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1134.変態

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 ヒーラーは宿を取って女を運び込み、女が目を覚ますのを待った。

「ここは……」

 目を覚ました女が起き上がって周囲を見回した。
 直ぐにヒーラーと目が合った

「あなたは自分が何をしていたか解っているのですか!?」

 ヒーラーは撃おこぷんぷんである。

「何の身を守る手段も持たずにぜ……全裸で出歩くなど! 危険な目に遭わせてくれと言ってるようなものではありませんか! 現にもう少しで死ぬところだったのですよ!」

 ヒーラーは「全裸」と言おうとしてちょっと照れた。

「えっと……その……」
「だいたい本気で嫌だったのではないのですか? 嫌なら襲われないようにしっかり服を着なさい!」
「た、確かに嫌なんですけど……、後でその時の事を思い出したら身体が熱くなって……」

 言葉の通りに思い出して興奮してしまったのだろう。女はヒーラーの目の前で自らの慰め始めた。

「変態だ!」
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