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1673.条件
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ヒーラーは魔法使いから話を聞いて悔しみが湧き上がった。
わたしも研究に参加していれば!
そう思っても後の祭りだ。
しかし甚だ魅力的な魔法。
いちいち着替えなくても試着ができる。
異世界にはそれを実現する機材があるらしいが、その機材を扱える自信は欠片も無い。
しかし魔法なら覚えられる。
「わ、わたしにも教えてください!」
ヒーラーは前のめりに訴えた。
ここでほくそ笑むのが魔法使いだ。
「いいわよ。だけど条件があるわ」
「どんなことでしょう?」
「向こう一ヶ月間、この魔法以外纏わないのを誓いなさい」
「え? それって?」
「ずっと全裸で生活するってことよ!」
「えええ!?」
ここぞとヒーラーを仲間に引き入れようとする魔法使いである。
「こら」
「あたっ!」
しかしオリエが魔法使いの頭をこつんと叩き、魔法使いは叩かれた所を両手で抑えた。
「意地悪しちゃだめでしょ」
「てへっ」
「何だったらあたしが教えるよ」
「あ、はい。宜しくお願いします」
ヒーラーはオリエの申し出に若干の嫌な予感を覚えながらも教えを乞うた。
わたしも研究に参加していれば!
そう思っても後の祭りだ。
しかし甚だ魅力的な魔法。
いちいち着替えなくても試着ができる。
異世界にはそれを実現する機材があるらしいが、その機材を扱える自信は欠片も無い。
しかし魔法なら覚えられる。
「わ、わたしにも教えてください!」
ヒーラーは前のめりに訴えた。
ここでほくそ笑むのが魔法使いだ。
「いいわよ。だけど条件があるわ」
「どんなことでしょう?」
「向こう一ヶ月間、この魔法以外纏わないのを誓いなさい」
「え? それって?」
「ずっと全裸で生活するってことよ!」
「えええ!?」
ここぞとヒーラーを仲間に引き入れようとする魔法使いである。
「こら」
「あたっ!」
しかしオリエが魔法使いの頭をこつんと叩き、魔法使いは叩かれた所を両手で抑えた。
「意地悪しちゃだめでしょ」
「てへっ」
「何だったらあたしが教えるよ」
「あ、はい。宜しくお願いします」
ヒーラーはオリエの申し出に若干の嫌な予感を覚えながらも教えを乞うた。
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