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442.ネコ耳
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「宿屋を建てよう」
魔王が唐突に言うと、オリエの着ぐるみのネコ耳がピクッと反応した。
魔王はそれに一瞬目を奪われた。
いつの間にそんな技を……。
着ぐるみ自体にそんな機能は無い。全てオリエの仕業だ。しかし当のオリエのすっとぼけた様子では自覚が無さそうだ。
「在ると便利だよね。あたしも欲しかったなぁ」
普通にダンジョンに挑んでいた時に欲しかったとオリエは言う。
「お前達がここに来なければ造ろうとは思わなかった。先人は後から見れば割を食っていたりするものだ」
「そっかー」
オリエの緩い答えに魔王は肩を転かした。フォローしたつもりが、そんな必要はどこにも無かった。
魔王が唐突に言うと、オリエの着ぐるみのネコ耳がピクッと反応した。
魔王はそれに一瞬目を奪われた。
いつの間にそんな技を……。
着ぐるみ自体にそんな機能は無い。全てオリエの仕業だ。しかし当のオリエのすっとぼけた様子では自覚が無さそうだ。
「在ると便利だよね。あたしも欲しかったなぁ」
普通にダンジョンに挑んでいた時に欲しかったとオリエは言う。
「お前達がここに来なければ造ろうとは思わなかった。先人は後から見れば割を食っていたりするものだ」
「そっかー」
オリエの緩い答えに魔王は肩を転かした。フォローしたつもりが、そんな必要はどこにも無かった。
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