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1172.フィルムコミック
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コストカットを如何に行うかがヒーラーの課題となった。
だが原因は判り切っていた。ダンジョン第3階層から地上に運ぶ輸送費が高く付いている。
階層内であれば荷車も使えるが、階段はもう人力で上げるしかなくて人件費に多くを取られてしまう。
「地上で印刷させる他あるまい」
魔王は言った。
だがヒーラーは口をへの字に曲げる。
「地上では写真の印刷ができません」
「何も製版まで地上でやらせなくとも良かろう。製版した版を渡して印刷させれば良い」
「しかしカラー印刷をさせれば却って高く付きます」
「安く売ろうとするのであろう? モノクロで良かろう」
ヒーラーは納得とばかりにポンと手を叩いた。
だが原因は判り切っていた。ダンジョン第3階層から地上に運ぶ輸送費が高く付いている。
階層内であれば荷車も使えるが、階段はもう人力で上げるしかなくて人件費に多くを取られてしまう。
「地上で印刷させる他あるまい」
魔王は言った。
だがヒーラーは口をへの字に曲げる。
「地上では写真の印刷ができません」
「何も製版まで地上でやらせなくとも良かろう。製版した版を渡して印刷させれば良い」
「しかしカラー印刷をさせれば却って高く付きます」
「安く売ろうとするのであろう? モノクロで良かろう」
ヒーラーは納得とばかりにポンと手を叩いた。
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