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1577.毛布
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寝る時間。
雑用係の女がベッドに横になって女退役士官を手招きするが、女退役士官はもじもじと躊躇った。
「どうしたんだい?」
「も、毛布も無いのか?」
「毛布? あーっ!」
『化粧箱(呪い付き)』を使っていると毛布も時折呪いの対象になってしまうのだ。
そうして毛布が消えて以降、女はいつもベッドにごろ寝だった。
「あいにくとあたしは呪いのせいで毛布を使えないから今持ってないんだ。悪いけどあたしの横でごろ寝しておくれ。毛布が無くても大丈夫だと思うけど、もし寒いようだったらあたしが抱き締めてあげるよ」
「な、なんて理不尽な呪いだ……」
女退役士官はタオルを巻き付けただけの恰好でベッドに横たわった。
雑用係の女がベッドに横になって女退役士官を手招きするが、女退役士官はもじもじと躊躇った。
「どうしたんだい?」
「も、毛布も無いのか?」
「毛布? あーっ!」
『化粧箱(呪い付き)』を使っていると毛布も時折呪いの対象になってしまうのだ。
そうして毛布が消えて以降、女はいつもベッドにごろ寝だった。
「あいにくとあたしは呪いのせいで毛布を使えないから今持ってないんだ。悪いけどあたしの横でごろ寝しておくれ。毛布が無くても大丈夫だと思うけど、もし寒いようだったらあたしが抱き締めてあげるよ」
「な、なんて理不尽な呪いだ……」
女退役士官はタオルを巻き付けただけの恰好でベッドに横たわった。
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