632 / 1,408
975.出演依頼
しおりを挟む
剣士とモトバは娼婦達の申し入れを受け入れた。女優が増えるのは悪い話しではない。
だが『化粧箱(呪い付き)』を手にするには10万エーンが必要で、とてもではないが娼婦達には手が届かない。
「貸し付けができれば良いのですわ。幸いわたくしにはエーンに余裕がありますから、彼女達に貸し付けることが可能です」
「踏み倒されたらどうするんだ?」
「心配ありませんわ。彼女達には動画に出演する以外にローンを支払うことはできません。その動画の報酬から天引きしたら良いのですわ。それにローンを支払えなかった場合の呪いがどうなるかも見てみたいですし……」
「こ、こええ……」
剣士はモトバの見せる暗黒微笑にたじろいだ。
「まあそれならいいんじゃないか? しかしどうやって貸し付ける?」
「冒険者ギルドに動画出演依頼を出して、『化粧箱(呪い付き)』を現物で渡すのはどうでしょう?」
10万エーンを渡したなら気の迷いで持ち逃げする娼婦が居るかも知れない。
持ち逃げまでしなくても使い込んで『化粧箱(呪い付き)』が買えなくなることもあるだろう。
モトバは娼婦を全く信用していなかった。
「なるほどな。魔王に相談だな」
「ええ」
依頼を出せるようにはなっていたが、現物は勿論、前金機能も導入されていなかった。
だから魔王は承諾して機能を追加した。
だが『化粧箱(呪い付き)』を手にするには10万エーンが必要で、とてもではないが娼婦達には手が届かない。
「貸し付けができれば良いのですわ。幸いわたくしにはエーンに余裕がありますから、彼女達に貸し付けることが可能です」
「踏み倒されたらどうするんだ?」
「心配ありませんわ。彼女達には動画に出演する以外にローンを支払うことはできません。その動画の報酬から天引きしたら良いのですわ。それにローンを支払えなかった場合の呪いがどうなるかも見てみたいですし……」
「こ、こええ……」
剣士はモトバの見せる暗黒微笑にたじろいだ。
「まあそれならいいんじゃないか? しかしどうやって貸し付ける?」
「冒険者ギルドに動画出演依頼を出して、『化粧箱(呪い付き)』を現物で渡すのはどうでしょう?」
10万エーンを渡したなら気の迷いで持ち逃げする娼婦が居るかも知れない。
持ち逃げまでしなくても使い込んで『化粧箱(呪い付き)』が買えなくなることもあるだろう。
モトバは娼婦を全く信用していなかった。
「なるほどな。魔王に相談だな」
「ええ」
依頼を出せるようにはなっていたが、現物は勿論、前金機能も導入されていなかった。
だから魔王は承諾して機能を追加した。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
40
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる