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812.待てぬなら
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ヒーラーは言い訳がましかった。
「でもほら、やっぱり、簡単じゃないと続かないじゃないですかぁ」
魔王が提示したのは簡単な部類だが、人には習慣にできるものとできないものがある。そして習慣にできないものには苦痛を感じるものだ。
「これ以上簡単となれば、『化粧箱』しかなかろう」
「それは目指しているのですけど、ダンジョンポイントが溜まるまでの何年かが問題なのです」
「待てぬなら呪い付きを使えば良かろう」
ヒーラーは嫌そうに顔を顰めた。
「他人に肌を晒す趣味はありません!」
そしてまた真剣な面持ちになる。
「思ったのですけど、ダンジョンポイントの前借りってできませんか?」
「それをしているのがローン、分割払いだ。無論全く代償無しでそんな便宜を与える訳には行かぬ」
「ふにゅ……」
ヒーラーは口をむにゅむにゅと動かした。
「でもほら、やっぱり、簡単じゃないと続かないじゃないですかぁ」
魔王が提示したのは簡単な部類だが、人には習慣にできるものとできないものがある。そして習慣にできないものには苦痛を感じるものだ。
「これ以上簡単となれば、『化粧箱』しかなかろう」
「それは目指しているのですけど、ダンジョンポイントが溜まるまでの何年かが問題なのです」
「待てぬなら呪い付きを使えば良かろう」
ヒーラーは嫌そうに顔を顰めた。
「他人に肌を晒す趣味はありません!」
そしてまた真剣な面持ちになる。
「思ったのですけど、ダンジョンポイントの前借りってできませんか?」
「それをしているのがローン、分割払いだ。無論全く代償無しでそんな便宜を与える訳には行かぬ」
「ふにゅ……」
ヒーラーは口をむにゅむにゅと動かした。
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