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1596.疑心暗鬼
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「この国の士官がですか!?」
新たに設けた拠点に帰った先遣隊隊長が部下に向けて報告すると、部下の中から驚きの声が上がった。
「もしや我々の内偵をするために?」
謂わば逃亡中の身であるから何に付け疑心暗鬼になりがちだ。
「理由は不明だが今後は拠点の移動も視野に入れて行動する。ベースの町へ行くのは必要最小限に留めるように」
「そこまで気にする必要があるでしょうか? 我々を捕らえたのはこの国の軍ではなく冒険者ですよ?」
「確かにそうだが、その意味ではこれまでの我々の行動は迂闊だったかも知れない。あの時の冒険者に見付かればどうなることか」
「〃「……」〃」
隊長の言葉に一同沈黙した。
謂わば逃亡中の身であるから何に付け疑心暗鬼になるのである。
新たに設けた拠点に帰った先遣隊隊長が部下に向けて報告すると、部下の中から驚きの声が上がった。
「もしや我々の内偵をするために?」
謂わば逃亡中の身であるから何に付け疑心暗鬼になりがちだ。
「理由は不明だが今後は拠点の移動も視野に入れて行動する。ベースの町へ行くのは必要最小限に留めるように」
「そこまで気にする必要があるでしょうか? 我々を捕らえたのはこの国の軍ではなく冒険者ですよ?」
「確かにそうだが、その意味ではこれまでの我々の行動は迂闊だったかも知れない。あの時の冒険者に見付かればどうなることか」
「〃「……」〃」
隊長の言葉に一同沈黙した。
謂わば逃亡中の身であるから何に付け疑心暗鬼になるのである。
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