~魔王はこたつで茶をすする~

浜柔

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1858.別腹

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「この珍味ってのが美味しいね」

 オリエもコンビニでの買い物を楽しむようになった。
 エーンは稼いでも使うことが殆どないので大人買い余裕だ。
 他の者も似たり寄ったりである。

「……」

 ただ皆のそんな様子にシェフは良い顔をしない。

「メジガ クエナク ナルカラ ヒカエロ」
「大丈夫よ。コンビニのお菓子は別腹だから」
「フトルゾ」

 魔法使いが手を止め、ヒーラーはそっと顔を逸らした。
 オリエは我関せずだった。
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