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26 お呼ばれ
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土砂崩れの様子を見に行くのは明日と決めたルキアスは、今日この後は濡れたテントの乾かしに専念することにした。
「それじゃあと言うか、あそこら辺にテントを立てても大丈夫ですか?」
「テント? ああ、隅の方なら大丈夫な筈だぞ」
「ありがとうございます」
大丈夫そうと判断し、ルキアスはテントを広げ始めた。地面の水溜まりになっていただろう部分はまだ乾いてないが、そこを避ければどうにか乾いている。
その広げてる最中、先の中年男の一人が近寄って来た。
「ところで兄ちゃんはどこに行こうってしてるんだ?」
「ベクロテです」
「あー、ダンジョンかー。そっか、大変だな。そっか、そっか……」
中年男はそれだけでまた仲間三人の許に戻って行く。ルキアスには困惑しか残らない。
(何だったんだ……)
ルキアスはテントを骨組みだけ組み立て、敷物を被せて『加熱』も交えてひたすら乾かす。このお陰で日が暮れる前に敷物は乾いた。その敷物を敷き、テントを普通に組み立てる。これで上手くしたら朝までにテント布も乾く筈だ。
そしてそろそろ夕食の仕度と考える。
(今夜も小麦粉を水に溶いただけのパンケーキかな?)
そう考えている最中、先の中年男がまた近寄って来た。
「兄ちゃん、こっちに来て一緒に飯を食わないか?」
「え、と……、その……」
(一緒にと言われても、ぼくだけ小麦粉だけのパンケーキを食べても侘しくなるだけだ)
ルキアスは二の足を踏んだ。しかしその躊躇いを中年男は見て取り、気まずそうに頬を掻く。
「あー、俺達の晩飯に招待しようってことだ。遠慮せず食ってくれ」
そして言葉を変えて重ねて誘った。
これで遠慮するのもルキアスとしては気まずい。だが、応じても断っても気まずければ、応じた方がルキアスの気まずさだけで済むと言うものだ。
「ありがとうございます。お邪魔します」
「おう、そう来なくっちゃな」
ルキアスは中年男の後に続いた。
「連れて来たぜ」
「よく来た。まあ座れ」
座って待っていた中年男が笑顔で手招きし、ルキアスを歓迎する。しかしその一方、中年男の中に一人混じった青年男が仏頂面でそっぽを向いている。
(歓迎されてない感じだよね……)
「いいんでしょうか……?」
ルキアスの口から思わずと言った風情で零れたのはそんな言葉だ。それも青年男を見たままで。
これではルキアスが青年男を挑発したようにも思われかねないが、中年男の一人が「くはっ」と声を出して苦笑した。
「ほら、お前が眉間に皺寄せてるから、この兄ちゃんが気後れしてるじゃないか」
「兄ちゃんも心配すんな。こんな面してるがな、兄ちゃんを夕飯に誘おうって言い出したのはこいつなんだぜ」
「そうなんです……?」
「こいつは兄ちゃんみたいな子供がダンジョンに行くのが腹立たしいらしくてな。それでこんな面してるんだ」
「腹立ててる訳じゃない! 気に入らないだけだ!」
「しっかり腹立ててるじゃないか」
青年男は面白くなさそうにするが、中年男達は声を上げて笑う。
「まあ、だから気にする必要なんて無いぞ。出先だから大した料理は出せないがな」
「ありがとうございます」
ルキアスは座り、「ほれ、これも食え」と勧められるままに料理を食べる。パン、干し肉だっただろう肉を始めとした具沢山で香辛料も利いたスープ、ソーセージ、チーズなど。
中年男は大したことないように言うが、今のルキアスには夢のまた夢のような料理であった。
(だけどどうして?)
ルキアスにはこの中年男達が奢ってくれる理由が判らない。そのせいか……。
「ベクロテに行くって言うと、何故かみんな親切にしてくれるんですよね……」
……と、半ば無意識に疑問を口から零した。
運び屋さんの場合は話す前ではあったものの、ルキアスを見るだけでそうと察したからだった。林檎屋台の店主もそうだった。そしてこの中年男達もそうだ。
「んー、それはなぁ……」
ルキアスの声は小さかったが、男達は静かに耳を傾けていたために全てを聞いた。その上で腕を組んで唸った。どこか言いにくそうにする。
その様子がルキアスとしては落ち着かない。そのため、ルキアスの方から水を向けた。
「『天職無し』の墓場って話と関係します?」
「あー、兄ちゃんはそれをどこまで知ってる?」
「一年で半分が死ぬとは聞きました」
「はっ。そこまで知ってるなら言っちまえばいいじゃないか!」
食事の間ずっと黙っていた青年男が怒鳴るような声を上げた。終始カリカリしっぱなしで居る。
「お、おい!」
「隠すようなものでもないだろ?」
「まあ、そうだけどよ……」
青年男を止めようとした中年男が考え込んだ。その隙にではないだろうが青年男が一つ舌打ちしてから言う。
「袖擦れ合うも多生の縁ってのは聞いたこともあるだろう? 明日にも死ぬ年下を見送れば何かしら引っ掛かりを覚えるんだよ。だがこうして一食奢って、一食分だけ長生きさせられると考えれば気が咎めずに済むからな」
「おい、言い方……」
他の中年男が青年男を咎めるように言った。
「そうだったんですね……」
ダンジョンに行くと言うだけで他人に心痛を与えていたとは、これまでのルキアスが知る由もない。
だが今知った。
(これからはなるべく出さないように……、は難しいな)
道を尋ねるならベクロテが一番判りやすいのだ。最終的には行き着くからと奇妙な道を教えられれば困るが、そうした意地の悪いことをする者は多くない。
だがそれはそれとして、気に掛けて貰ったことがルキアスとしては有り難かった。
(改めて気に掛けてくれたお礼を言うべきかな?
ぼくが死ぬと決めて掛かっている部分は引っ掛かるけど、このお兄さんは多分きっととても優しい人だ)
「ありがとうございます。お兄さんのような優しい人に出会えてぼくは幸運です」
「ば! 馬鹿! 何言ってんだ!」
青年男は顔を赤らめてそっぽを向いた。
(うん、やっぱりいい人だ)
その一方でその様子を見ていた中年男達が爆笑する。
「あっはっは! 照れてやがる!」
「兄ちゃん、ありがとうよ。こいつを褒めてくれてこっちからも礼を言うぜ。こいつは結構他人に気を使うのに、いつもこんな風に棘棘してるから同年代に嫌われがちでな。しょうがないから俺達で面倒見てやってるんだ」
「他人に気を使いすぎた挙げ句にテンパってイキり立つまでがお約束だ」
「テンパらなけりゃもう少しはマシになるんだろうにな」
中年男達が爆笑しつつ口々に言う。
青年男は顔を真っ赤にして口をあうあうと動かすばかりで、声を出そうとしても出せずに居た。
「それじゃあと言うか、あそこら辺にテントを立てても大丈夫ですか?」
「テント? ああ、隅の方なら大丈夫な筈だぞ」
「ありがとうございます」
大丈夫そうと判断し、ルキアスはテントを広げ始めた。地面の水溜まりになっていただろう部分はまだ乾いてないが、そこを避ければどうにか乾いている。
その広げてる最中、先の中年男の一人が近寄って来た。
「ところで兄ちゃんはどこに行こうってしてるんだ?」
「ベクロテです」
「あー、ダンジョンかー。そっか、大変だな。そっか、そっか……」
中年男はそれだけでまた仲間三人の許に戻って行く。ルキアスには困惑しか残らない。
(何だったんだ……)
ルキアスはテントを骨組みだけ組み立て、敷物を被せて『加熱』も交えてひたすら乾かす。このお陰で日が暮れる前に敷物は乾いた。その敷物を敷き、テントを普通に組み立てる。これで上手くしたら朝までにテント布も乾く筈だ。
そしてそろそろ夕食の仕度と考える。
(今夜も小麦粉を水に溶いただけのパンケーキかな?)
そう考えている最中、先の中年男がまた近寄って来た。
「兄ちゃん、こっちに来て一緒に飯を食わないか?」
「え、と……、その……」
(一緒にと言われても、ぼくだけ小麦粉だけのパンケーキを食べても侘しくなるだけだ)
ルキアスは二の足を踏んだ。しかしその躊躇いを中年男は見て取り、気まずそうに頬を掻く。
「あー、俺達の晩飯に招待しようってことだ。遠慮せず食ってくれ」
そして言葉を変えて重ねて誘った。
これで遠慮するのもルキアスとしては気まずい。だが、応じても断っても気まずければ、応じた方がルキアスの気まずさだけで済むと言うものだ。
「ありがとうございます。お邪魔します」
「おう、そう来なくっちゃな」
ルキアスは中年男の後に続いた。
「連れて来たぜ」
「よく来た。まあ座れ」
座って待っていた中年男が笑顔で手招きし、ルキアスを歓迎する。しかしその一方、中年男の中に一人混じった青年男が仏頂面でそっぽを向いている。
(歓迎されてない感じだよね……)
「いいんでしょうか……?」
ルキアスの口から思わずと言った風情で零れたのはそんな言葉だ。それも青年男を見たままで。
これではルキアスが青年男を挑発したようにも思われかねないが、中年男の一人が「くはっ」と声を出して苦笑した。
「ほら、お前が眉間に皺寄せてるから、この兄ちゃんが気後れしてるじゃないか」
「兄ちゃんも心配すんな。こんな面してるがな、兄ちゃんを夕飯に誘おうって言い出したのはこいつなんだぜ」
「そうなんです……?」
「こいつは兄ちゃんみたいな子供がダンジョンに行くのが腹立たしいらしくてな。それでこんな面してるんだ」
「腹立ててる訳じゃない! 気に入らないだけだ!」
「しっかり腹立ててるじゃないか」
青年男は面白くなさそうにするが、中年男達は声を上げて笑う。
「まあ、だから気にする必要なんて無いぞ。出先だから大した料理は出せないがな」
「ありがとうございます」
ルキアスは座り、「ほれ、これも食え」と勧められるままに料理を食べる。パン、干し肉だっただろう肉を始めとした具沢山で香辛料も利いたスープ、ソーセージ、チーズなど。
中年男は大したことないように言うが、今のルキアスには夢のまた夢のような料理であった。
(だけどどうして?)
ルキアスにはこの中年男達が奢ってくれる理由が判らない。そのせいか……。
「ベクロテに行くって言うと、何故かみんな親切にしてくれるんですよね……」
……と、半ば無意識に疑問を口から零した。
運び屋さんの場合は話す前ではあったものの、ルキアスを見るだけでそうと察したからだった。林檎屋台の店主もそうだった。そしてこの中年男達もそうだ。
「んー、それはなぁ……」
ルキアスの声は小さかったが、男達は静かに耳を傾けていたために全てを聞いた。その上で腕を組んで唸った。どこか言いにくそうにする。
その様子がルキアスとしては落ち着かない。そのため、ルキアスの方から水を向けた。
「『天職無し』の墓場って話と関係します?」
「あー、兄ちゃんはそれをどこまで知ってる?」
「一年で半分が死ぬとは聞きました」
「はっ。そこまで知ってるなら言っちまえばいいじゃないか!」
食事の間ずっと黙っていた青年男が怒鳴るような声を上げた。終始カリカリしっぱなしで居る。
「お、おい!」
「隠すようなものでもないだろ?」
「まあ、そうだけどよ……」
青年男を止めようとした中年男が考え込んだ。その隙にではないだろうが青年男が一つ舌打ちしてから言う。
「袖擦れ合うも多生の縁ってのは聞いたこともあるだろう? 明日にも死ぬ年下を見送れば何かしら引っ掛かりを覚えるんだよ。だがこうして一食奢って、一食分だけ長生きさせられると考えれば気が咎めずに済むからな」
「おい、言い方……」
他の中年男が青年男を咎めるように言った。
「そうだったんですね……」
ダンジョンに行くと言うだけで他人に心痛を与えていたとは、これまでのルキアスが知る由もない。
だが今知った。
(これからはなるべく出さないように……、は難しいな)
道を尋ねるならベクロテが一番判りやすいのだ。最終的には行き着くからと奇妙な道を教えられれば困るが、そうした意地の悪いことをする者は多くない。
だがそれはそれとして、気に掛けて貰ったことがルキアスとしては有り難かった。
(改めて気に掛けてくれたお礼を言うべきかな?
ぼくが死ぬと決めて掛かっている部分は引っ掛かるけど、このお兄さんは多分きっととても優しい人だ)
「ありがとうございます。お兄さんのような優しい人に出会えてぼくは幸運です」
「ば! 馬鹿! 何言ってんだ!」
青年男は顔を赤らめてそっぽを向いた。
(うん、やっぱりいい人だ)
その一方でその様子を見ていた中年男達が爆笑する。
「あっはっは! 照れてやがる!」
「兄ちゃん、ありがとうよ。こいつを褒めてくれてこっちからも礼を言うぜ。こいつは結構他人に気を使うのに、いつもこんな風に棘棘してるから同年代に嫌われがちでな。しょうがないから俺達で面倒見てやってるんだ」
「他人に気を使いすぎた挙げ句にテンパってイキり立つまでがお約束だ」
「テンパらなけりゃもう少しはマシになるんだろうにな」
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