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631.重い
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オリエはハーメを連れて居間へとやって来た。モトバと引き合わせておこうと思ったのだ。
「! モトバさ、ん?」
ハーメは思いも寄らぬ人物に瞠目した。
ところがモトバの方は怪訝そうにするばかり。ハーメはモトバの新しい姿を目にしているが逆はそうではないのだ。
「どこかでお会いしまして?」
「わたくし、ハーメです」
「! ハーメさん!?」
ハーメは頷いた。
「あなたも『化粧箱(呪い付き)』を?」
ハーメは頷いた。
「それでわたくしより先にここにいらしたと?」
モトバが少し面白くなさそうにすると、ハーメは視線を沈ませた。
「はい。オリエさんに連れて来ていただきました」
ハーメが事情を話すと、モトバは先を越された訳ではないと判って表情を緩めた。
「それはお辛かったですわね」
ハーメは頷いた。
魔王は内心で独りごちる。
この重い空気どうにかしてくれ。
「! モトバさ、ん?」
ハーメは思いも寄らぬ人物に瞠目した。
ところがモトバの方は怪訝そうにするばかり。ハーメはモトバの新しい姿を目にしているが逆はそうではないのだ。
「どこかでお会いしまして?」
「わたくし、ハーメです」
「! ハーメさん!?」
ハーメは頷いた。
「あなたも『化粧箱(呪い付き)』を?」
ハーメは頷いた。
「それでわたくしより先にここにいらしたと?」
モトバが少し面白くなさそうにすると、ハーメは視線を沈ませた。
「はい。オリエさんに連れて来ていただきました」
ハーメが事情を話すと、モトバは先を越された訳ではないと判って表情を緩めた。
「それはお辛かったですわね」
ハーメは頷いた。
魔王は内心で独りごちる。
この重い空気どうにかしてくれ。
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