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1392.赤飯

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 夕食の食卓。

「ん? セヒイラはどうした?」
「今忙しいみたいだから後になるわね」

 剣士達は首を傾げるが、魔王も状況を覗いて知っているので問い質したりはせずにシェフに配膳を促す。
 以心伝心状況を伝え、魔王は尋ねた。

「こんな時、異世界では赤飯を炊くのだったか?」
「違うゾ」

 シェフは魔王に呆れた目を向けたっぽい雰囲気を出した。
 骸骨なので雰囲気しか判らない。

「赤飯は祝い事がある時に炊くものダ」
「十分祝い事だと思うけど」

 魔法使いが口を挟んだ。

「……人によってはそうかも知れないナ」

 シェフは特に反論はしなかった。
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