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873.安直
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「名前、名前か……」
ダンジョン庁長官は悩む。
「ゴーレム、ゴーレムの名前……、レム……。そうだ! レムだ! お前の名前はレムだ!」
長官は自信満々でゴーレムに告げた。
胡乱な目をするのが秘書だ。
「ゴーレムの名前がレムって安直すぎませんか?」
「判っとらんな、貴様は。レムと言う名前、ゴーレムと関係無しに聞いたらどう思う」
「それは普通の名前でしょう。知り合いにも居ますし」
「その知り合いは安直なのか?」
「いえ、それとこれとは話が別でしょう」
「同じ名前なのにか?」
「……あー、はいはい。私が悪うございました」
久方ぶりに秘書をやり込めて満足そうに笑う長官であった。
ダンジョン庁長官は悩む。
「ゴーレム、ゴーレムの名前……、レム……。そうだ! レムだ! お前の名前はレムだ!」
長官は自信満々でゴーレムに告げた。
胡乱な目をするのが秘書だ。
「ゴーレムの名前がレムって安直すぎませんか?」
「判っとらんな、貴様は。レムと言う名前、ゴーレムと関係無しに聞いたらどう思う」
「それは普通の名前でしょう。知り合いにも居ますし」
「その知り合いは安直なのか?」
「いえ、それとこれとは話が別でしょう」
「同じ名前なのにか?」
「……あー、はいはい。私が悪うございました」
久方ぶりに秘書をやり込めて満足そうに笑う長官であった。
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