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647.対価
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「ならばお前が別の呪いを考えてみろ」
「呪いを付けない選択肢は無いの?」
「ローンの対価が何も無いのは不自然だろう?」
「利子を付けるとか」
「300年掛かりの支払に利子を付けたところで意味はあるまい?」
「むぅ……。じゃあ、体力や魔力を減らすとか」
「それで支払が滞る結果になったらなんとする? 尤も、『化粧箱』を使えばそれらが底上げされて意味を成さぬがな」
「むぅ……。じゃあ、恋人が出来なくするとか」
「恋人が出来た端から殺して回るのか?」
「そうじゃなくって!」
「ならばどうやって実現する?」
「……わかんない……」
オリエは降参した。
「呪いを付けない選択肢は無いの?」
「ローンの対価が何も無いのは不自然だろう?」
「利子を付けるとか」
「300年掛かりの支払に利子を付けたところで意味はあるまい?」
「むぅ……。じゃあ、体力や魔力を減らすとか」
「それで支払が滞る結果になったらなんとする? 尤も、『化粧箱』を使えばそれらが底上げされて意味を成さぬがな」
「むぅ……。じゃあ、恋人が出来なくするとか」
「恋人が出来た端から殺して回るのか?」
「そうじゃなくって!」
「ならばどうやって実現する?」
「……わかんない……」
オリエは降参した。
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