42 / 115
第三章 魔王に敗北した勇者
第四十一話
しおりを挟む
シーリスは目先の心許なさから開放された。忘れる時にはあっさり忘れても、気になる時はとことん気になることが世の中には有るものだ。靴も履いて準備万端整えたら、侍女の案内で用意された部屋へと向かう。ロイエンとルセアも付き添っている。
部屋は宮殿の離れに在る。母屋には泊めたくないが、丁重に扱わなければならない客を泊める部屋だ。母屋に泊めるような客でも、客の希望があるなら使われないこともない。周囲の警備も客が宿泊中なら通常よりも厳重になる。それが果たして宿泊客が何者かに狙われるのを警戒しているのか、宿泊客を警戒しているのかは定かでない。
内部には多くの寝室を備えるものの、特別の事情が無い限りは一組の客だけで使う。他国の王族ともなれば多くの従者を引き連れているので、その従者の泊まる部屋も必要と言う訳だ。
調度品こそ最小限に抑えられている。その一方で内装は随所に彫刻が施されるなどして極めて華やか。シーリスが通されたのはその中でも最も立派な部屋だ。侍女が五人も控えていた。シーリスにとっての二年前にはラインク王国の王都で同様の離れに泊まったが、その時は最も狭い部屋だった。当然、侍女も付いていない。扱いが雲泥の差だ。ただ、困ったことに、シーリスは部屋が立派過ぎても落ち着かない。侍女に世話をされるのもまた然りだ。
『わっしには絢爛に過ぐ也。些かばかり狭き部屋を所望す也』
『今後、こんな部屋に泊まる機会が有るとは限らない。経験しておくのもいいだろう』
ロイエンがそんな風に答え、何となく尤もだと思ってしまったシーリスは、結局その部屋に泊まることになった。
『詳しい話は明日から聞かせて貰う。今日のところはゆっくり休むといい』
『承知』
『私はこれで失礼する。そこの彼女を置いて行くから今日この後は通訳はそっちに頼んでくれ。ではまた明日だ』
ロイエンはさっさと踵を返す。何を思ったか、ルセアがそれに続く。
「なぜ付いて来る?」
ロイエンは足を止めてルセアに尋ねた。
「私もお役御免かと……」
「ルセアと言ったか?」
「はい」
「あんたが通訳してやらなくて誰がする?」
「それはロイエン様が……」
「俺に若いご婦人と同衾しろとでも言うのか?」
「ま、まままま、まさかそんなことは申しません!」
「それはそうだろう。だが、あまりに遅くまでここに居たとしたら、人の目にはどう映る?」
「そ、それは……」
ルセアは口籠もった。碌でもない噂になるのが関の山なのだ。
「で、でも! 配属先に顔を出さなければクビになってしまいます!」
「ん、ああ……」
ロイエンは少しだけ考え込む。そしてルセアを手招きし、ひそひそ話を始める。
「そのことだが、あんたはここを辞めた方がいいだろう」
「ええ! どうしてですか!?」
「声が大きい」
ロイエンは口に人差し指を当てながらシッとルセアを咎める。
「あんたは第三皇子殿下達に無礼討ちされそうになったんだろう? 殿下達は遠からず釈放される。まあ、探し出してまでどうこうするほどの執念深さは無いらしいが、たまたま行き合ったらどうだろうな?」
「ええー」
ルセアは思いっきり嫌な顔をした。
「そんなに危険ならずっと閉じ込めておいてくれればいいのに」
「それは無理だ。結果的に誰かが傷付けられた訳じゃない。重い罪には問えんさ」
「傷付いていたら問えるんですか?」
「そうだな。あんたが殺されでもしていたら、一生幽閉されることになったかも知れんな」
「ええー。死んじゃってたら私には手遅れじゃないですか」
「ああ、手遅れだな」
「それに、皇子殿下でも罪に問われるんですか? 私はてっきり好き放題なのかと……」
「ん? ああ。それは危害を加えられそうだったから反撃したことにするとか、人を雇ってやらせるとか……」
「それって、好き放題じゃないですか……」
「……そうとも言うな」
「もし今度のことで私が危ないのでしたら、ロイエン様も危なくないですか?」
「ん?」
ロイエンは暫し首を捻る。よくよく考えれば、拘束されたままの第三皇子を助けようともしなかったのを恨まれても仕方のない状況だ。連行されて行く時に何かその関係を叫んでいたような憶えも有る。
「危ないかも知れないな……」
「駄目じゃないですか」
「ああ、駄目だな」
ロイエンは「どうしてこうなった」と、暗澹たる気分になった。
『何を申し合いたるや? わっしに関わりたりや?』
シーリスがここで過ごすには頼らざるを得ない二人が何やらひそひそと話し込んでいるのだから気にもなりもする。
『そうだな……、関わると言えば関わるし、関わらないと言えば関わらない』
ロイエンは漠然とした前置きをしてから、今し方の話の内容を掻い摘んでシーリスに説明した。
聞き終わったシーリスは暫し考える。二人が出奔するようなことになれば、代わりの通訳が宛がわれるだろうし、自分だけなら問題の騎士に襲われても簡単に撃退できる。だからここで暮らすことはできるだろう。だけどもそれで良いのかだ。それを知るには自分がどうしてここに居るのかから知らなければならない。
『問う。わっしは何故に呼ばれたるや?』
『勇者召喚の儀で呼び出されたのだから、名目上は勇者として魔王を討伐して貰うためと言うことになるな』
魔王の実在は確認されていないから名目上なのだ。誤魔化してもしょうがないので誤魔化さない。
ただ、名目であってもシーリスには特別な意味を持っている。
『魔王……』
シーリスは暫し瞑目する。運命とは何と残酷なのかと。一度目はしくじった。その時は自身が勇者なのではなく、勇者に付き従っていただけだ。しかし全ての責任をその勇者に押し付ける訳には行かない。二度目の今度は自身が勇者だと言う。一度目のしくじりを運命が取り戻させようとしているのだろうか。しかしそれは零れたミルクを掬い上げるようなもの。元の形に戻ることはあり得ない。それでも、そう、それでもだ。掬い上げなければこの先を生きて行くのが難しいように思えるのだ。
『なれば、わっしは魔王を捜しに行きたり』
『は?』
『二人には手助け願いたる也』
言葉が通じなければにっちもさっちも行かないためだ。
これにはロイエンも暫し言葉を失くした。
「ロイエン様、どんなお話をされているのですか?」
ルセアはどこか深刻な様子に、話の内容が気になったのだ。しかしこれが切っ掛けでロイエンが言葉を取り戻す。
「どうやら、私とあんたはこっちの彼女と旅に出るようだぞ?」
「はい?」
ロイエンに言われた内容に、ルセアは盛大に首を傾げた。
部屋は宮殿の離れに在る。母屋には泊めたくないが、丁重に扱わなければならない客を泊める部屋だ。母屋に泊めるような客でも、客の希望があるなら使われないこともない。周囲の警備も客が宿泊中なら通常よりも厳重になる。それが果たして宿泊客が何者かに狙われるのを警戒しているのか、宿泊客を警戒しているのかは定かでない。
内部には多くの寝室を備えるものの、特別の事情が無い限りは一組の客だけで使う。他国の王族ともなれば多くの従者を引き連れているので、その従者の泊まる部屋も必要と言う訳だ。
調度品こそ最小限に抑えられている。その一方で内装は随所に彫刻が施されるなどして極めて華やか。シーリスが通されたのはその中でも最も立派な部屋だ。侍女が五人も控えていた。シーリスにとっての二年前にはラインク王国の王都で同様の離れに泊まったが、その時は最も狭い部屋だった。当然、侍女も付いていない。扱いが雲泥の差だ。ただ、困ったことに、シーリスは部屋が立派過ぎても落ち着かない。侍女に世話をされるのもまた然りだ。
『わっしには絢爛に過ぐ也。些かばかり狭き部屋を所望す也』
『今後、こんな部屋に泊まる機会が有るとは限らない。経験しておくのもいいだろう』
ロイエンがそんな風に答え、何となく尤もだと思ってしまったシーリスは、結局その部屋に泊まることになった。
『詳しい話は明日から聞かせて貰う。今日のところはゆっくり休むといい』
『承知』
『私はこれで失礼する。そこの彼女を置いて行くから今日この後は通訳はそっちに頼んでくれ。ではまた明日だ』
ロイエンはさっさと踵を返す。何を思ったか、ルセアがそれに続く。
「なぜ付いて来る?」
ロイエンは足を止めてルセアに尋ねた。
「私もお役御免かと……」
「ルセアと言ったか?」
「はい」
「あんたが通訳してやらなくて誰がする?」
「それはロイエン様が……」
「俺に若いご婦人と同衾しろとでも言うのか?」
「ま、まままま、まさかそんなことは申しません!」
「それはそうだろう。だが、あまりに遅くまでここに居たとしたら、人の目にはどう映る?」
「そ、それは……」
ルセアは口籠もった。碌でもない噂になるのが関の山なのだ。
「で、でも! 配属先に顔を出さなければクビになってしまいます!」
「ん、ああ……」
ロイエンは少しだけ考え込む。そしてルセアを手招きし、ひそひそ話を始める。
「そのことだが、あんたはここを辞めた方がいいだろう」
「ええ! どうしてですか!?」
「声が大きい」
ロイエンは口に人差し指を当てながらシッとルセアを咎める。
「あんたは第三皇子殿下達に無礼討ちされそうになったんだろう? 殿下達は遠からず釈放される。まあ、探し出してまでどうこうするほどの執念深さは無いらしいが、たまたま行き合ったらどうだろうな?」
「ええー」
ルセアは思いっきり嫌な顔をした。
「そんなに危険ならずっと閉じ込めておいてくれればいいのに」
「それは無理だ。結果的に誰かが傷付けられた訳じゃない。重い罪には問えんさ」
「傷付いていたら問えるんですか?」
「そうだな。あんたが殺されでもしていたら、一生幽閉されることになったかも知れんな」
「ええー。死んじゃってたら私には手遅れじゃないですか」
「ああ、手遅れだな」
「それに、皇子殿下でも罪に問われるんですか? 私はてっきり好き放題なのかと……」
「ん? ああ。それは危害を加えられそうだったから反撃したことにするとか、人を雇ってやらせるとか……」
「それって、好き放題じゃないですか……」
「……そうとも言うな」
「もし今度のことで私が危ないのでしたら、ロイエン様も危なくないですか?」
「ん?」
ロイエンは暫し首を捻る。よくよく考えれば、拘束されたままの第三皇子を助けようともしなかったのを恨まれても仕方のない状況だ。連行されて行く時に何かその関係を叫んでいたような憶えも有る。
「危ないかも知れないな……」
「駄目じゃないですか」
「ああ、駄目だな」
ロイエンは「どうしてこうなった」と、暗澹たる気分になった。
『何を申し合いたるや? わっしに関わりたりや?』
シーリスがここで過ごすには頼らざるを得ない二人が何やらひそひそと話し込んでいるのだから気にもなりもする。
『そうだな……、関わると言えば関わるし、関わらないと言えば関わらない』
ロイエンは漠然とした前置きをしてから、今し方の話の内容を掻い摘んでシーリスに説明した。
聞き終わったシーリスは暫し考える。二人が出奔するようなことになれば、代わりの通訳が宛がわれるだろうし、自分だけなら問題の騎士に襲われても簡単に撃退できる。だからここで暮らすことはできるだろう。だけどもそれで良いのかだ。それを知るには自分がどうしてここに居るのかから知らなければならない。
『問う。わっしは何故に呼ばれたるや?』
『勇者召喚の儀で呼び出されたのだから、名目上は勇者として魔王を討伐して貰うためと言うことになるな』
魔王の実在は確認されていないから名目上なのだ。誤魔化してもしょうがないので誤魔化さない。
ただ、名目であってもシーリスには特別な意味を持っている。
『魔王……』
シーリスは暫し瞑目する。運命とは何と残酷なのかと。一度目はしくじった。その時は自身が勇者なのではなく、勇者に付き従っていただけだ。しかし全ての責任をその勇者に押し付ける訳には行かない。二度目の今度は自身が勇者だと言う。一度目のしくじりを運命が取り戻させようとしているのだろうか。しかしそれは零れたミルクを掬い上げるようなもの。元の形に戻ることはあり得ない。それでも、そう、それでもだ。掬い上げなければこの先を生きて行くのが難しいように思えるのだ。
『なれば、わっしは魔王を捜しに行きたり』
『は?』
『二人には手助け願いたる也』
言葉が通じなければにっちもさっちも行かないためだ。
これにはロイエンも暫し言葉を失くした。
「ロイエン様、どんなお話をされているのですか?」
ルセアはどこか深刻な様子に、話の内容が気になったのだ。しかしこれが切っ掛けでロイエンが言葉を取り戻す。
「どうやら、私とあんたはこっちの彼女と旅に出るようだぞ?」
「はい?」
ロイエンに言われた内容に、ルセアは盛大に首を傾げた。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
慟哭の螺旋(「悪役令嬢の慟哭」加筆修正版)
浜柔
ファンタジー
前世で遊んだ乙女ゲームと瓜二つの世界に転生していたエカテリーナ・ハイデルフトが前世の記憶を取り戻した時にはもう遅かった。
運命のまま彼女は命を落とす。
だが、それが終わりではない。彼女は怨霊と化した。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
魔法道具はじめました
浜柔
ファンタジー
趣味で描いていた魔法陣によって間川累造は異世界へと転移した。
不思議なことに、使えない筈の魔法陣がその世界では使える。
そこで出会ったのは年上の女性、ルゼ。
ルゼが営む雑貨店で暮らす事になった累造は、魔法陣によって雑貨店の傾いた経営を立て直す。
※タイトルをオリジナルに戻しました。旧題は以下です。
「紋章魔法の始祖~魔法道具は彼方からの伝言~」
「魔法陣は世界をこえて」
とべない天狗とひなの旅
ちはやれいめい
歴史・時代
人間嫌いで悪行の限りを尽してきた天狗、フェノエレーゼ。
主君サルタヒコの怒りを買い、翼を封じられ人里に落とされてしまう。
「心から人間に寄り添い助けろ。これ以上悪さをすると天狗に戻れなくなるぞ」
とべなくなったフェノエレーゼの事情を知って、人里の童女ヒナが、旅についてきた。
人間嫌いの偏屈天狗と、天真爛漫な幼女。
翼を取り戻すため善行を積む旅、はじまりはじまり。
絵・文 ちはやれいめい
https://mypage.syosetu.com/487329/
フェノエレーゼデザイン トトさん
https://mypage.syosetu.com/432625/
本当の仲間ではないと勇者パーティから追放されたので、銀髪ケモミミ美少女と異世界でスローライフします。
なつめ猫
ファンタジー
田中一馬は、40歳のIT会社の社員として働いていた。
しかし、異世界ガルドランドに魔王を倒す勇者として召喚されてしまい容姿が17歳まで若返ってしまう。
探しにきた兵士に連れられ王城で、同郷の人間とパーティを組むことになる。
だが【勇者】の称号を持っていなかった一馬は、お荷物扱いにされてしまう。
――ただアイテムボックスのスキルを持っていた事もあり勇者パーティの荷物持ちでパーティに参加することになるが……。
Sランク冒険者となった事で、田中一馬は仲間に殺されかける。
Sランク冒険者に与えられるアイテムボックスの袋。
それを手に入れるまで田中一馬は利用されていたのだった。
失意の内に意識を失った一馬の脳裏に
――チュートリアルが完了しました。
と、いうシステムメッセージが流れる。
それは、田中一馬が40歳まで独身のまま人生の半分を注ぎこんで鍛え上げたアルドガルド・オンラインの最強セーブデータを手に入れた瞬間であった!
僕の兄上マジチート ~いや、お前のが凄いよ~
SHIN
ファンタジー
それは、ある少年の物語。
ある日、前世の記憶を取り戻した少年が大切な人と再会したり周りのチートぷりに感嘆したりするけど、実は少年の方が凄かった話し。
『僕の兄上はチート過ぎて人なのに魔王です。』
『そういうお前は、愛され過ぎてチートだよな。』
そんな感じ。
『悪役令嬢はもらい受けます』の彼らが織り成すファンタジー作品です。良かったら見ていってね。
隔週日曜日に更新予定。
【前編完結】50のおっさん 精霊の使い魔になったけど 死んで自分の子供に生まれ変わる!?
眼鏡の似合う女性の眼鏡が好きなんです
ファンタジー
リストラされ、再就職先を見つけた帰りに、迷子の子供たちを見つけたので声をかけた。
これが全ての始まりだった。
声をかけた子供たち。実は、覚醒する前の精霊の王と女王。
なぜか真名を教えられ、知らない内に精霊王と精霊女王の加護を受けてしまう。
加護を受けたせいで、精霊の使い魔《エレメンタルファミリア》と為った50のおっさんこと芳乃《よしの》。
平凡な表の人間社会から、国から最重要危険人物に認定されてしまう。
果たして、芳乃の運命は如何に?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる