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1689.不自然
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風呂上がりのヒーラーは身体の線も露わなタンクトップとショートパンツの出で立ちでドキドキと普段より激しく心臓を脈打たせながら居間へと戻った。
「あらあら」
先に上がって居間に居たモトバが愉快そうに笑う。
同じく居間に居たオリエは首を傾げた。
暫くして大きく頷く。
「ああ、セヒイラも見せかけの服を纏ってるんだ」
「えっ!? ど、どどどど……」
ドキドキを通り越して動転したヒーラーは言葉が出ない。
「どどど?」
「『どうして』とおっしゃりたいのでは?」
モトバの解説にヒーラーはコクコク小刻みに頷いた。
「ショートパンツがあたしと同じで不自然だから」
「ええっ!?」
不自然なのはウエスト周りであった。
普通の服ならウエスト部分がベルト状に厚くなっていたり、紐を通して絞るために巾着状になっていたりするものだ。
ところがテクスチャーもどきを貼り付けた見た目は折返しも無い布の端切れが1枚纏わりついているだけなのだった。
「あらあら」
先に上がって居間に居たモトバが愉快そうに笑う。
同じく居間に居たオリエは首を傾げた。
暫くして大きく頷く。
「ああ、セヒイラも見せかけの服を纏ってるんだ」
「えっ!? ど、どどどど……」
ドキドキを通り越して動転したヒーラーは言葉が出ない。
「どどど?」
「『どうして』とおっしゃりたいのでは?」
モトバの解説にヒーラーはコクコク小刻みに頷いた。
「ショートパンツがあたしと同じで不自然だから」
「ええっ!?」
不自然なのはウエスト周りであった。
普通の服ならウエスト部分がベルト状に厚くなっていたり、紐を通して絞るために巾着状になっていたりするものだ。
ところがテクスチャーもどきを貼り付けた見た目は折返しも無い布の端切れが1枚纏わりついているだけなのだった。
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