51 / 115
第四章 魔王を求めて北へ
第四十九話
しおりを挟む
チクチクチクチク、チクチクチクチク。針の音。
「ちょっと。聞いてますの?」
チクチクチクチク、チクチクチクチク。止まない針の音。
「エミリーさん!?」
「あっ! 大きな声を出すから最後の所を失敗しちまったじゃねぇか」
一旦針から糸を抜いて三針分ほど解き、再度針に糸を通して縫い直す。そして糸を止めて余った糸を切る。
「出来た! くぅ、会心の出来だぜ」
ふりふりのフリルを縫い付けた膝丈のフレアスカートの裾を広げて悦に入るエミリーである。年齢的にはフリルと言う歳ではなくなっているが、背が低めで目がくりくりっと大きい童顔のせいで、着れば意外と似合うのだ。
「もう、フリルなんてどうでもいいじゃありませんか」
「いつも服を着てない誰かさんと違って、あたしにはどうでも良くなくなんてないんだよ」
「失礼な。着ているじゃありませんか」
胸元に指先を当てつつ主張したリリナは、暫し胸元を見詰めた後に良いことを思い付いたばかりにぽふんと手を叩く。
「あたくしの服をフリルで作ったら素敵じゃありませんこと?」
「あ゛?」
エミリーは嫌そうにしながら振り返った。そしてリリナを撫でるように見ながら想像を巡らせる。今の布切れの代わりにフリルがまとわり付く姿をだ。どう考えても全裸より破廉恥。今でもそうなのではあるが、更に破廉恥に違いない。
「だあぁぁっ! もう、フリルは止めだ!」
両手を振り上げて立ち上がる。そして振り上げた手を下ろして腰に当てる。
「町長だろ!? 行くさ。行ってやるさ」
取り敢えず話は纏まった。
翌日。三人は町役場を訪れた。
「は、破廉恥な! ここをどこだと思っているのですか!?」
受付嬢はリリナとオリエを見るなり叫びを上げた。叫んだ後に慌てて両手で口を塞ぐが、もう遅い。左右を窺えば、見事に注目の的になっている。四方に小さく頭を下げながら冷や汗を流す。
「な? そう思うだろ? もっと言ってやってくれよ」
受付嬢の心情を慮る様子も無く、エミリーが受付のカウンターに身を乗り出してそんなことを言った。受付嬢は押し止めるような手振りをしつつ、顔を背ける。
「そ、それは……」
言ってやりたいのは山々だ。「この変態が!」と。しかしそれでは受付失格だからと自重して、必死に笑顔を作る。かなり引き攣ってはいるが。
「そ、それでご用件は?」
「町長に面会しに来たのですわん」
リリナが進み出た。たゆんと揺れるおっぱいに受付嬢の笑顔が更に引き攣る。
「お、お名前は?」
「エミリーにオリエ。あたくしがリリナですわ」
エミリーからオリエ、そして自分を手で示しつつリリナは答えた。
「しょ、少々お待ちください。確認して参ります」
笑顔を引き攣らせたまま、受付嬢は奥へ行く。
それから暫し。
「お待たせしました。こちらへどうぞ」
受付嬢は引き攣ったまま表情が固まったかのような様子で三人を応接室へと案内する。
そこに入ると、既に町長が待っていた。一見では禿散らかしたオヤジだ。その町長がリリナとオリエを見るなり目を瞬かせる。続けて鼻の下を伸ばした。
「そこのおっぱい二人、わしの妾にならんか? 不自由無い暮らしを約束するぞ」
「何言ってんだ? この禿」
「帰りましょう。とんだ無駄足でしたわ」
踵を返す三人。これには町長が慌てる。
「ま、待て! 今のは口が滑っただけだ! 用件は別に有る!」
足を止め、目を眇めて振り返る三人。滑ったからと言う言葉かと。
「ま、まあこっちに座ってくれ」
町長が焦り気味に言うが、三人は首を横に振る。
「ここで結構ですわ」
「うむ。何をされるか判ったものではなさそうだからな」
「う……」
胸を押さえて唸る町長。身から出た錆である。
「それでご用件は?」
「国が魔王討伐隊を募集していて、各町にも候補者の推薦を求められている」
これを聞き、「やっぱりそのことか」とげんなりする三人だ。
「君達にも加わって欲しいのだが、どうかな?」
「断る」
「お断りですわ」
「拒否仕る」
即答だ。
「そうか」
町長は頷いた。
「それでは候補から外そう。話は以上だ」
「え?」
「これだけですの?」
「てっきりごり押ししてくるものと思っていたのだが……」
町長は一瞬だけ目を点にした後、「あっはっは」と豪快に笑い飛ばす。
「そんな、できもしないことはやらんよ」
三人はこの町でもピカイチの稼ぎを誇り、魔法結晶の質に関しては他の追随を全く許さない。最も戦闘力に長けているのだと、少し目端が利けば判ることだ。
そんな相手に何かを強要しようとするなら、更なる戦闘力の持ち主を連れて来るか、卑怯な手を使わなければならない。前者は現実的ではなく、後者は恨みを買うし、他の魔物猟師の離反も招く。魔物猟師有ってのこの町なのだから、肝心の彼らに離反されては元も子もない。町の存続さえ危うくなる。
それに、経済的にも稼ぎの良い魔物猟師にはこの町で長く魔物を狩って欲しいものなのだ。
「少し見直しましたわ」
「伊達に禿げてねぇな」
「禿は関係ないわい!」
「しかしそれだと、逃げ回って悪いことをしたな」
「そうですわね……。お詫びにおっぱいでも揉ませて差し上げるべきかしら……」
リリナが頬に手を当てて首を傾げた。
「そ、それなら!」
町長がここぞとばかりに勢い込んでリリナの前に這い蹲る。
「リリナ様、わしの頭を踏んでくだされ」
「はいっ!?」
突拍子の無さにリリナの声が上擦った。「様」の部分にも違和感が。
押しが足りないと見たのか、町長が床に額を擦り付けるようにする。
「どうか、この通り」
リリナの背中にぞぞっと怖気が走る。しかしエミリーは他人事だ。
「迷惑を掛けちまったんだ。減るもんじゃなし。踏んでやればいいじゃねぇか」
「そ、そうですわね……」
エミリーの言うところはリリナも思うところでもある。怖気は残るものの、我慢して望み通りにしてやることにした。
靴のままはあんまりだと考え、靴を脱いだ裸足を町長の頭に乗せる。それだけで町長が「ほわっ」と奇声を上げた。
ぞぞぞぞっと怖気が走る。思わず足を引っ込めそうになるのを押し止め、リリナは足をぐりぐりとねじ込むように動かす。
「ひょおおおお!」
町長の奇声が轟いた。
三人はどん引きである。
「ちょっと。聞いてますの?」
チクチクチクチク、チクチクチクチク。止まない針の音。
「エミリーさん!?」
「あっ! 大きな声を出すから最後の所を失敗しちまったじゃねぇか」
一旦針から糸を抜いて三針分ほど解き、再度針に糸を通して縫い直す。そして糸を止めて余った糸を切る。
「出来た! くぅ、会心の出来だぜ」
ふりふりのフリルを縫い付けた膝丈のフレアスカートの裾を広げて悦に入るエミリーである。年齢的にはフリルと言う歳ではなくなっているが、背が低めで目がくりくりっと大きい童顔のせいで、着れば意外と似合うのだ。
「もう、フリルなんてどうでもいいじゃありませんか」
「いつも服を着てない誰かさんと違って、あたしにはどうでも良くなくなんてないんだよ」
「失礼な。着ているじゃありませんか」
胸元に指先を当てつつ主張したリリナは、暫し胸元を見詰めた後に良いことを思い付いたばかりにぽふんと手を叩く。
「あたくしの服をフリルで作ったら素敵じゃありませんこと?」
「あ゛?」
エミリーは嫌そうにしながら振り返った。そしてリリナを撫でるように見ながら想像を巡らせる。今の布切れの代わりにフリルがまとわり付く姿をだ。どう考えても全裸より破廉恥。今でもそうなのではあるが、更に破廉恥に違いない。
「だあぁぁっ! もう、フリルは止めだ!」
両手を振り上げて立ち上がる。そして振り上げた手を下ろして腰に当てる。
「町長だろ!? 行くさ。行ってやるさ」
取り敢えず話は纏まった。
翌日。三人は町役場を訪れた。
「は、破廉恥な! ここをどこだと思っているのですか!?」
受付嬢はリリナとオリエを見るなり叫びを上げた。叫んだ後に慌てて両手で口を塞ぐが、もう遅い。左右を窺えば、見事に注目の的になっている。四方に小さく頭を下げながら冷や汗を流す。
「な? そう思うだろ? もっと言ってやってくれよ」
受付嬢の心情を慮る様子も無く、エミリーが受付のカウンターに身を乗り出してそんなことを言った。受付嬢は押し止めるような手振りをしつつ、顔を背ける。
「そ、それは……」
言ってやりたいのは山々だ。「この変態が!」と。しかしそれでは受付失格だからと自重して、必死に笑顔を作る。かなり引き攣ってはいるが。
「そ、それでご用件は?」
「町長に面会しに来たのですわん」
リリナが進み出た。たゆんと揺れるおっぱいに受付嬢の笑顔が更に引き攣る。
「お、お名前は?」
「エミリーにオリエ。あたくしがリリナですわ」
エミリーからオリエ、そして自分を手で示しつつリリナは答えた。
「しょ、少々お待ちください。確認して参ります」
笑顔を引き攣らせたまま、受付嬢は奥へ行く。
それから暫し。
「お待たせしました。こちらへどうぞ」
受付嬢は引き攣ったまま表情が固まったかのような様子で三人を応接室へと案内する。
そこに入ると、既に町長が待っていた。一見では禿散らかしたオヤジだ。その町長がリリナとオリエを見るなり目を瞬かせる。続けて鼻の下を伸ばした。
「そこのおっぱい二人、わしの妾にならんか? 不自由無い暮らしを約束するぞ」
「何言ってんだ? この禿」
「帰りましょう。とんだ無駄足でしたわ」
踵を返す三人。これには町長が慌てる。
「ま、待て! 今のは口が滑っただけだ! 用件は別に有る!」
足を止め、目を眇めて振り返る三人。滑ったからと言う言葉かと。
「ま、まあこっちに座ってくれ」
町長が焦り気味に言うが、三人は首を横に振る。
「ここで結構ですわ」
「うむ。何をされるか判ったものではなさそうだからな」
「う……」
胸を押さえて唸る町長。身から出た錆である。
「それでご用件は?」
「国が魔王討伐隊を募集していて、各町にも候補者の推薦を求められている」
これを聞き、「やっぱりそのことか」とげんなりする三人だ。
「君達にも加わって欲しいのだが、どうかな?」
「断る」
「お断りですわ」
「拒否仕る」
即答だ。
「そうか」
町長は頷いた。
「それでは候補から外そう。話は以上だ」
「え?」
「これだけですの?」
「てっきりごり押ししてくるものと思っていたのだが……」
町長は一瞬だけ目を点にした後、「あっはっは」と豪快に笑い飛ばす。
「そんな、できもしないことはやらんよ」
三人はこの町でもピカイチの稼ぎを誇り、魔法結晶の質に関しては他の追随を全く許さない。最も戦闘力に長けているのだと、少し目端が利けば判ることだ。
そんな相手に何かを強要しようとするなら、更なる戦闘力の持ち主を連れて来るか、卑怯な手を使わなければならない。前者は現実的ではなく、後者は恨みを買うし、他の魔物猟師の離反も招く。魔物猟師有ってのこの町なのだから、肝心の彼らに離反されては元も子もない。町の存続さえ危うくなる。
それに、経済的にも稼ぎの良い魔物猟師にはこの町で長く魔物を狩って欲しいものなのだ。
「少し見直しましたわ」
「伊達に禿げてねぇな」
「禿は関係ないわい!」
「しかしそれだと、逃げ回って悪いことをしたな」
「そうですわね……。お詫びにおっぱいでも揉ませて差し上げるべきかしら……」
リリナが頬に手を当てて首を傾げた。
「そ、それなら!」
町長がここぞとばかりに勢い込んでリリナの前に這い蹲る。
「リリナ様、わしの頭を踏んでくだされ」
「はいっ!?」
突拍子の無さにリリナの声が上擦った。「様」の部分にも違和感が。
押しが足りないと見たのか、町長が床に額を擦り付けるようにする。
「どうか、この通り」
リリナの背中にぞぞっと怖気が走る。しかしエミリーは他人事だ。
「迷惑を掛けちまったんだ。減るもんじゃなし。踏んでやればいいじゃねぇか」
「そ、そうですわね……」
エミリーの言うところはリリナも思うところでもある。怖気は残るものの、我慢して望み通りにしてやることにした。
靴のままはあんまりだと考え、靴を脱いだ裸足を町長の頭に乗せる。それだけで町長が「ほわっ」と奇声を上げた。
ぞぞぞぞっと怖気が走る。思わず足を引っ込めそうになるのを押し止め、リリナは足をぐりぐりとねじ込むように動かす。
「ひょおおおお!」
町長の奇声が轟いた。
三人はどん引きである。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
慟哭の螺旋(「悪役令嬢の慟哭」加筆修正版)
浜柔
ファンタジー
前世で遊んだ乙女ゲームと瓜二つの世界に転生していたエカテリーナ・ハイデルフトが前世の記憶を取り戻した時にはもう遅かった。
運命のまま彼女は命を落とす。
だが、それが終わりではない。彼女は怨霊と化した。
僕のおつかい
麻竹
ファンタジー
魔女が世界を統べる世界。
東の大地ウェストブレイ。赤の魔女のお膝元であるこの森に、足早に森を抜けようとする一人の少年の姿があった。
少年の名はマクレーンといって黒い髪に黒い瞳、腰まである髪を後ろで一つに束ねた少年は、真っ赤なマントのフードを目深に被り、明るいこの森を早く抜けようと必死だった。
彼は、母親から頼まれた『おつかい』を無事にやり遂げるべく、今まさに旅に出たばかりであった。
そして、その旅の途中で森で倒れていた人を助けたのだが・・・・・・。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※一話約1000文字前後に修正しました。
他サイト様にも投稿しています。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
魔法道具はじめました
浜柔
ファンタジー
趣味で描いていた魔法陣によって間川累造は異世界へと転移した。
不思議なことに、使えない筈の魔法陣がその世界では使える。
そこで出会ったのは年上の女性、ルゼ。
ルゼが営む雑貨店で暮らす事になった累造は、魔法陣によって雑貨店の傾いた経営を立て直す。
※タイトルをオリジナルに戻しました。旧題は以下です。
「紋章魔法の始祖~魔法道具は彼方からの伝言~」
「魔法陣は世界をこえて」
とべない天狗とひなの旅
ちはやれいめい
歴史・時代
人間嫌いで悪行の限りを尽してきた天狗、フェノエレーゼ。
主君サルタヒコの怒りを買い、翼を封じられ人里に落とされてしまう。
「心から人間に寄り添い助けろ。これ以上悪さをすると天狗に戻れなくなるぞ」
とべなくなったフェノエレーゼの事情を知って、人里の童女ヒナが、旅についてきた。
人間嫌いの偏屈天狗と、天真爛漫な幼女。
翼を取り戻すため善行を積む旅、はじまりはじまり。
絵・文 ちはやれいめい
https://mypage.syosetu.com/487329/
フェノエレーゼデザイン トトさん
https://mypage.syosetu.com/432625/
本当の仲間ではないと勇者パーティから追放されたので、銀髪ケモミミ美少女と異世界でスローライフします。
なつめ猫
ファンタジー
田中一馬は、40歳のIT会社の社員として働いていた。
しかし、異世界ガルドランドに魔王を倒す勇者として召喚されてしまい容姿が17歳まで若返ってしまう。
探しにきた兵士に連れられ王城で、同郷の人間とパーティを組むことになる。
だが【勇者】の称号を持っていなかった一馬は、お荷物扱いにされてしまう。
――ただアイテムボックスのスキルを持っていた事もあり勇者パーティの荷物持ちでパーティに参加することになるが……。
Sランク冒険者となった事で、田中一馬は仲間に殺されかける。
Sランク冒険者に与えられるアイテムボックスの袋。
それを手に入れるまで田中一馬は利用されていたのだった。
失意の内に意識を失った一馬の脳裏に
――チュートリアルが完了しました。
と、いうシステムメッセージが流れる。
それは、田中一馬が40歳まで独身のまま人生の半分を注ぎこんで鍛え上げたアルドガルド・オンラインの最強セーブデータを手に入れた瞬間であった!
僕の兄上マジチート ~いや、お前のが凄いよ~
SHIN
ファンタジー
それは、ある少年の物語。
ある日、前世の記憶を取り戻した少年が大切な人と再会したり周りのチートぷりに感嘆したりするけど、実は少年の方が凄かった話し。
『僕の兄上はチート過ぎて人なのに魔王です。』
『そういうお前は、愛され過ぎてチートだよな。』
そんな感じ。
『悪役令嬢はもらい受けます』の彼らが織り成すファンタジー作品です。良かったら見ていってね。
隔週日曜日に更新予定。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる