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600.諦めない
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「化粧箱」や「化粧箱(呪い付き)」を諦めきれない女は狩りを始めた。
「危ないから止めておくれ。君は今でも美しいよ」
夫にそう言われても額面通りに受け取らない。
「そんな筈がないでしょ! もうこんなに皺くちゃなのよ!」
女は自分の頬を揉みしだきながら叫んだ。
もう色々上がりつつある50代後半である。
年寄りの冷や水と揶揄されても諦めない。最早執念だ。
ニワトリやネギではまだるっこい。換金率の高い魔物を求めて地下へと進む。
不思議なことに、女の身体は戦えば戦うほど軽く切れのある動きをするようになった。
「危ないから止めておくれ。君は今でも美しいよ」
夫にそう言われても額面通りに受け取らない。
「そんな筈がないでしょ! もうこんなに皺くちゃなのよ!」
女は自分の頬を揉みしだきながら叫んだ。
もう色々上がりつつある50代後半である。
年寄りの冷や水と揶揄されても諦めない。最早執念だ。
ニワトリやネギではまだるっこい。換金率の高い魔物を求めて地下へと進む。
不思議なことに、女の身体は戦えば戦うほど軽く切れのある動きをするようになった。
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