失声の歌

涼雅

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明日

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伝えたいことが、あまりにも多すぎた

互いに、互いのことを知らなさ過ぎた

でもそれでよかったんだと今なら言える

彼からの好きだという想いに、何も返せなかった

でもそれは、俺がずっとずっと前に伝えてしまった想いだった

それは今でも変わらない

『好きだ』の3文字はスケッチブックには挟まれていなかった

それの行方は、嫌でもわかる

必ず、明日も行こう

明日で3日目。

もう別れはすぐそばだ。

…孤独だということは、誰が決めるのだろうか

無粋な疑問は振り払え

2冊のスケッチブックを抱きしめた

幸福はあっという間に過ぎ去ろうとしている
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